しゅうさん3のブログ一覧

　長い間お世話になった販売会社が廃業して，顧客のデータは新しい販売会社へ移されました。そして，新しい販売会社での初めての点検です。

　駐車場へ止めると，すぐに受付嬢が出てきてくれ，サービスの人もみんな挨拶してくれるのがVWの良さだなぁと感激しながら店に入ると，

「検温と消毒をお願いします」

　はぁ?　未だにそんなことを・・・。マスクの着用は求められませんでした。

　この機械は「体温が正常です」とか大声でしゃべるのですが，お客の中には「体温が高温です」との声が店内に響き渡っている客もいました。なにかのイジメか。

　さて，やってきたサービスアドバイザーは，驚きのヒトコトを・・・

「お客様のデータは，前の会社から引き継いでおります。お客様は，T-Crossのほかには，ニュービートルをお持ちですね」

　いや，T-Crossもニュービートルも所有したことはないよ。だいたい今日はT－Rocの点検できているのに・・・。所有している車名を言ったら満足してたけど，それで大丈夫なのかなぁ。

　1年点検なのですが，状態を何も聞かず，また何を整備するのかも聞かずに

「それでは整備に入ります」

というのでびっくり。

「ちょっと待って，今日，特に見てほしいところは・・・・。それとオイルとポーレンフィルターを交換してください」
「オイルとポーレンフィルターの交換は有料になりますが，それでもよろしいですか」
　おいおい，交換しないつもりだったのかよ。
「それでは見積書を作りますね」
　最初から作れよ。点検だって有料だろ。
「なお代金は現金では受け取れません。すべてキャッシュレス払いのみです。それでよろしいですか」
　そんなの今聞かれても困る人もいるだろ。予約の時に言ってよ。なんで現金を受け取らないんだ???

　まあ，努めて笑顔で応対。

　整備が終わって，請求書を見て，またびっくり。ポーレンフィルター7000円っていつのまにこんなに高くなった???　
「キャンペーンの時に交換した方がお得ですね」

　オイル交換は2.4万円。

　そして，キャッシュレス決済の理由が分かりました。

　請求金額3万1424円が一切の値引きがなくそそのままだったからです。

　なるほど「端数を切りますね」などの値引きをしなくていいからキャッシュレス化か。考えたな。

　もっとも前の販売会社でも最初の1年半は，1円も値引きしてくれませんでした。でもそれからは，整備費用もふつうに値引きしてくれたのですか，また値引き0円からの再スタートになったようです。

　この会社は，従業員がたびたび変わり，慢性的なスタッフ不足で困っているのですが，それはブラックだからだそうです。毎日夜遅くまでサービス残業だそうです。組合もないそうです。

　そんな会社は応援したくないとも思うなぁ・・・。

■イマイチ点の追加

　写真が投影される「どでかベンツマーク」です。スーパーの駐車場では，ものすごく恥ずかしいです。ただマークだけの投影ではなく，ちゃんとまわりを明るくしています。

　あと空力がいまいちな理由をまた一つ発見しました。

　前後ドアの間の隙間がゴルフのようにゴムで埋まっていないのです。ここはエーモンの「静音計画」で対処しましょう。これはコストカットかなぁ???

　ドアミラーにも空力対策をしてほしかったところ。

■良いところ

・最高のディーゼルエンジン

　まったくディーゼルを感じさせないエンジンです。走行中はまったくディーゼルのガラガラ音がしません。始動はISGの効果もあって，ものすごくスムーズで静か。
　とにかくトルクがあるので，重い車重をものともせず加速します。ただほぼ同じトルクがゴルフRにはありますから，ゴルフR恐るべし・・・。
　始動がスムーズなので，アイドルストップを効かせても良いのでしょうが，アイドリング時が静かなので，アイドルストップはオフにしています。アイドルストップのオンオフボタンがエンジン始動ボタンと一体化しているので，エンジン始動，アイドルストップオフとスムーズに操作できます。メニューの深いところにあるゴルフとは違うなぁ。

・基本はFR

　四駆ですが，前後が4：6で固定のようですので，感覚は出来の良いFRです。ステアリングの反応もFRっぽい。なんかすごく懐かしいです。あれ，FRに乗っていたのは初心者マークの頃だけかも・・・。
　こいつには後輪操舵はついていませんが，最小回転半径は5.5メートルで，予想以上に良く回ります。後輪操舵がついているとなんと5.1です。
　ステアリングは軽いです。モード設定でスポーツにしていますが，それでも軽いなぁ。まあスポーツモデルではないですからね。

・ボディ

　ベンツすべてに言えますが，ボディの骨格が実にがっちりしています。ただサンルーフのないベンツにも乗ってみたいなぁ。なんで日本に来るのは「サンルーフ」と「皮シート」が自動でセットされているんだ!!!
　SUVとは違って車高が低いので，SUVのようなロールを感じることはありません。快適快適。ただ，やはりサンルーフが重心を上げているような気がします・・・。
　鼻が長いのですが，視界は意外と良いです。シートの高さを一番下げて乗っていますが，別に困りません。
　ただ最低地上高150ミリですから，105しかなかったA35のような地を這うような感覚はありません。
　感心するのは，タイヤハウスのタイヤとボディの間の隙間の少なさ。まるでスポーツカーです。これは空力に有利。タイヤは45扁平なので，ちょっとエアボリュームが多めかな。

・インフォメントシステム

　ゴルフ8になってからインフォメントシステムは最悪になりました。とにかく運転前にいろいろと事実ではない警告をされたり，確認を求められるのはうんざりでした。しかし，メルセデスは，エンジンをかければ，すぐにスタートできます。唯一確認されるのは「インデビジュアルモードにしますか」だけ。ただ，この問いかけを無視しても，物理ボタン一発でモードを変えられますので，無視して構いません。
　メーターパネルはとても大きく，そこに映し出されるメーターもとても大きく見やすいです。まさに老人仕様だ。
　HUDもゴルフのものは，シートを下げるとHUDを見るためには，HUDを高く調整しても全体が映らないという代物でしたが。メルセデスでは，シートを一番下に下げても，ちゃんと視界の邪魔にならない位置に調整できます。
　ナビもゴルフとは違って，ちゃんとSAやICを表示してくれます。それになんといってもMBUXが優秀で，会話でナビを操作できます。VWでは，全く使い物になりません。
　スマホのアプリもVWとは違ってちゃんと動作します。駐車場でアプリで「アンロック」すれば，瞬時にロックが解除されます。VWだと数分間かかります。
　ナビ画面が大きく，メニューボタンで全メニューが表示されるのもいいです。とにかく機能を探して深く潜る必要が無いのがいいです。

・走行性能
　日常，高速でも何も困りません。加速の最初にはモーターが加わります。ただレッドゾーンが4400ですから，加速の伸びには頭打ちがあります。やはり無敵なのはゴルフRですな。
　9ATですから，変速ショックも皆無。ステアリングコラムから伸びている，シフトスイッチもとても使いやすい。
　バタフライシフトがついていますが，ATのためか，ほぼ役に立ちません。
　直進性能はAMGシリーズよりは，ずっとよいです。暴れませんので。
　乗り心地もAMGのような忍耐を必要とはされませんが，特に良いとも言えず，まあふつうです。
　出力計を表示させていると，よくエンジンの出力がゼロになるのがわかります。ハイブリッド車なのです。長距離では驚異的燃費を出しそうです。
　こいつのACCは，カーブを認識して自動で減速するタイプです。またステアリングがセンサー感知になっているので，ステアリングを動かさなくても触っているだけで「操作してください」と怒られることはなくなりました。
　ブレーキは，どちらかといえばカックンブレーキです。しかし，絶大なる信頼性があります。GLA45のブレーキは全然効かなくて最悪だったなぁ。
　メルセデスのオートホールドは，ブレーキを踏み直さないと作動しません。これは右折待ちの時や一時停止などでオートホールドにならずに便利です。そして，慣れてしまうと，意識しなくても踏み直してオートホールドにすることができるようになります。

・シートなど
　運転席側はタイトに作られています。ステアリング調整も電動で，レクサスのように，車外へ出るときはハンドルが引っ込みます。乗り込むとハンドルが設定した位置に戻ります。ベンツの皮シートは硬いのでボクは好きではないです。まあAMGのスポーツシートの硬さよりはましですが。
　VWのなんと言っても素晴らしいのは，右足用フットレストがあることです。Aクラスに乗っていると右足が吊りそうになります。しかし，Cクラスだとアクセルがオルガン式になるため，ACC運転中も右足が辛くありません。オルガンペダルの根元に置いておけばいいのです。根元だとトルクが必要ですから，足を置いておいてもアクセルは反応しません。

・室内
　Aクラスよりも落ち着いています。イルミネーションもAクラスと比較すると地味です。まあ好みですね。USBソケットが1つしかないのは，なんとかしてほしいですが。
　スポーツモデルではないので，上側は白色なのですが，これがいいのです。サンルーフシェードも白色なので，これが外光を反射してぼぉっと光るのです。いい感じです。

　トランクルームと後席との間には，網を出すことができます。護送車っぽい雰囲気を出せますぞ。笑

　トランクの目隠しは，リアハッチの開閉と連動して出たり引っ込んだりします。またトランクには，最初からゴムマットが敷かれています。

　トランクの床を開けると，結構なスペースがあります。ただスペアタイヤレスなのですが，スペアタイヤが入るようになっているので，なんか使いにくいです。もちろん，「救急セット」もついています。あれ，工具は???

・絡んでくるのは
　なぜかトヨタハリアーのほかにレクサス，プジョーなどの外車SUVに絡まれるようになりました。こんな経験は初めてだなぁ。まあ無視です。どうぞお先に。

　さて慣らしが終わったら，峠に連れ出します。どんなもんかなぁ。まあレッドゾーンが4400ですから期待はできませんが。慣らし中は「最高回転数3000以下」です。信じられない低さ・・。もっとも1000回転も出せば，高速でふつうに走れますけど。

■レッドゾーン

　「レッドゾーンは4400回転から」という恐るべき低さ。
　ディーゼルのゴルフRを上回るトルクでガツンと加速しても，すぐに頭打ちになってしまう。まあこれがディーゼルだよな。高回転を楽しむことはできません。

　でも街中ではこれで十分。高速でも困りません。だって9速ATだもの。きっと最高速は200キロぐらい行きそう。試すつもりもないですが・・・。

■シフトダウンが無意味

　ATのためなのか，ハイブリッドのためなのか，手動でシフトダウンしても全く減速しません。なんじゃあこりゃあ。やはりDSGの方がいいなぁ。

■半導体不足

　GLAの時もそうだったげと，またやられました。アプリで読める取説には「フットトランクオープナー」の記載があるのに，実車には「半導体不足の影響で・・・」ついていません。

　さらに，ふつうならセンターコンソールに2つ，アームレスト内に2つ，後席センターコンソールに2つあるはずのUSBソケットが，なんとセンターコンソールの1つしかついていません。「何分半導体不足で・・・」

　また，どこをさがしても12Vソケットが見当たりません。まさかこれも半導体不足・・・・・か・・・と思ったら，なんと助手席のグローブボックスの右下にひっそりとついていました。こんなのちらっと見てもわからないって。黒い蓋はついているし。

　オーディオの音質もイマイチかなぁ。高級オーディオのオプションがなくなりました。「半導体不足で・・・」

■スマホホルダーがつかない

　ネットで用意していたCクラス用アダプターは，右ハンドル車には適合せず。Aクラスで使っていたものも使えず。
　ゴルフ8でもスマホホルダー取付には苦労しましたが，ゴルフ8になんとかついたものもCクラスにはつかず・・・。
　しようがないので，カメラ固定用のグリップをメーターパネルにつけて，そこにスマホホルダーを技を使って取り付けました。なんかかっこわるいですが・・。

■空力がイマイチ

　Cクラスの空力は良いはずCd0.28ですが，このオールテレインは強風の高速で結構抵抗を感じます。SUV風の飾りが悪さをしているようです。
　よく見ると，フロントからタイヤハウスへの空気導入がされていません。これでは，タイヤハウスで乱流が発生です。
　さらに，SUV風のタイヤハウスガードが，タイヤに近いところが全周に渡り出っ張っています。これじゃあ，フィンとしての整流効果は期待できませんな。

■皮シートが硬め

　AMGのスポーツシートほどではないですが，皮を張りすぎています。ボクには硬いです。座布団が必要ですな。

■せまい後席

　クルマのサイズからはびっくりするほど後席が狭いです。まあその分荷室が広いですが・・。

■恥ずかしすぎる機能

　夜になると，ドアミラーからベンツマークが路面に投影されます。驚くのはその大きさ。でかいです。恥ずかしいです。

■スタートボタンは3段階?

　VWなどのスタートボタンは，一回押しでON，2回目にブレーキを踏まずに押すとOFFですが，C220dのは，一回押しでアクセサリー，2回目もチョン押しするとON，で3回目に押してOFFです。

■ロック時のアニメーション

　T-ROC　Rは，ロック時にリアライトがアニメーションするので保安基準違反としてリコールされました。しかし，この220d も，同じ状況でリアライトがアニメーションするのです。これもリコール対象になる?????　ただT-ROCのは，一灯ずつ消えていくのに対して，こちらは流れるように消えていきます。

　人生で初めて，クルマにリボンをかけてもらいました。

　また，納車の際に花束だけでなく，キーホルダープレゼントもありました。

　それはお仕着せのものではなく，「店頭のキーホルダーをどれでも選んでください」というもので，これもびっくり。一番高いのは1.3万円。

　セールスさんは「どこの店でもこうですよね」といいますが，こんなのは人生初です。

　燃料も半分も入っています。最近の納車では「残量警告灯」が点灯しているのがふつうだったのに・・・。

　ただ，このディーラーでも，やはりサービス担当者の紹介はなし，デリバリールームの隣が工場でたくさんのサービスマンが作業していましたが，みんな無口で作業していて，見に行っても誰も挨拶してくれません。

　タイヤ交換のシーズンなので，積み上げられたタイヤがたくさんありましたが，みんな直に積み上げています。あれ，絶対，ホイールに傷がつくよ。見てみると，扁平タイヤでリムガードもない。VWの良い店では，ちゃんと段ボールなどを挟んでいたよ。

　また，車体には目立ちませんが「塗りむら」のようなあとがありました。なんかそこだけクリア層が変質しているような・・・。

　さらに，あちこちにあるワックスの白い残りかす。カスが白く残るようなワックスを使うなよ。まだ全部取れきれていません。まったく・・・。

　さらに気になったのが，あちこちに残る保護シールの跡。もっとキレイにはがせないものか・・・。

　なんかやっつけ仕事だなぁ。まあ，ナンバープレートのネジを高級ステンレスにしているのはグッド。どうせ付け替えるけど・・。

　またマットの上には汚れ防止の紙がおいてありますが，メルセデスのこの紙はとつも厚くて丈夫です。この紙が全然汚れていないのはポイントアップ。ひどい店だと，紙の下は石ころだらけだったりします。

　やはり整備はもう閉店したVWが一番でした。

　乗ってみると，なんかタイヤが硬い。

　タイヤはピレリP7だから，ほぼ期待できません。このタイヤはゴルフ7HLにもついてきたけど，よい印象はなし。特に2年目は硬化してしまって，とても乗っていられずに買い換えたほど。でも純正装着タイヤはピレリとグッドイヤーとミシュランの3種類あって，最悪はグッドイヤーのはずだから，まあましか・・・。

　でもタイヤの硬さは異常な空気圧でした。
　前3.4　後3.2　というFF車のような不思議な空気圧。

　メーカー指定値をフューエルリッドで調べてみると，なんと

　全輪2.5

ではないですか。硬いはずだよ。全輪2.6に戻して乗っています。

　さてサービスはちと不安だなぁ・・・。