
米軍の絨毯爆撃、血の日曜日、レバノン内戦、天安門
武力闘争は殺戮であり、戦には人質交換や裏取引もある
人にはそれぞれ思想信条や価値観、宗教観、論理がある
誰が誰を憎み誰を敵とし、どう戦うかは人の自由だろう
自分は歴史を無視し人の感情を理解しないのではない。
だが如何なる歴史や理由が有ろうとも拘束した非戦闘員の虐殺に正義を理由付け出来ない。
テルアビブ空港で偏狭身勝手な赤い革命戦士の狂弾に倒れた母妹に娘、巡礼者や旅行者。
アルジェリア国営精製プラントで人質になり亡くなった父夫や息子、技術者や商社の人達。
今回、外務省からの再三の警告を無視して、身の危険を承知でISIL(以下IS)の支配地域に自ら入り込んだ挙句に拘束されたジャーナリストの死を全く何ら落ち度や自己責任も無かった人達の死より大きな声で騒ぐマスコミ。
仲間の行動をジャーナリズムの鏡と擁護し、仲間の死だけを大声で悼むマスコミは幼稚だ。
拘束された人質が旅行者であれ、ジャーナリストであれ、例え武器商人や活動家の売名行為であろうが日本国外務省発行の旅券を所持する邦人の解放に日本国政府は全力を尽くす。
しかし日本国政府・政権の交渉や対応が悪いと喚く者がいる。
他の政権ならば身代金も払わず彼らが無事に帰って来たか。
人命は何より重い。
そんなことは誰でも分っている綺麗事にしか過ぎない。
日本政府は「政策を変えろ!金を払え!」とテロリストの要求に従えと言う者がいる。
タカリ屋の要求に一度でも応じれば「日本は払う」人質ビジネスのエスカレートは必至。
仮に身代金を払い二人は助かっても、更に多くの日本人が狙われ命を落とす事になる。
戦場に行くな。とは言わない。
だが人脈も護衛もなく、反政府武装勢力や民兵支配地域に踏み入るべきではない。
無分別なジャーナリストの身勝手な行動はテロ武装勢力への活動支援・共犯に等しい。
支払った身代金はより多くの市民を殺す武器・弾薬・爆弾になりテロ戦闘に使われる。
偏った正義感や政府の警告を無視する自己満足な取材欲は現地市民の為にならない。
身代金だけでなく関係各国は人質解放の労力や外交政策にも多大な負担を与える。
日本政府はクアラルンプールで大使館員を人質に取った日本赤軍と取引して収監中の過激派を解放した為にムンバイを離陸した日航機を再び赤軍にハイジャックされたダッカ事件の苦い過去がある。
自国民も人質に捕られながらも協力しているヨルダン政府に対し圧力を掛けろと言うバカ。
爆弾テロで多くの市民を殺され産油国ではないヨルダンにはヨルダンの事情世論がある。
日本政府はヨルダンだけでなく人脈を持つトルコやサウジアラビアにも協力を求めていた。
安倍が二人を殺した。・・・・・
安倍憎し、犯罪を憎まず自国首相を憎む反米思想の偏狭な左脳が言わせる。
マルクス・レーニン主義に拠る世界武力革命、共産主義シンパ、左巻が言うな。
よど号、浅間山荘、テルアビブ空港、ドバイ空港、シンガポールの製油所、ハーグ大使館、クアラルンプール大使館、ダッカ空港、ジャカルタ大使館、ローマ大使館、ナポリ爆破事件と極左バカが暴れた左翼に都合の悪い犯罪は全て忘れたか。
日本赤軍の残党はPFLPパレスチナ解放人民戦線と共謀したテルアビブ空港の乱射事件を未だに正当化し続けている。
パレスチナ人に解放の大義は有っても日本赤軍に振りかざす大義も正義も無い。
思想宗教の偏向は狂気に等しい。
思想偏向テロリストは事実論理を歪曲し己の犯罪を正当化する口実に利用する。
拘束された二人が「私は日本人です」と日本のパスポートを見せてISは釈放したか。
テロ犯罪集団に交戦規定など無く、ISは国際陸戦条約も赤十字条約にも批准しない。
ISに感化洗脳されし者には異教徒は皆て敵であり、それ以外の何者でもない。
独立主権国家の首相が国でもないテロ犯罪集団の顔色を窺い物を言う必要はない。
ISが日本人を殺し日本を標的にすると脅迫しても日本とアラブとの関係は崩れない。
ISは中東諸国と日本の良好な関係を崩したい。
それに同調し日本やヨルダンの国民が自国政府を叩くことはISを利する愚かな行為。
ジャーナリストの首を斬り落としたのは日本政府でもヨルダンや米国政府でもなくISだ。
中東でのテロや邦人救出に常に協力してくれる親日家のアブドラ国王との関係は重要。
イスラム国は外交を分っている・・・・・・
アホか。
外交も統治も分ってないテロ犯罪集団のISに外交交渉など出来ない。
自分がIS指導部なら支配地域で誘拐暴行、強制供出、捕虜虐殺は絶対に許さない。
侵入者を拘束しても外国政府には「我々に干渉するな」と警告し身代金など要求しない。
今回の3人の死はテロの敵対者にとって無駄にはならない。
日本の民間人を斬首し、ヨルダンのパイロットを虐待焼殺した事でISは完全悪となった。
ISは言動で揺さぶり、似非人権家や偽善者はテロリストの思惑に釣られる。
無知な偽善者よ、中東の畑で誰が多くの利を得ているのか考えれば分ることだ。
国家の定義、外交とは何だ。
イスラム国 Islamic State in Iraq and the Levant
国を名乗り独立を宣言してもISは世界の何処の国からも承認されていない集団である。
国連にも周辺国にも代表部も大使領事も置かず指導者の所在も判らぬ集団の誰と交渉しろと言うのか。
第一次世界大戦中のサイクス・ピコ秘密協定とオスマン帝国解体。
そこに若き日の英国陸軍情報将校 トーマス・E・ロレンス中尉がいた。
三枚舌の大英帝国は初めからアラブ人との約束を守るつもりはなかった。
植民地と利権、資源欲から好き勝手にアラブを切り分けた欧米列強に綺麗事は言えない。
英軍は仏領西アフリカに侵攻して仏軍と交戦、シリアやレバノンを武力で制圧占領しておきながら仏政府と仏印総督の許可を得た日本の仏印進駐を強硬に抗議し米英は対日制裁を行った。
第二次大戦後はアラブとイスラエルの軋轢を生み、CIAとKGBは中東を掻き回した。
79年のイラン革命、米大使館人質事件は中東にイスラム革命と欧米にテロの嵐を呼ぶ。
カメラを回し人の喉を掻き斬る輩を国と呼ぶなら、マフィアや麻薬カルテルも国家になる。
如何に崇高な目的だろうが自分は戦略戦術に人質をとる武装集団を国家と看做さない。
日本政府は白人に媚びて欧米連合に加わり戦争をしようとしている・・・・・
左翼はおかしな妄言を吐くな。
大戦を嗾けたのはコミンテルンと各国の政府や軍に潜り込んだ左翼共産主義者だ。
嘘ツキの極左は覆面を被り、縛り上げた無抵抗な人質を見せしめに斬首する輩以下。
バカの希望通りにISは頑張り、これからも更に多くの無抵抗な民間人を虐殺する。
また多くの女性や幼い少女を連れ去り強姦しながら奴隷にして人身売買を行う。
ISの武力攻撃やテロに拠って、これからも多く人が亡くなる。
頑張れイスラム国・・・・・
バカを言うな。
一体、どんな思考回路と神経で頑張れと言っているのか? 冗談では済まされない。
人と違うことを言って目立ちたい何でも反政府、反米バカ。
こう言う奴に限って暴力団に媚びり、組織犯罪を必要悪であるかのように言う。
ISにシンパシーを感じる者は空港でAKを乱射した赤軍の同調者と同じ輩だ。
やがてテロの範囲が拡大し犠牲者が増えれば、バカはトーンダウンする。
ISILはPLOではない。
ISは何度も同盟する反政府軍を裏切り背後から攻撃して奪った支配地域で反米思想と反シーア派意識が強いスンニ派の市民さえも大量虐殺してアルカイダからも破門された。

勿論、中にはアッラーの教えに忠実に従い真剣に神国の建国を夢見る純粋な若者もいる。
支配地域で兵士は市民に笑顔で優しく接し広報はそれを利用し外国に神国をアピールした。
だがイスラム原理主義者とバース残党の世俗主義者が思想的に相容れ統一共闘できない。
ISの道徳規範は一つではない。
砂漠のクメール・ルージュは強盗を繰り返し子供達を連れ去り、役使して手足を切断する。
また異教徒異宗派に容赦なく人道援助活動家さえも殺害する。
恐怖支配と戦火から逃れて来た女性と幼児が大半を占める国境の難民は16万人を超えた。

左翼はこまれで築いてきた中東諸国との良好な関係を安倍政権が崩したと嘯くな。
安倍首相の中東訪問や難民への人道支援表明は長年に亘り日本が独自に行ってきた中東政策の延長線上であり、失策の尻拭いに未熟な新生イラク軍を投入し復讐に燃え独立を求めるクルド人を利用するオバマの機嫌取りではない。
日本には信念を持って日本にできる国際貢献がある。
日本国自衛隊のイラク派遣による平和活動は無駄ではなく、現地では多くの人々から信頼と感謝の意を得ている。
国益とは目の前にある物理的な経済、通商利益や領土領海だけではない。
「ウクライナ危機」にも書いたように国際協調は大切だが、日本は多勢に加勢することはなく国益と安全保障を優先し日本独自の外交路線を行けばよい。
憲法9条が有るから日本人は狙われなかった。と9条信者が唸る。
日本国憲法の中身など中東の反政府ゲリラや砂漠の盗賊、街の強盗が知る訳がない。
日本と中東諸国の良好な関係が続き日本人が狙われなかったのは石油の貿易と日本製品、そして運河やダム、プラント、発電所、橋梁、港湾施設インフラ整備などのODAはじめ経済技術援助協力と日本の文化や異文化と異宗教を尊重共存する勤勉な日本人に好感を抱いていたからだ。
日本は1953年 朝鮮戦争の終結前、西側陣営の一員でありながら英国のイランに対する経済制裁を破り、出光興産が原油タンカー日章丸を送り、英国海軍の海上封鎖を突破してイラン産石油を輸入した
「日章丸事件」より米国と反目するイランとも良好な関係は続いている。
首脳会談や首相外交をやれば何でもバラ撒きと批判する安倍憎しで物事を見る低脳ども。
自らは何の種も撒かず、育てもせず、収穫だけを要求するのが日本の左翼反政府主義者。
「日本は中東のイスラム諸国、全アラブを敵に回した」と言う低脳左翼。
「イスラム国」と名乗る武装勢力の単純なイメージ戦略に引っ掛ったバカの証明だ。
アラブを一括りにするな、日本にあるアラブ諸国の大使館に行って言ってみろ。
アブドラ国王やオバマ大統領が白人に見えるのか、ISは既に多くのアラブ人も殺した。
ISの敵は白人欧米連合だけではなくイラク、シリアと周辺のイスラム教国。
世界約60ヵ国が参加している有志連合には、ヨルダンをはじめにサウジアラビア、イラク、エジプト、トルコ、レバノン、アラブ首長国連邦、クウェート、バーレーン、モロッコ、オマーン、カタール、ソマリアなどの中東、アフリカのイスラム教国が名を連ねているがイスラエルは加盟していない。
自分はISILをイスラム国と呼ばない、他のイスラム教徒に失礼だからだ。
少なくとも自分の周りのアラブ、イスラム教徒の友人は日本政府の対応を批難していない。
クェートの油田欲しさに侵攻したサダムフセインは湾岸戦争を聖戦に掏り替えようとした。
サダムの亡霊バースの残党は再びジハードを騙りイスラム教徒の顔に泥を塗り反感をかう。
ヒズボラでさえ批難する蛮行を嫌悪し一番迷惑しているのは敬虔なイスラム教徒である。
殺せば殺すほど憎しみは募り報復の連鎖が始まるのは民族、信仰に関係なく世界共通だ。
国の命を受け任務中に捕虜になったパイロットの処刑はヨルダン国民に強い憎しみを産む。
虐殺を繰返しイスラムの教えに背くISはやがてイスラム教徒に包囲挟撃される事になる。

精密攻撃とは言え、市街地の空爆や巡航ミサイル攻撃には市民の犠牲が伴い、ISは民間人や捕虜人質を楯にしてプロパガンダにも利用する。
空爆を強化し地上軍を投入しても元々正規軍ではない民兵は市民に紛れ込み便衣兵となる。
ガザとウクライナの停戦、ネタニヤフとプーチンはオバマが地上戦を決めるまで沈黙する。
しかしプーチンはこのままシリアを放置しない、チェチェンも完全に鎮火した訳ではない。
またプーチンはシリアだけではなく、シリア・イラク・イラン・アルメニア・グルジア・黒海と地中海への出口海峡に面するトルコをNATOから切り離したい。
金融危機とシリア内戦からの難民問題が長引けば、やがてEUには分裂の危機が訪れる。
欧米がシリア内戦とテロ対策で奔走すればウクライナ新政権は梯子を外される事になる。
プーチンはアサド政権支援に空爆だけではなくシリアに地上軍を送ることまで考えている。
オバマ民主党政権発足以来、失策続きで中東での米国の権威は堕ち続け中東諸国の指導者達はロシアの動向を見ている。
余談だがISは日本車、特にトヨタが好きだ、自由シリア軍もTOYOTAの4WDを愛用している。

ISが身代金や殺人犯の釈放を持ち出さず、ランドクルーザーとハイラックスの新車(フルオプションで2年保証付)400台を要求していたら国際世論や事態は変わっていた。
かも知れない。
ロレンスもラクダより、バイクを愛した。
砂漠の狐 ロンメルのアフリカ軍団もサダム親衛隊ハンムラビ装甲師団、優秀なトヨタのハイラックスも油が無ければ、只の鉄屑になる。
中東は油が水より安いと言っても栓を捻れば蛇口から無造作に出て来るのではない。
ISの砂漠での行動を制限させ資金源を断つ為にも油田地帯の石油精製所や備蓄施設を制圧奪還する事が重要になる。
しかしながら地上戦に拠っても市街地に散開潜伏するテロリストの完全な掃討殲滅は困難であり、攻撃と同時に他国からのテロリストへの支援を遮断すべきである。
ISは表向きには反欧米、反政府とするが、思想、民族、宗派などは関係なく、権益の為に誰の側にも銃口を向ける傭兵テロ集団であり、信仰とネットを利用し新兵を世界中からリクルートする。
ISの本拠地はシリアやイラクではなくネットの中に在る。
殺したい。 戦ってみたい。
貧困に苦しむ者、将来に希望を持てない者、仲間が欲しい孤独な者、職に就けない者、自分の力を試したい者、銃器兵器に興味がある者、狂信者、アナーキスト、革命に憧れる者。
ISは日頃の生活環境に不満を持つ若者達を周辺地域だけではなく世界中から集めている。
他国の紛争に他者が無責任に加わり見ず知らずの人達の生命や暮らしを奪う権利はない。
厄介なのは思想を擦込まれ戦闘訓練を受け銃火器爆弾のスキルを身に付けた民兵が難民に扮装し他国へ越境、外国から集められた若者達が出身国に戻り広域でテロをやらかす事だ。
母国を知らず差別感や劣等感を持った移民二世三世が異国に馴染めずISに感化される。
テロは宗教宗派の対立、反政府、反体制、人種間の問題だけではない。
ISはSNSで自殺願望者を唆し、世界中でテロの誘爆を狙っている。
破門されたISとアルカイダの確執と対立は世界各地でテロ集団のFC加盟店拡大の勢力と資金争いになる。
やがてISはアフガンやパキスタンにも勢力拡大を図りアルカイダを支援してきたタリバンとも衝突する可能性もある。
東南アジアでジェマ・イスラミアを同化したISはインドネシアからフィリピン南部に北侵してイスラム過激派アブ・サヤフとミンダナオ島で反政府ゲリラ活動を激化させる。
元々ISに資金援助したのは有志連合に参加しているイランを牽制したいサウジアラビアやクルド人勢力の拡大を阻止したいトルコであり、カタールなどオイルダラーやアサド政権も自由シリア軍潰しにISを利用している。
今回、仮にISを表面だけ組織的に解体し、アルカイダの活動を鎮静化してもパレスチナ問題に続きシリアの難民とクルド独立、イエメン動乱やサウジ・イラン対立など次々に問題が生まれる。
中東は多様な民族宗派や貧富が混在する上に産油国が集中し他国の思惑も絡み合い、民主化や武力介入だけでは簡単に平和が訪れない地域である。
シオニスト vs イスラム、スンニ派 vs シーア派、アラブ vs ペルシャ vs ユダヤ vs トルコ vs クルド
イラン・ペルシア人の核開発とテロ攻撃にヘブライ人でけではなくアラブ人も怯えている。
イラン・イラク戦争、湾岸戦争ではホルムズ海峡封鎖。
シーア派原理主義者が親欧米パーレビ国王を追放して
イスラム革命を起こし米国大使館を人質に獲った首都テヘランもISはテロ攻撃の標的にする。
イスラム革命後、原理主義指導者ホメイニはイラン共和国軍とは別に革命政府に忠誠を尽す軍事組織のイスラム革命防衛隊を創設した。
そして互いに米軍基地を置くカタールとバーレーンの親米国間にも領土紛争や内政干渉、部族間の確執がある。
「敵の敵は味方。」という具合に東西冷戦が終結した今の中東では単純に物事は進まない。
ガザの嵐。
約束の地パレスチナではハマスがイランの支援で武装蜂起してガザの街は再燃、周辺国を巻き込む第5次中東戦争が何時、勃発してもおかしくはない。
脳天気なマスコミと似非人権家が持て囃した反体制運動「アラブの春」が更に中東を不安定にする要素となった。
灼熱の陽射しが照つける熱砂が広がるアラブには春が無い故にイスラムは月星を崇拝する。
アッラー、ヤハウェ、釈迦「テメェら、宗教を己の政治覇権や領土紛争の扇動に利用してんじゃねーぞ!」
ムバラクは酷い圧政者ではなく、アラブに春を煽動しなけしればバッシャール・アル・アサドさえも自国の市民に対して冷徹な弾圧など行う事はなかった。
民主化が悪い訳ではなくテロの温床になる貧富の差を無くし宗教言論の自由も大切である。
元々民族、宗教、宗派、言語が違う部族を思想主義で統一し括る国家はアラブでは脆い。
民主化、西洋化されても政権や体制に不満を持つカリフ、少数分子、部族は必ずいる。
中東は油田が発見されるまでイスラム教と言う大きな縛りと厳しい戒律で纏まってきた。
現在はイスラムと言う最大公約数だけでは部族や宗派間の対立を収められなくなっている。
カミカゼをやった日本人は自爆テロを非難するな?
先の大戦で亡くなった日本の特攻隊員と無差別自爆テロを同じだと言い擁護する者がいる。
多勢に無勢、決死の玉砕、片道燃料、十死零生 一殺必中を期し爆弾を抱き突撃を敢行。
航空、空挺、水雷、水上特攻に赴き散っていった若者達。
帝國陸海軍の特攻隊は不利な戦況の打開、または敵の攻勢への足止に敵艦艇、爆撃機に対し体当たり、また敵陣に降下突入したが、女性や子供も含む無防備な民間人やバスや駅など公共施設を標的とし無差別に爆破、民間機のハイジャックなど非戦闘員を故意に巻込んではいない。
兵力装備が脆弱、資金不足で正面戦闘が困難だという理由から敵の兵舎や車両に自爆攻撃を仕掛ける事は反体制、抵抗派のゲリラ戦の一つであり、非正規軍の戦術としては否定しない。
また敵軍に対する攻撃を聖戦とし自爆戦闘を殉教とするのも自由である。
2000年10月、実際にアルカイダもアデン港に停泊中の米海軍アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦 DDG-67 USS "Cole" に対し小型ボートに拠る自爆テロを行い17名の水兵が死亡した。
だが軍事施設や敵兵を標的にする攻撃と公共施設を狙うのは明らかに違う意図目的がある。
争いの理由が宗教、民族、思想の自由や解放、またIRAやウイグルでも民間人を狙うのはテロだ。
この行為を弱者に拠る抵抗と認めてしまう事は、己の思想信条を押し通す為に非武装の非戦闘員、民間人への銃撃、爆弾テロなど更に弱い者への犯罪行為を擁護する事になる。
軍や兵士との戦闘を避け戦場以外の都市で暮らす無防備な市民の命を狙う卑怯者をアッラーの神は元より如何なる神も加護しない。
空爆の犠牲者、人質の命は何より重いと言いながら自爆テロを反体制の抵抗手段と言うな。
憎しみと報復の連鎖を起こすのは空爆だけではない、テロに拠り連鎖は起こり空爆は激しくなる。
またテロリストが核や化学兵器を入手すればどうなるのか、ISを擁護する連中は考えろ。
テロはテロであり、憎むべき犯罪であると認識判断できることが人として大切なことだ。
日本人を標的にすると恫喝、宣言した手負いのテロリストは血迷うかも知れない。
名指しされずともテロの凶弾や炸裂した爆弾の破片は日本人だけを避けて当たらない。
現在も多くの日本人が海外で活動し旅行にも行く、観光地でも被害に遭うのは必然。
残念ながら日本人がテロリストに襲撃されて亡くなるという悲しい事件は再び起きる。
また日本でも国際会議や競技大会も行われ、2020年には東京で五輪も開催される。
テロはイスラム過激派だけではなく、反日国工作員に極左集団、カルト教団や個人。
東京五輪に世界の目が集まれば嫌でも内外のテロリストが無防備な日本に注目する。
浅間山荘の様に軽装備の若い警官や自衛官が身勝手なテロの犠牲になるのは御免蒙る。
平和ボケ。
これを言うとスグに左バカが「極右がー!」とアレルギー反射を起こす。
日本で首相などの要人暗殺に政治中枢や公官庁、原発や鉄道、空港や港湾、電気に水道、ガス、石油備蓄などのインフラ設備、先端企業へのテロ攻撃は何時起きてもおかしくない。
何度も書いたが、これから日本の治安警備と防衛の強化と法整備は進めるべき。
国内及び公海領空海洋上に於いて警察で対処できない重装備テロに拠る航空機・船舶の乗っ取り、有事や戒厳下など敵兵制圧や暴動を鎮圧する自衛隊の治安出動の現実的想定と訓練。
また邦人の誘拐人質事件等が後進貧困国で発生した場合、現地の警察や軍の治安隊に拠る解決を当てにはできない。
外国の対テロ部隊は政情に拠り人質救出より制圧、犯人の強制排除を優先する国もある。
特に治安や対テロ救助組織が確立されていない後進国で人質事件や遭難事故が発生した場合には邦人救出の為に他国と同様に日本も救出部隊を派遣させる必要も出て来る。
Delta、SAS、GIGN、Альфа、日本にも SFGpやSBUとSATなど対テロ特殊部隊はある。
だが海外で起こるテロ人質事件に対し、現在は特務機関も無い日本の救出部隊は動けない。
憲法や外交問題、経験や知識、情報収集能力に欠け装備、行動能力も限られているからだ。
外地での事件発生時には現地政府の承認を得た場合、日本の対テロ特殊部隊が人質奪還や邦人救出作戦を臨機応変に対応遂行できる法整備も必要になる。
しかしそれをやっても海外での作戦任務の成功率は極めて低いと言う事はイラン米国大使館人質事件やモガディシオでのブラックホーク撃墜を見れば判るように、陸海空世界最強の特殊作戦群を持つ米国でさえ難しいと言う事は付け加えておく。
外交は武器を使わぬ戦争で各国政府が主張を戦わせ凌ぎ合い国益を左右する戦場である。
外交力や軍事力の優劣は情報収集力と分析能力に左右され、勝敗を決めるのは諜報戦だ。
外国の大使領事館は事実上、諜報活動の出先機関であり武官が駐在し情報収集分析を行う。
また現代の諜報戦は平時に於いても監視衛星やIT技術を駆使しするハッキングなどサイバー戦術の優劣が外交安全保障はおろか政治経済までも左右する。
軍・NSA・CIAと合衆国の情報畑を渡り歩き特に対サイバー攻撃防衛などコンピュータセキュリティを担当していたエドワード・スノーデンのロシアへの亡命はFSBに莫大な防諜とカウンターの戦術策を齎し後数年間の米国の諜報戦略に大きなダメージを与える。
世界の動きに遅れながら日本も対内外インテリジェンスの強化を進めなければならない。
世界各地の日本領事館への駐在武官を増やし他国との情報交換と探知力の強化が必要。
陸海空の護り同様に偵察監視衛星の充実に対サイバー攻撃専門の空間防衛部隊増強。
同時に収集した情報の解析を行い高い分析能力を持つ情報部や対抗ユニットを創設する。
日本の警備警察、公安外事は優秀であるが、権限や活動範囲、防諜力、警備力には限界がある。
反日左翼や第五列が喚こうが、テロ準備共謀罪やスパイ取締防止法など法整備を急ぐともに日本にもCIAやMI6、モサド、FSBとまでは言わぬまでも諜報機関が必要。
シリアのアサド政権を軍事支援しているのはロシアとイランや中共だけではなく、北朝鮮がシリアにスカッドミサイルや細菌兵器、化学兵器を売り軍事顧問を送り込んでいる。
日本はサイバー攻撃と同じく目に見えない生物化学兵器に対する防疫体制も脆弱である。
中東から離れた日本の隣にも市民を拉致誘拐、外交が通じず己の親族を殺害する国がある。
北朝鮮は条約を無視して核兵器の他にVXやサリン等の化学兵器や細菌兵器を開発する。
テロのみならず事が起れば先軍一党独裁の中朝も核兵器や生物化学兵器を躊躇なく使う。
結局はIS、北朝鮮、中共の挑発が日本の防衛、諜報能力の強化を後押している。
スエズ運河を介する欧州地中海貿易、紅海、ペルシャ湾を積出す中東からの原油に依存して来た日本が何時までも遥か彼方、月の砂漠の他人事、自分には関係無いでは済まされない。
日本人も真剣且つ冷静に渡航の安全や外交政策を見直し覚悟と決意するのは遅いくらいだ。
バグダッドに盗賊はいるが、アラビアにロレンスはいない。
やがて欧州には中東アラブを好き勝手に掻き回してきたツケが回る。
これから大戦以来の大規模な宗教、政治、経済難民が発生し欧州国境に押し寄せて来る。
難民の受入はテロリストを入国を容易にさせるリスクと民族排外主義や国粋主義の台頭で西欧から東欧、バルカン半島まで国家間に軋轢を生み、新たな民族紛争の火種となる。
ギリシャ債務危機が発端で始まったEU分裂は移民とテロと言う新たな燃料を投下される。
EU加盟国では経済格差や治安問題で各国の国内政冶の分裂でEU危機は激しく再燃する。
左派政権が人道主義を謳い大量に難民を受入れれば治安と財政の悪化を招くのは必然。
欧州各国で宗教と人種間の対立や衝突で敵対心と憎しみは募り、怒りと報復の連鎖を産む。
現在、中立性を欠き母国への国益誘導と自己保身や権力の拡大に走る無能な事務総長と拒否権を振り回す中露が安保理常任理事国を務める国連は機能不全に陥っている。
難民移民の入国を直接受け入れるだけが人権保護や国際貢献ではない。
紛争国から遠い日本で移民拡大を言う野党には人権以外に周辺国外勢の意図がある。
キャンプや周辺諸国に人道支援を行い、戦闘の終結後は停戦監視、地域を安定させ紛争当事国の治安と行政、自治回復に貢献するのも立派なテロとの戦い。
地雷や不発弾処理、インフラ整備、病院、学校、役所、施設建設など援助の方法や日本の仕事は幾らでもある。
戦火から逃れた難民達が安心して生まれた祖国へ戻れる様に恒久的な援助と対策が重要だ。
テロリスト排除には武力行使だけではなく、地域の治安と教育、経済的な安定が絶対に欠かせず、国家と呼ぶに相応しい多部族民衆から信頼される政府が必要である。
自分が安全で平和なら良いと言う今の日本人の中にある風潮は平和主義などではない。
中東の恒久的な安定平和への長い道程には日本も含め地域外の理解と援助が必要だ。