しゅうさん3のブログ一覧

　どうもボクは重心の高いSUVは好きにはなれない。

　しかし，水野和敏が絶賛していたBMWのX1があったことを思い出した。

　走りを重視するBMWならSUVでも違うかも知れない。これは乗ってみないと・・。

　電話すると受付嬢に名前を聞かれる。「担当のものと代わります」としてセールスさんと代わるが，ここでもまた名前を聞かれる。ちょっと減点。

　BMWは過去3回行ったことがあるが，いつも

「BMWが好きな人だけに買ってほしい」という感じで冷たくあしらわれていたのでまったく期待していなかった。

　「こちらは初めてですか」というので「昨年の試乗会にも行ったし，このお店にも何年か前にお世話になった」というと，過去のデータを取り出してきた。

　名刺には「地域セールスナンバーワン」との肩書きが・・。これは期待できる?!

　たしかに今までの「BMWは良いでしょ，買わないのは客じゃない」という感じではない。店内にはX1が3台も展示してあった。でも関心がM135へと行ってしまう。

　座ってみると，効果音が流れてやる気にさせる演出はなかなか良い。ただシートの着座位置が86と同様に低く，年寄りには乗り降りがきつい・・・。ゴルフRの方がいいなぁ・・・。

　X1の試乗へ行くと隣にはX2が駐まっていた。これはクーペタイプのX1だが，なかなかかっこよいのである。「スポーツ性能もX2の方が良い」というのでX2に乗せてもらうことにした。2リッターディーゼルターボ+マイルドハイブリッドで163馬力。スペック的には期待できないが・・・。

　しかし，走り出したら，これがご機嫌なんてもんじゃない。エンジン音は不思議なことにガソリンのものである。しかもいい音だ。そしてディーゼルのトルクがあるので，実にパワフル。

　重心の高さや屋根の重さを感じさせないのは，さすがBMWだ。

　しかも試乗コースもよく考えれていて，峠や山道も入っている長時間のもの。「店の周りを一周」ではないのは，ポルシェとBMWぐらいだな。ただただご機嫌である。スポーツモードはとにかくパワフル。峠もまったく苦にしない。

　とにかく足が引き締められていて堅い。うん，好みだ。
　ただスタッドレスタイヤでこれだけ堅く感じるのなら，夏タイヤで街中でのスポーツモードは辛いかも知れない・・・。

　しかしだ「ベストSUV」と認定しても良い。これは買ってもいいかも・・・。レクサスやクラウンとはレベチである。

　ただ気になったのはドアハンドル，昔の日本車のような蓋を持ち上げる形式なのである。なんかとても安っぽい・・・。

　店に戻って驚いたのは，飲み物と一緒にショートケーキが出たこと。
　「店に来るたびにショートケーキが出るなら，すぐに契約しても良い」と感激したら，「クリスマス時期だけです」と言われてショボン・・・。

　X2も乗り出し800万円。見に行く車が，みんな同じような価格になるのか不思議。

　BMWは，今月は決算時期というので，3桁近い値引きを提示される。下取りも相変わらず高い。こ，これは・・・・。

　ただいくつか問題点も。

　シートは革じゃないとホールド性が弱い。しかし，革シートでもなぜかベンチレーションがついていない。うーん。ペンチレーションがついているのは上級車種だけだという。M135のシートなんてパンチングもされていないので，これは夏は汗でベトベトになりそう・・・。

　そして衝撃の事実が・・・。BMWもベンツと同じくアプリにエンジンスターターの機能がある。しかしBMWは「エンジンスタートできるのはガソリン車だけ」と言うのである。なんで?????　女房のための車なので，エンジンスターターは必須である。

　それならガソリン317馬力のM35iが良いかも知れないと言うと，試乗車どころか在庫が全くないとのこと。そうだろうな。163馬力でこんなにたのしいのだから，317馬力なら無敵だ。お値段は160万円アップ。でも買えない・・・・。
　うーん，ふつうのガソリンのX2という手もあるがトルク的にきついかも。

　帰る時には店長も出てきて挨拶してくれた。受付嬢からは，なんとポインセチアの鉢植えをもらった。うーん，素晴らしい。BMWも変わったなぁ。サービススタッフの人たちも会うと帽子をぬいで挨拶してくれる。ちょっと体育会的でやりすぎだけど，すばらしい。

　去年試乗したM3がとてもよくてBMWを見直したけど，X2も良かった。

　メールで「試乗のお礼」も来てた。

　BMWいいかも・・・。SUV 買うならBMW一択ですな。

　BMWも紙のカタログはなくなったが，ちゃんと紙に印刷したものをくれた。それもいい。なんでほかのところが印刷する手間を省くのだろうか。プジョーもちゃんと印刷したものをくれる。

　昔320dを試乗した時に感じた，ひどい乗り心地やひどいレーンキープ補助は，すっかり改善されていた。　

　あとは，シートベンチレーションとエンジンスターターをつけておくれ。ついでにドアハンドルも変えておくれ。

　そうそう，展示車を見ていて「MOタイヤ」がついていたのに笑ってしまった。

　「MO」は「メルセデスベンツ認証」である。「BMW認証」だと大きな「★」マークがタイヤにつく。

　これはどういうことなのかなぁ。



　


　

　冬期は峠が楽しめないので，まだ麓が雪に覆われる前に試乗をたのしむことにしました。女房の車が来年車検なので乗り換え候補検討を兼ねて。

　ただなぜか「12月が決算時期」という会社が多く，なかなか帰してもらえませんが・・・。

■クラウン・スポーツ　Z

　クラウンなので昔からクラウンを扱っていた系列のディーラーへ。

　「試乗させて欲しい」と電話すると，

　「なんで来られますか?」と聞かれて，答えに困る。こんなこと聞かれるのは初めて。

　「クルマで」でよいのか「自分の車で」が正解なのか。「外車で」が正解なのかわからない。北海道では多く人が車でディーラーを訪れるし，そこの店は公共交通機関で行くのは難しい・・・。

　さらに「何人で来られますか」と聞かれて，これも初めての経験でびっくり。

　別に人数に合わせた席やおみやげを用意するわけでもなく，聞く理由がわからない。

　店に着くとまず店長が出てきて，試乗させてくれた。

　クラウンスポーツは，映像で見るとスーパーカーみたいに大きく見えるが，実際は四隅が削られているのでコンパクトに見える。乗り込んで運転すると，さらにコンパクトさを感じる。全長が短く21インチのタイヤが四隅にあるため，まさしくゴーカートみたいにキビキビと動く。

　ただ内装にはがっかりで，それまでのクラウンの方がはるかに良かったと思う。

　シートもただ柔らかいだけで，座るとクッションが潰れてしまうので，まったくひどいシートである。

　2.5リッターと電気モーターなのだが，この2.5リッターエンジンが実に頼りない。これがターボならおもしろかったろうに。

　さらに変速がCVTなので，ラバーバンドフィーリンクがある。回転数だけ上がっていて車速と比例しないのである。

　しかもモーター出力が大きいはずなのに，実際にはエンジンがうるさいぐらいによく働いている。このアクセル開度に比例するエンジン音ががさつで，まったくスポーティではないのである。

　モードを「スポーツ」にする多少はましになる。

　四駆だけど電気モーターで後輪を動かすタイプなので，「長い上り坂などでバッテリーが減って四駆にならないことが起きるのではないか」と言ったら，「さあどうでしょうか，まだそのような苦情は来ていません」・・・・あのね今年が初めての冬でしょ。

　またシフトパドルもついていなかった。

　さらに電子制御ダンパーが入っていないので「スポーツ」とはいえない柔らかな足回りである。

　これらの不満はPHEVタイプで解消される。ただ価格は160万円も高い。

　PHEVだとパワーが上がって，バッテリーの容量も増え，スポーツシートになり，シフトパドルもついている。

　PHEVだと乗り出し800万円である。それなら，もちろんゴルフRを買うなぁ。

　「店長決裁でどーんと値引けます」とはいっていた。

　また「外車の下取りはできかねます」とのこと。

　店を出る時に「プレゼントです」とせんべいが入った袋菓子をそのままくれた。

　こんな経験も初めてである。なぜせんべい???　なんかスーパーで万引きしてきたみたいなんですけど・・・。

　またここは自分で飲み物を機械から注ぐタイプ。タイヤ館みたいでちょっと味気ない。

　展示されていたクラウンスポーツは，茶色のシート。しかしこれがとてつもなく「シジ臭い」のであった。おそらく室内全体のデザインの問題だと思われる。なんか「おじいちゃんの部屋」という加齢臭漂う気がする車内である。いやわざとそうしているのかも。

　レクサスで見た茶色シートはシジ臭くなかった。不思議。

■レクサス　UX，RX

　レクサスは対応が良いに決まっているのでアポなしで訪問。

　しかし出てきたセールスさんは嫌々という感じ。「担当のものと変わりますね」と引っ込んだはずが，「では試乗に行きましょう」と出てきたのは同じ人だった。なにかの漫才か。

　LBXに乗ってみたかったが，試乗車は大人気でなかなか空かない。仕方がないのでまずNXに乗る。

　内装はぱっと見でとてもよいのだが・・・・さきほど乗ったクラウンとほとんど同じパーツばかりなのである。

　ただモードチェンジと室温チェンジがダイヤル式で，これはとても使いやすいと思った。

　レクサスの内装は豪華だけど，「とってつけた感」が否めない。またドアポケットには内側に布を貼っていないプラスチックむき出しである。ゴルフ7は植毛してあったぞ。

　走り出してびっくりしたのは，クラウンとそっくりなことである。まあ同じエンジンとシステムだから仕方がないけど，同じシフトレバーだし，同じナビ画面だし。。。でもレクサスなんだから，がさつなエンジン音はなんとかしてほしかった。パワフルじゃないのもそっくりで，重量と重心でクラウンスポーツの方がずっと走りが良い。

　モードはスポーツ，スポーツ+まであるけど，その違いが街乗りではよくわからなかった。なにこれ????

　またクラウンもそうだったけど，回生音がうるさくて気になる。電車に乗っているみたいである。

　革シートはいいけど，表面がよく滑る。ブレーキを踏むと尻がが前に行ってしまって落ち着かない。


　素直にいって，レクサスが日本車だということがよくわかってしまった。でも輸出する時は違う感じにしているのだろうなぁ。

　一番ショックだったのは「下回りのさび止め塗装をお勧めしています」と言われたこと。

　「えっ，レクサスってさびるんですか?!　ドイツ車はさびませんよ」と言ったら，

　「ええ，さびるんです」と正直に言われてしまった。

　これも乗り出し800万。もちろんRを選びます。さびないし・・。

　「さっきクラウンに乗ってきた」というと，セールスさんの態度が豹変してやたら親切になった。それでなかなか帰してくれない。

　ただレクサスはまだ紙のカタログがあるのがうれしい。

　ただ飲み物の注文はセールスさんがヘッドセットで注文する。
　「コーヒーと紅茶，3番に」

　いや，それ客にも聞こえるから，レクサスなんだから，せめて
　「コーヒーと紅茶をお客様にお願いします」ぐらい丁寧語で言って欲しい。

　LBXは大人気なので，次はUXに乗ってみることにした。

　セールスさんは「LBXは狭くてあまりよくない」とのこと。まあベースがヤリスクロスですから。ヤリスクロスは試乗したことがあるが，とにかくがさつなエンジン音が室内に響き渡ってたまらなかった。

　内装は酷い。安い内装にところどころ高価そうなものを貼っているだけ。ちぐはぐです。これじゃ「夏休みの工作」だぞ。

　またとにかく室内が狭くて後席は非常用かと思うほど狭い。さらに

　UXはなんといっても乗り心地が最悪。これはムリだわ。

　セールスさんの押しが強くなってきたのでLBXり乗らずに退散。

　セールスさんと受付嬢と店長まで出てきてお見送りをしてくれました。

　そのあと電話までかかってきました。クルマが売れていないのね・・・。

　残念ながらこの一日で「日本車は無理」ということがわかってしまいました。

　レクサスは数年前に来た時は，ポンと鍵を渡して「ご自由にどうぞ」といってくれたのに，今回は試乗は常にセールスさん付きだった。しかも免許証のコピーに誓約書付き。そういううるさいディーラーが増えたなぁ。

　「オーナー様向けの様々なイベントを行っています。ぜひオーナー様になられてください」と言われました。

　ごめんなさい・・・・

　レクサスではお土産をもらったこともありません。

　あ，レクサスは外車も下取りしてくれます。ただ下取りはとても安いです。値引きもゼロですしね。

　ボクの経験では下取りトップはBMWです。いつも最高値をつけてくれます。

　VWのアプリで一番困るのは「実際のクルマの状態をアプリが反映していないことが多々ある」ということ。

　「窓が開いている」と出ているので，何度窓の確認に行ったことか。窓は閉まっていました。

　そして，アプリを開くたびに「解錠済」と表示されることが続いていた。

　こちらは，アプリで「施錠」してやれば良いだけだが，実際は施錠されているのである。

　いま，アプリを開いたら，「解錠済」となにっていたのが，すぐに「施錠済」に変化した。

　おお，直ったのか

と感激したが，再度アプリを開くと「解錠済」のままであった。これは同期させても「解錠済」のまま。

　なんなんだ

　ナビの目的地を車両に送ろうとしたら「エラーで送れません」と出ることもある。

　と書き込んでいたらアプリから

　「改善のためのアンケートにご協力ください」という通知が来た。問題は認識しているようです。

　まあ最初の頃よりも反応ははるかに良くなりましたがまだまだです。

　8世代になってゴルフのナビはとても使いにくくなった。それは8.5世代でも基本的には同じ。IDA もまったくといっていいほど役に立たない。

　ということで最近はCarPlayでGoogle Mapsを使っている。これが大変便利。だいたい見ていて美しい。近くのスポットも紹介してくれるのもたのしい。

　ただ唯一の問題は「通行止め」とかの道路の規制が表示されないこと。混雑状況は自動的に表示されるが，道路の規制表示は，ユーザーがいちいち投稿しないと反映されない。しかも「冬季通行止め」とか「夜間通行止め」の概念がないらしく，いくら投稿しても反映されなかったりする。
　だから通行止め情報は「Yahoo!カーナビ」で確認しないといけない。

　「取り締まり投稿」もできるが，その場で投稿しないと位置がずれるのが大問題。突然停車できないって。あ，音声で指示すれば良いのか?! それでもしゃべっている間に位置はずれていくぞ。

　でも，「純正カーナビはもういらないな」と思えてしまう。その分，価格を安くしてくれると良い。

　唯一不安点は，「電波が届かないところでの動作」。ヤフーだとフリーズしてしまうが，グーグルはどうか。今度，電波の悪いところへ行ってみます。

　今までベストだと思っていたメルセデスの純正ナビよりもGoogle Mapsの方がいいような気がする。今度　AIのGeminiが統合されるようで，さらにたのしみ。
　でもメルセデスは「桜の見所」「花粉地帯」とかマップで表示してくれるんだよな。

　ただ「通行止め情報」はなんとかして欲しい。これから北海道は冬で道路は規制だらけになるので。

　メーターパネルの中央に地図を表示させています。

　しばらく走行するとその地図の右下に

　「虫眼鏡の中にM」という記号が出て

　「M（虫眼鏡の中）使用可能」と表示されるのです。

　これ意味が全くわかりません。マニュアルを探してもわからず。

　あまり気にしていなかったのですが，気になってきたので，今度は写真に撮ってディーラーで聞いてみます。

　連休は高速も一般道も混み混みで走っていても何もたのしくありません。

　まあそれを縫うようにフェラーリが爆音で走っていましたが。

　冬道になったら，ぐっと交通量が減るので，それまで我慢だなぁ。

　高齢の社長が「ポルシェ911GT3を買えた。もうドイツを出航した」と喜んでいました。

　でも，GT3でいったいどこを走るのかなぁ???

　サーキットは遠いですよ。冬は走れないし。