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Mikkolaのブログ一覧

2015年02月28日 イイね!

Storm The Embassy  ジェットストリーム 嵐の中の大使館 

Storm The Embassy  ジェットストリーム 嵐の中の大使館 遠い地平線が消えて深々とした夜の闇に心を休める時

遥か雲海の上を、音もなく流れ去る気流は
限りない宇宙の営みを告げています。

満天の星をいただく、果てしない光の海を
ゆたかに流れ行く風に心を開けば
きらめく星座の物語も聞こえてくる
夜の静寂の何と饒舌なことでしょうか。

光と影の境に消えて行った遥かな地平線も
瞼に浮かんでまいります。


Mikkola航空があなたにお送りする音楽の不定期便 AC-130 ジェットストリーム アタック。

皆様の夜間飛行のお供をするパイロット兼、レフリーは私、ジョー樋口です。

何時も時事臭い話ばかりだとイカレてると通報されるので今回は素敵な音楽の話を・・・



私は車やバイク、艦船や航空機、塗り絵や刺繍、Gunshipとコーヒーのように音楽が好き。

演奏空間や音響機器を追及するオーディオの専門家やプロの音楽家からすれば邪道であろうが、車の中は時にコンサートホールや自分専用の音楽スタジオ、カラオケBOXになる。

好きな曲を好きな音量で好きなだけ聴けることも車やドライブが好きという理由の一つ。

何時も愛機のオーディオは純正のステレオからデッキやスピーカーは一通り交換している。

自分の狭角レンジな耳の感度では、メロウな ロンサムカーボーイ で充分だ。



だが560SELで初めてFUJITSUのDSPシステムを鳴らした時は音の綺麗さに感動した。

耳から入る音声信号の周波を脳のアンプがメモリーとミキシング変調増幅し心に伝える。

音楽も詩も人それぞれ感性により同じ曲を聴いても誰ひとりとして同じ曲には聞こえない。

瞼を閉じれば、CDがDVDに。 遠い過去もライブになる。


音楽のジャンルはクラシック、ジャズ、R&B、ラテン、タンゴ、ソウル、レゲエ、テクノ、フレンチ、ダンス、パンク、フォルクローレ、ハードロック、ヘビーメタル、映画音楽、J-POP、フォーク、昭和歌謡、童謡から内外の軍歌や軍楽隊行進曲まで詩吟と浪曲、お経以外は殆ど何でも聞く。

ロシア、ドイツ、ラテン、アンデス、カリブ、アイルランド、世界中に良い音楽がある。

国歌は「君が代」が当然、星条旗、祖国は我らの為に、ラ・マルセイエーズも悪くない。

軍艦行進曲抜刀隊パンツァーリートクワイ河マーチ錨を上げてグリーンベレーコンバット

CCCPの赤軍コーラスが歌う黒い瞳カチューシャ、またInternationale音楽に国境は無い。

自分は音楽とクルマ、女性や料理はノンポリだがピロシキ、ボルシチ、北京ダック、春巻、アオザイ、チャイナドレスのスリットが好きでも頭が固い故に思想まで赤化されない。

ベトコンラーメンと平壌冷麺は消化不良、義勇軍進行曲東方紅 は食中毒を起こす。

音楽もクルマや料理と同じで色々乗って食べて、初めて違いや良さが分るというもの。

食わず嫌い、聴かず嫌いは自分の世界を狭くする。


だが、どんなジャンルの音楽であっても、コンポーザーやアーティストの好き嫌いはある。

煩いだけのメタル、喚くだけのパンク、サビのないポップス、退屈なクラシックもある。

また好きなアーティストの楽曲であっても好きになれない曲はスキップまたは削除する。

この歳になると新譜に鈍くて流行は関係無く、古い曲が自分のヘビーローテーション。

ストーンズやドアーズ、CCR、ダイアストレーツ、イーグルス、ベンチャーズ、アニマルズ、ビーチボーイズ、エアサプライ、スターシップ、クィーン、ELP、MSG、ディープパープル、イアンギラン、ヴァンヘイレン、ファストウェイ、バッドカンパニー、エアロスミス、TOTO、モトリークルー、ピンクフロイド、ラモーンズ、クラッシュ、U2、ナイトレンジャー、ボンジョビ、ビリージョエル、クール&ザギャング、ボニーM、アース、ボブマーリーなど学生時代から新社会人になった時に聴いた曲を今でもよく聴いている。

機種は変われど拘らないカーコンポのイコライザーを必ず調整する渋いバンドがある。



Stray Cats 

ストレイキャッツは独特のギターやウッドベースのサウンドをドアにスピーカーをブチ込んだ愛機の装甲を振わし操縦士の頭の天辺までシビレるように合わせる。

当時は音楽ミーハーが多く、パンチの効いた硬派なロックはまだ不良音楽と思われていた。

自分が Stray Cats を聴き始めた頃は未だ一枚目のアルバム Runaway Boys の頃で街の不良共も「何それ?」って、知ってる奴は殆どいない、聴いているのは一部少数派音楽不良だけ。

シャコタン乗りの定番は永ちゃんや横浜銀蠅、甲斐バンド、アメリカングラフィティは好きな奴もいた。

だが、Stray Cats をドアまで振動する重低音で聴きながら走ってる奴は少ない。

英語の授業をサボタージュした不良(ダチ)は英語の歌詞が解らない歌えない聴かないw


「名ばかりのGT達は、道を空ける。」

ストーンズの Satisfaction が二代目セリカのTVCMで流れる。

三代目セリカのCMにはストレイキャッツの曲 Cross That Bridge(What's Goin' Down) が使われて、不良達の心を揺さぶる。



高校を卒業し人生初の愛機、シルバーメタリック初代セリカ LB1600GTVの2TG改エンジンが奏でるソレックスの吸気音とストレイキャッツの共演は脳内でシンクロしアドレナリンが吹き出た。



ストレイキャッツとは

1979年にニューヨーク州ロングアイランドで結成されたネオなロカビリーバンド。

ギター&ヴォーカルのBrian Setzer(ブライアン・セッツァー)

ウッドベースのLee Rocker(リー・ロッカー)

スタンドドラムスのSlim Jim Phantom (スリム・ジム・ファントム)

同級生三人組 3ピースだ。

彼らはアメリカ生まれのロックバンドでありながら渡英しロンドンで先に火が付いた。

日本でシンセサイザーのテクノポップが流行っていた頃にウッドベースとスタンドドラム。

Jeannie, Jeannie, JeannieSummertime BluesWild Saxophone など。 

エディ・コクランを尊敬する彼らは往年のロカビリーやR&Bの名曲をカバーしている。

ビル·ヘイリーやチャック・ベリーの影響を受けているが懐古主義のレトロバンドではない。

自分は Baby Blue Eyes などもオリジナルより、寧ろ彼らがカバーリメイクした曲が好きだ。


彼らのオリジナル曲はイイ

Rev It Up and GoRunaway Boys などの間奏はシビレる。






アップテンポの曲はハイウェイのドライブにバッチリ来過ぎてスピードオーバーに要注意。

万人受けする Rock this Town や Sexy and Seventeen から入った人も沢山いるだろう。


数あるオリジナルの中でも歌詞まで渋い、この曲を一度聴いて、いや聴きながら読んでみ。


Storm The Embassy 嵐の中の大使館(日本のタイトル名)




Fifty man taken captive in a hostile foreign land 

Scorching sun beaming down onto miles and miles of sand

A Mideast country being ruled by a man who thinks it's fun

to hold our people in return for a sjah that's on the run

I think it's funny Freedom takes money

It's a heartache and it's hard luck well that's tough shit man it's no fun

Storm the Iranian embassy before they start shooting down you and me

Scourge of suits in control of the diplomaticness

while the nations of the world look on and they careless

The Soviet Union won't agree to an economic plan

and then they laugh and march their troops into Afghanistan.

Orders from Moscow Invade Teheran now

It's a heartache and it's hard luck well that's tough shit wan it's no fun

Storm the Iranian embassy before they start shooting at you and me hey!

A nation worries and reads the papers hoping that no one has died

hearing rumours that the hostages will soon be tried as spies

demonstrations on the street saying that the end is near

the man from New York Times on vacation wants to know what happened here

Aggressive acts now we want the best now fifty moms crying Is my son dying ?

It's a heartache and it's hard luck well that's tough shit man it's no fun

Storm the Iranian embassy before they start shooting at you and me hey!



嵐の中の大使館(大使館強襲)  歌詞和訳 by Mikkola

50人が捕らわれてる敵対する異国の地、灼熱の太陽が照付ける何マイルも続く砂漠。

逃亡したシャー(王族)と引き換えに我々の身内を拘束して戯れる輩が治める中東の国。

おかしいぜ、自由に金が要る。

胸が痛む不運、お気の毒だって、不愉快だ。

今すぐイラン大使館に突入しろ、奴らが、お前と俺を撃ち始める前に!


外交儀礼の制御に於ける惨劇、世界各国は傍観する。

ソビエト連邦は経済計画に納得せず、笑いながらアフガニスタンに部隊を進軍させる。

モスクワからの命令だ、今すぐテヘランに侵攻せよ。

胸が痛む不運、自業自得だって、ふざけんな。

イラン大使館を急襲しろ、奴らが、お前と俺を撃ち始める前に!


間もなく人質がスパイとして裁かれる噂に国家は憂い誰も無事なことを願い新聞を読む。

通りのデモは終わりが近いとを言ってる。

ニューヨークタイムズから休暇で来た男が、ここで何が起こったのか知りたがっている。

すぐに積極行動を執り、ベストを尽くせ。

私の息子は死んでしまうの? 50人の母が泣いている。

胸が痛む不運、ずるい戯言だ、吐き気がするぜ。

イラン大使館を強襲しろ、奴らが、お前と俺を撃ち殺す前に!





この曲はグレッチを引っ掻く彼らブルックリンの野良猫の目から見た、当時の世界情勢だが

何時もながら日本では英語の歌詞が、おかしく和訳され内容も題名も意味が変わってくる。

左巻の偏向新聞ように故意に歪めた翻訳ではないが、自分は上記に様に独断解釈していた。

政治的配慮なのか。

この曲は日本での彼らのベストアルバムから何時も外されているのが残念だ。

あの頃、自分と歳もあまり変わらない見た目もトッポい悪そうなヤンキーの兄ちゃん達が

国家間の対立、国際紛争、冷戦、武力侵攻、外交問題、政治的な曲を作って歌っている。

しかも安っぽい愛と平和の反戦歌とは違い、無政府主義なパンクでもない渋い曲である。

妙に捻ったりラリったり、オブラートに包みもせずストレートに事実と怒りの感情を歌う。


「おおおおお~、コイツらヤルな、渋いね。」

初めて聴いた瞬間に一発で気に入ってしまった。

以来、Stray Catsは30年以上ずっと聴いて走る今でも飽きないヘビーローテーション。

米国ニューヨーク州出身だから、「ヤンキーの兄ちゃん」と呼ばれるのは仕方ないw

今の日本なら彼らはアメリカのネトウヨと呼ばれ、飼い猫からは嫌われるだろうか。


Stray Cats - Stray Cat Strut




ブライアン・セッツァーはイチローのファン。

81年以来、何度も来日している日本好きだそうだ。




1979年 イラン アメリカ大使館人質事件とソ連のアフガン侵攻。


ホメイニ氏らの反体制シーア派原理主義者がイラン革命を起こし、親欧米派のパーレビ国王は自ら政府専用機のボーイング727を操縦し一族と共に国外へ脱出、キッシンジャー元国務長官が動き、癌の治療の名目でアメリカに入国する。


イラン革命政府はイスラム法学生達を煽動して首都テヘランのアメリカ大使館を襲撃占拠、外交官と警備の海兵隊員やその家族など計52人を人質にパーレビ国王の身柄引き渡しを要求した。

このイラン革命と米国大使館人質事件は中東にイスラム革命と欧米にテロの嵐を呼ぶことになる。


その前年1978年、イランと国境を接する東隣のアフガニスタンでは、王族出身のダーウード首相が暗殺され、共産主義者タラキーが首相となり親ソビエトの共産主義革命政権が誕生していた。


タラキー新政権を多分野で後押するソビエト連邦は軍事顧問団もアフガニスタンに派遣していたが、軍隊で抑え農民に武器を配る強行且つ、急速な農地改革に各部族の指導者達が強く反発した為、政権は内部分裂して副首相のアミーンがクーデターを起こしタラキーは首相の座を追われた。


この派閥争いを繰り返えす共産革命政権に対抗する反共反政府勢力がアフガン全土で武装蜂起、政府軍で抑え切れなくなったアミーン政権はソビエト連邦に軍事介入を要請する。

ブレジネフはアミーン政権支援に見せ掛け10万の地上軍を送るアフガン侵攻を決めた。

ソビエト連邦はKGBアルファ部隊とGRUスペツナズに大統領宮殿を急襲させアミーン大統領を殺害してカールマルを大統領に据え親ソビエトの新政権を樹立させた。


CIAは反政府イスラム武装勢力のムジャーヒディーンなど義勇兵に対し極秘に武器を供給、数十億ドルを支援し共産主義政府軍とソビエト軍に対抗した。

パキスタン経由でCIAが義勇兵に届けた数百基のFIM-92 スティンガー携行対空ミサイルで数百機の軍用機を撃墜されたソビエト軍はアフガンの制空権を失う。

強力な空軍・航空兵力の近接航空支援や低空地上攻撃に対して携行型地対空ミサイルは脆弱な防空力を充分に補う。



一方、テヘランの米大使館では拘束が続き人質に暴行が加えられ、イラン革命政府は国際社会から批難を浴びたが釈放には応じなかった。

時の米大統領カーターはペルシャ湾に展開させた CVN-68 「USS Nimitz」 空母「ニミッツ」と艦載の掃海ヘリ RH-53D 8機、MC-130、EC-130とC-141 計10機 AC-130 2機、脱出用の空軍基地占拠に強襲部隊のレンジャーと人質救出部隊デルタを各機に分乗させイラン領内深く侵入する大規模な人質奪還作戦 Operation Eagle Claw 「イーグルクロー」を発令する。

因みに本作戦が米陸軍第1特殊部隊デルタ作戦分遣隊 通称デルタフォースの初陣だった。


斯くして作戦は実行されたが、空母「ニミッツ」を発艦しイランの防空レーダーの捕捉を避け低空飛行していたRH-53が砂嵐に遭い視界不良で2機が砂漠の合流拠点 Desert One に不時着する。

また、もう1機がエンジントラブルで空母に引返し、遅れて現着した後続の1機が油圧系統の故障で飛行不能になり、この時点で作戦遂行最低機数を割り込み救出作戦の中止を余儀なくされた。

更に撤収中に中継拠点で給油を終え移動していたRH-53が強風に煽られ駐機中のC-130に衝突、積載燃料と弾薬に引火し両機は爆発炎上して死者8名と負傷者4名を出した。


作戦の失敗はパイロットの経験不足と折りたたみ機構を備えるが、サンドフィルター未装備の掃海型 RH-53D シースタリオンを足の長さと空母収容の都合で選択した事も一つの要因であった。

駐テヘラン・アメリカ大使館の人質はパーレビ国王が亡命先のエジプト・カイロで死去した事に拠り、占拠拘束から444日後の1981年1月20日に解放された。

この日、レーガンに大統領選で敗れたカーターが退任しホワイトハウスを去った日だった。


ヒラリーの婿殿はホワイトハウスでは勇気満々だったが、93年モガディシオでアイディードの民兵に MH-60L ブラックホークを墜とされてから地上部隊派遣を躊躇うようになる。

ソ連はアメリカが経験したベトナムでの泥沼をアフガンで味わう事になり、アメリカもアフガン介入に拠り後々まで共産主義者以外からも異教徒として祟られる事になった。


これは当時の世情だが、東西冷戦が集結した今でも中東諸国と米露は傷を引き摺っている。


イラン・イラク戦争、湾岸戦争ではホルムズ海峡封鎖。

そして再び、テヘランの外国大使館は襲撃されることになる。

イスラム革命後、原理主義指導者ホメイニはイラン共和国軍とは別に革命政府に忠誠を尽す軍事組織のイスラム革命防衛隊を創設した。

悪の枢軸。

イラクのサダム・フセインが倒れた現在もイランは中東各地で反米テロ組織を支援しシリアや北朝鮮と兵器開発を続けている。

イラン・ペルシア人の核開発とテロ攻撃にヘブライ人でけではなくアラブ人も怯えている。

そして互いに米軍基地を置くカタールとバーレーンの親米国間にも領土紛争や内政干渉、部族間の確執がある。

「敵の敵は味方。」という具合に東西冷戦が終結した今の中東では単純に物事は進まない。

何時、第5次中東戦争が勃発してもおかしくはない。

日本は1953年 朝鮮戦争の終結前、西側陣営の一員でありながら英国のイランに対する経済制裁を破り、出光興産が原油タンカー日章丸を送り、英国海軍の海上封鎖を突破してイラン産石油を輸入した「日章丸事件」より米国と反目するイランとの良好な関係は続いている。

スエズ運河を介する欧州地中海貿易、紅海、ペルシャ湾を積出す中東からの原油に依存して来た日本が何時までも遥か彼方、月の砂漠の他人事、自分には関係無いでは済まされない。



この Gunship ゛HEAVY METAL″のスキンヘッドの空軍少佐はジョー樋口の弟子。




夜間飛行のターボプロップ機の翼に点滅するランプは

遠ざかるにつれ次第に星のまたたきと区別がつかなくなります。

お送りしております、この音楽も 美しく、あなたの夢に溶け込んでいきますように

Mikkola航空がお送りした音楽の不定期便、ジェットストリップ

夜間飛行のお供をいたしましたパイロットは私、

イルカに乗れなかった飛行少年、城みちるでした。

また何時か、午前0時にお会いしましょう。


最後に彼女のお気に入りだったスローなナンバー Lonely Summer Nights この曲も泣かせる。





今回も純粋な音楽の話にはならなかった・・・


長期に亘ってUSSエンタープライズの副長兼、科学主任を務めたスポック少佐に捧ぐ。



次回は平成昭和のセクシーアイドル特集、

ゲストは天才作曲家、佐村河内きみまろ先生の予定です。

どうぞお楽しみに。





嘘ぴょん。

関連情報URL : http://briansetzer.com/
2015年02月11日 イイね!

Accident at Inland Sea 2 LST4001「おおすみ」衝突事故 2

 Accident at Inland Sea 2 LST4001「おおすみ」衝突事故 2去年1月15日 広島県 阿多田島沖の瀬戸内海で起きた
LST4001「おおすみ」衝突事故 を書いていた。

今年1月29日 運輸安全委員会の船舶事故調査報告書を見る限りに於いても初見通り、護衛艦「おおすみ」が保持船であり、遊漁船「とびうお」が避航船の船位関係であった。

輸送艦「おおすみ」は注意喚起信号を鳴らし転舵減速、海上衝突予防法の保持船義務を果し回避努力もした。


では、もう一方の避航義務船である「とびうお」の衝突回避への行動は適切だったのか。


事故発生当時のブログにも書いたように、海上の衝突事故は海事法規を守るだけでは回避できず、注意とマナーや互いの衝突回避努力、海象や物理知識・経験・判断力が必要になる。

前方の危険を察知し緊急に Full Astern(後進強速)を掛けても質量の有る大型船は速力にも拠るが停船距離は自船全長の5倍以上、「おおすみ」ならば約 900mは必要になり、更には後進減速中や低速航行、前進微速時は極端に舵の効きが低下し微妙な回避運動が取れなくなる。



今回と同じ様な海域、船位船速の状況下に於いて輸送艦「おおすみ」に回避できない衝突ならば、足が入った大型タンカーやカーゴを満載した貨物船には避けきれない。

また大型船は狭い水道など海域に拠り 喫水と水深の関係で航路幅一杯を使えない事も多い。



レジャーボート・小型船も大型船と同じ水域水路を同じ国際海事法規に則り航行している。

大型海技免状に比べ小型船舶操縦士は1級でも乗船履歴や訓練は必要なく簡単に買える。

陸上の大型自動車免許より教習時間も遥かに短い事も問題で改善が必要だと自分は考える。

衝突事故を起こせば被害は自船だけで済まず、スキルは当然ながら責任感が問題。

相手船乗組員や乗客の生命、数十億円の船と積荷の責任、事故処理サルベージに海洋汚染。

陸海問わずフラつくチャリや原付(小型漁船、ボート)を見れば自爆テロリストだと思え。 

と言って部下には注意喚起していた事もある。



自分はこの事故の死者に鞭打つ気は無く、不幸な海難事故として公平に見ていた。

海難事故も陸上の交通事故と同様に互いが動いている場合、100対0の過失割合は無い。


しかしながら市民団体と称するメンバーらが当時の「おおすみ」艦長と当直士官を業務上過失致死と業務上過失往来危険の疑いで広島地検に告発状を提出し、もし地検が不起訴処分とする場合は、検察審査会への申立ても検討すると言う。 

プロの検証結果や事実に基づく裁定を無視して自衛隊を叩く左巻きマスコミ。

過失が有ろうが無かろうが自衛隊が責任を取るべき絶対悪で必ず罰せなければならない。という思考と目的が自分には到底理解できない。

真に事故の再発防止を求めるなら、相手遊漁船 「とびうお」の回避義務も問うべきである。

この市民団体とやらの主張が罷り通れば、護衛艦だけでなく国際法である海上衝突予防法を遵守する全ての大型船舶は危なくてまともに航行できなくなる。



自衛艦艇だけではなく、大型フェリーやタンカーなど全ての船舶の当直士官や当直部員は緊張感と絶対に事故を起こさないという責任感を持ってブリッジに立つが、胃潰瘍になるのが職務ではない。



自衛隊は人殺しだー、職務怠慢だー、艦長と当直士官を刑務所に入れろ―!って何だ。

こういう類の市民団体とやらの活動目的、連中の理論と頭の構造はどうなっているんだ。

これがCOSCO中国遠洋運輸集団公司のコンテナ船とオネーちゃんを乗せた大企業のボンボン所有の豪華クルーザーの衝突事故でも市民団体と称する連中は今回と同様に騒いだか。

反対運動で立入禁止や航行禁止区域に平然と侵入して入港船や作業船、警戒船を取囲み妨害するバカ左翼の危険行為はスル―するのか。

そればかりか航空機の飛行を妨害し公道を占拠して傍若無人に暴れまわる。

航空法や道交法すら守らぬ連中が憲法9条を護れと喚くな。

脳ミソが左に偏ったマスコミは運輸安全委員会の船舶事故調査報告書 にある輸送艦「おおすみ」側の反省点と海上自衛隊への改善提案だけを都合よく切り取って記事にするな。

「おおすみ」を一方的に加害者扱いし自衛隊の責任追及を目を血走らせ感情的に偏った報道をした偏向ステーション古舘、ニュース9大越は艦長以下「おおすみ」の全乗組員に謝罪せよ。




今回のISの人質問題も然り、おかしな偏見で責任を追及する笑えないおかしい輩がいる。

テロリスト侵入を阻止する水際対策と旅行者の入国審査緩和で入国管理官が奮闘している。

先日の国会で社民党 又市のオッサンは日本政府と安倍内閣に対して現地への支援だけではなく、中東からの難民の入国手続を早急に緩和して更に多くの難民を受入れろと要求した。



アホか。

各国が中東地域からの入国者に注意を払い監視警戒を強めている時に何を言い出すのか。

こいつは余程バカか、それとも頭が解放戦線、テロリストにシンパシーを感じてるかだ。

そもそも何で北朝鮮の工作員が日本の国会議員に紛れ込んでいるんだ。



一般のシリア難民は国境まで来るのが精一杯であり、彼ら自身もドイツやフランス、北欧で難民認定を受けたがっている。

また中東から遠い日本まで来れる難民は余程の幸運と資金、日本に親戚やコネを持つ恵まれている人達が大半である。

今、難民入国のハードルを下げればテロリストの入国も容易にしISを利する事になる。

やがて必ず過激思想に感化された者達が欧州で大きなテロが起こし難民受入に寛容な国々も国境を閉ざし異教徒の移民を厳しく監視することになる。




前のブログにも書いたが、テロリストの殲滅には地域の治安と教育、経済的な安定が必要。

一時的な遠隔地からの難民受入は何の解決にもならない。


自衛隊と日本政府を目の敵にし防衛力や同盟弱体化を叫び治安安定の足を引く輩が湧く。

戦争に反対するのは日本人なら誰でも当然の事であろう。

しかし平和は誰からも恵んでは貰えない、平和は他者から施される物ではない。

平和を連呼しているだけでは平和は維持できない。

右も左も口を揃えて日本はアメリカのポチだと一つ覚えを繰返し言う。

米国は日本の同盟国であり、それ以上それ以下でもないと言う考えを持ち経済や安全保障に於いて互いに利用し合う間柄である事だと理解せよ。

愚痴を垂れ吠える前に米国に限らず他国の言いなりになる飼犬に成り下がらないよう日本は黙って国力を養い国際発言力と影響力を粛々と高める賢い努力をすべきだ。


坊主憎けりゃ袈裟まで憎いから木を見て森は見えない。

何もかも混ぜて考え短絡的な感情で物事の表面だけを見ると10年後の修正は難しくなる。


己の都合、思想でコロコロ変わり矛盾するアホな奴らの話しを聞いていると頭痛がする。


我国の建国の記念日に日本の未来を思ふ。

Posted at 2015/02/11 00:10:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日本の未来 | 日記
2015年02月04日 イイね!

Operation Inherent Resolve  生来の決意とアラビアのロレンス

Operation Inherent Resolve  生来の決意とアラビアのロレンス米軍の絨毯爆撃、血の日曜日、レバノン内戦、天安門

武力闘争は殺戮であり、戦には人質交換や裏取引もある

人にはそれぞれ思想信条や価値観、宗教観、論理がある

誰が誰を憎み誰を敵とし、どう戦うかは人の自由だろう

自分は歴史を無視し人の感情を理解しないのではない。


だが如何なる歴史や理由が有ろうとも拘束した非戦闘員の虐殺に正義を理由付け出来ない。

テルアビブ空港で偏狭身勝手な赤い革命戦士の狂弾に倒れた母妹に娘、巡礼者や旅行者。

アルジェリア国営精製プラントで人質になり亡くなった父夫や息子、技術者や商社の人達。


今回、外務省からの再三の警告を無視して、身の危険を承知でISIL(以下IS)の支配地域に自ら入り込んだ挙句に拘束されたジャーナリストの死を全く何ら落ち度や自己責任も無かった人達の死より大きな声で騒ぐマスコミ。

仲間の行動をジャーナリズムの鏡と擁護し、仲間の死だけを大声で悼むマスコミは幼稚だ。


拘束された人質が旅行者であれ、ジャーナリストであれ、例え武器商人や活動家の売名行為であろうが日本国外務省発行の旅券を所持する邦人の解放に日本国政府は全力を尽くす。

しかし日本国政府・政権の交渉や対応が悪いと喚く者がいる。

他の政権ならば身代金も払わず彼らが無事に帰って来たか。


人命は何より重い。 

そんなことは誰でも分っている綺麗事にしか過ぎない。

日本政府は「政策を変えろ!金を払え!」とテロリストの要求に従えと言う者がいる。

タカリ屋の要求に一度でも応じれば「日本は払う」人質ビジネスのエスカレートは必至。

仮に身代金を払い二人は助かっても、更に多くの日本人が狙われ命を落とす事になる。

戦場に行くな。とは言わない。 

だが人脈も護衛もなく、反政府武装勢力や民兵支配地域に踏み入るべきではない。

無分別なジャーナリストの身勝手な行動はテロ武装勢力への活動支援・共犯に等しい。

支払った身代金はより多くの市民を殺す武器・弾薬・爆弾になりテロ戦闘に使われる。

偏った正義感や政府の警告を無視する自己満足な取材欲は現地市民の為にならない。

身代金だけでなく関係各国は人質解放の労力や外交政策にも多大な負担を与える。



日本政府はクアラルンプールで大使館員を人質に取った日本赤軍と取引して収監中の過激派を解放した為にムンバイを離陸した日航機を再び赤軍にハイジャックされたダッカ事件の苦い過去がある。

自国民も人質に捕られながらも協力しているヨルダン政府に対し圧力を掛けろと言うバカ。

爆弾テロで多くの市民を殺され産油国ではないヨルダンにはヨルダンの事情世論がある。

日本政府はヨルダンだけでなく人脈を持つトルコやサウジアラビアにも協力を求めていた。



安倍が二人を殺した。・・・・・


安倍憎し、犯罪を憎まず自国首相を憎む反米思想の偏狭な左脳が言わせる。

マルクス・レーニン主義に拠る世界武力革命、共産主義シンパ、左巻が言うな。 

よど号、浅間山荘、テルアビブ空港、ドバイ空港、シンガポールの製油所、ハーグ大使館、クアラルンプール大使館、ダッカ空港、ジャカルタ大使館、ローマ大使館、ナポリ爆破事件と極左バカが暴れた左翼に都合の悪い犯罪は全て忘れたか。

日本赤軍の残党はPFLPパレスチナ解放人民戦線と共謀したテルアビブ空港の乱射事件を未だに正当化し続けている。

パレスチナ人に解放の大義は有っても日本赤軍に振りかざす大義も正義も無い。


思想宗教の偏向は狂気に等しい。


思想偏向テロリストは事実論理を歪曲し己の犯罪を正当化する口実に利用する。

拘束された二人が「私は日本人です」と日本のパスポートを見せてISは釈放したか。

テロ犯罪集団に交戦規定など無く、ISは国際陸戦条約も赤十字条約にも批准しない。

ISに感化洗脳されし者には異教徒は皆て敵であり、それ以外の何者でもない。


独立主権国家の首相が国でもないテロ犯罪集団の顔色を窺い物を言う必要はない。

ISが日本人を殺し日本を標的にすると脅迫しても日本とアラブとの関係は崩れない。

ISは中東諸国と日本の良好な関係を崩したい。

それに同調し日本やヨルダンの国民が自国政府を叩くことはISを利する愚かな行為。

ジャーナリストの首を斬り落としたのは日本政府でもヨルダンや米国政府でもなくISだ。

中東でのテロや邦人救出に常に協力してくれる親日家のアブドラ国王との関係は重要。



イスラム国は外交を分っている・・・・・・


アホか。 

外交も統治も分ってないテロ犯罪集団のISに外交交渉など出来ない。

自分がIS指導部なら支配地域で誘拐暴行、強制供出、捕虜虐殺は絶対に許さない。

侵入者を拘束しても外国政府には「我々に干渉するな」と警告し身代金など要求しない。


今回の3人の死はテロの敵対者にとって無駄にはならない。

日本の民間人を斬首し、ヨルダンのパイロットを虐待焼殺した事でISは完全悪となった。

ISは言動で揺さぶり、似非人権家や偽善者はテロリストの思惑に釣られる。

無知な偽善者よ、中東の畑で誰が多くの利を得ているのか考えれば分ることだ。




国家の定義、外交とは何だ。

イスラム国 Islamic State in Iraq and the Levant

国を名乗り独立を宣言してもISは世界の何処の国からも承認されていない集団である。

国連にも周辺国にも代表部も大使領事も置かず指導者の所在も判らぬ集団の誰と交渉しろと言うのか。


第一次世界大戦中のサイクス・ピコ秘密協定とオスマン帝国解体。

そこに若き日の英国陸軍情報将校 トーマス・E・ロレンス中尉がいた。

三枚舌の大英帝国は初めからアラブ人との約束を守るつもりはなかった。

植民地と利権、資源欲から好き勝手にアラブを切り分けた欧米列強に綺麗事は言えない。

英軍は仏領西アフリカに侵攻して仏軍と交戦、シリアやレバノンを武力で制圧占領しておきながら仏政府と仏印総督の許可を得た日本の仏印進駐を強硬に抗議し米英は対日制裁を行った。

第二次大戦後はアラブとイスラエルの軋轢を生み、CIAとKGBは中東を掻き回した。

79年のイラン革命、米大使館人質事件は中東にイスラム革命と欧米にテロの嵐を呼ぶ。

カメラを回し人の喉を掻き斬る輩を国と呼ぶなら、マフィアや麻薬カルテルも国家になる。

如何に崇高な目的だろうが自分は戦略戦術に人質をとる武装集団を国家と看做さない。




日本政府は白人に媚びて欧米連合に加わり戦争をしようとしている・・・・・


左翼はおかしな妄言を吐くな。

大戦を嗾けたのはコミンテルンと各国の政府や軍に潜り込んだ左翼共産主義者だ。 

嘘ツキの極左は覆面を被り、縛り上げた無抵抗な人質を見せしめに斬首する輩以下。

バカの希望通りにISは頑張り、これからも更に多くの無抵抗な民間人を虐殺する。

また多くの女性や幼い少女を連れ去り強姦しながら奴隷にして人身売買を行う。

ISの武力攻撃やテロに拠って、これからも多く人が亡くなる。



頑張れイスラム国・・・・・


バカを言うな。

一体、どんな思考回路と神経で頑張れと言っているのか? 冗談では済まされない。

人と違うことを言って目立ちたい何でも反政府、反米バカ。

こう言う奴に限って暴力団に媚びり、組織犯罪を必要悪であるかのように言う。

ISにシンパシーを感じる者は空港でAKを乱射した赤軍の同調者と同じ輩だ。

やがてテロの範囲が拡大し犠牲者が増えれば、バカはトーンダウンする。



ISILはPLOではない。

ISは何度も同盟する反政府軍を裏切り背後から攻撃して奪った支配地域で反米思想と反シーア派意識が強いスンニ派の市民さえも大量虐殺してアルカイダからも破門された。

勿論、中にはアッラーの教えに忠実に従い真剣に神国の建国を夢見る純粋な若者もいる。

支配地域で兵士は市民に笑顔で優しく接し広報はそれを利用し外国に神国をアピールした。

だがイスラム原理主義者とバース残党の世俗主義者が思想的に相容れ統一共闘できない。

ISの道徳規範は一つではない。

砂漠のクメール・ルージュは強盗を繰り返し子供達を連れ去り、役使して手足を切断する。

また異教徒異宗派に容赦なく人道援助活動家さえも殺害する。

恐怖支配と戦火から逃れて来た女性と幼児が大半を占める国境の難民は16万人を超えた。

左翼はこまれで築いてきた中東諸国との良好な関係を安倍政権が崩したと嘯くな。

安倍首相の中東訪問や難民への人道支援表明は長年に亘り日本が独自に行ってきた中東政策の延長線上であり、失策の尻拭いに未熟な新生イラク軍を投入し復讐に燃え独立を求めるクルド人を利用するオバマの機嫌取りではない。 


日本には信念を持って日本にできる国際貢献がある。

日本国自衛隊のイラク派遣による平和活動は無駄ではなく、現地では多くの人々から信頼と感謝の意を得ている。

国益とは目の前にある物理的な経済、通商利益や領土領海だけではない。

「ウクライナ危機」にも書いたように国際協調は大切だが、日本は多勢に加勢することはなく国益と安全保障を優先し日本独自の外交路線を行けばよい。



憲法9条が有るから日本人は狙われなかった。と9条信者が唸る。

日本国憲法の中身など中東の反政府ゲリラや砂漠の盗賊、街の強盗が知る訳がない。

日本と中東諸国の良好な関係が続き日本人が狙われなかったのは石油の貿易と日本製品、そして運河やダム、プラント、発電所、橋梁、港湾施設インフラ整備などのODAはじめ経済技術援助協力と日本の文化や異文化と異宗教を尊重共存する勤勉な日本人に好感を抱いていたからだ。

日本は1953年 朝鮮戦争の終結前、西側陣営の一員でありながら英国のイランに対する経済制裁を破り、出光興産が原油タンカー日章丸を送り、英国海軍の海上封鎖を突破してイラン産石油を輸入した「日章丸事件」より米国と反目するイランとも良好な関係は続いている。


首脳会談や首相外交をやれば何でもバラ撒きと批判する安倍憎しで物事を見る低脳ども。

自らは何の種も撒かず、育てもせず、収穫だけを要求するのが日本の左翼反政府主義者。



「日本は中東のイスラム諸国、全アラブを敵に回した」と言う低脳左翼。

「イスラム国」と名乗る武装勢力の単純なイメージ戦略に引っ掛ったバカの証明だ。


アラブを一括りにするな、日本にあるアラブ諸国の大使館に行って言ってみろ。

アブドラ国王やオバマ大統領が白人に見えるのか、ISは既に多くのアラブ人も殺した。

ISの敵は白人欧米連合だけではなくイラク、シリアと周辺のイスラム教国。

世界約60ヵ国が参加している有志連合には、ヨルダンをはじめにサウジアラビア、イラク、エジプト、トルコ、レバノン、アラブ首長国連邦、クウェート、バーレーン、モロッコ、オマーン、カタール、ソマリアなどの中東、アフリカのイスラム教国が名を連ねているがイスラエルは加盟していない。

自分はISILをイスラム国と呼ばない、他のイスラム教徒に失礼だからだ。



少なくとも自分の周りのアラブ、イスラム教徒の友人は日本政府の対応を批難していない。

クェートの油田欲しさに侵攻したサダムフセインは湾岸戦争を聖戦に掏り替えようとした。

サダムの亡霊バースの残党は再びジハードを騙りイスラム教徒の顔に泥を塗り反感をかう。

ヒズボラでさえ批難する蛮行を嫌悪し一番迷惑しているのは敬虔なイスラム教徒である。



殺せば殺すほど憎しみは募り報復の連鎖が始まるのは民族、信仰に関係なく世界共通だ。

国の命を受け任務中に捕虜になったパイロットの処刑はヨルダン国民に強い憎しみを産む。

虐殺を繰返しイスラムの教えに背くISはやがてイスラム教徒に包囲挟撃される事になる。


精密攻撃とは言え、市街地の空爆や巡航ミサイル攻撃には市民の犠牲が伴い、ISは民間人や捕虜人質を楯にしてプロパガンダにも利用する。

空爆を強化し地上軍を投入しても元々正規軍ではない民兵は市民に紛れ込み便衣兵となる。

ガザとウクライナの停戦、ネタニヤフとプーチンはオバマが地上戦を決めるまで沈黙する。

しかしプーチンはこのままシリアを放置しない、チェチェンも完全に鎮火した訳ではない。

またプーチンはシリアだけではなく、シリア・イラク・イラン・アルメニア・グルジア・黒海と地中海への出口海峡に面するトルコをNATOから切り離したい。

金融危機とシリア内戦からの難民問題が長引けば、やがてEUには分裂の危機が訪れる。

欧米がシリア内戦とテロ対策で奔走すればウクライナ新政権は梯子を外される事になる。

プーチンはアサド政権支援に空爆だけではなくシリアに地上軍を送ることまで考えている。

オバマ民主党政権発足以来、失策続きで中東での米国の権威は堕ち続け中東諸国の指導者達はロシアの動向を見ている。




余談だがISは日本車、特にトヨタが好きだ、自由シリア軍もTOYOTAの4WDを愛用している。

ISが身代金や殺人犯の釈放を持ち出さず、ランドクルーザーとハイラックスの新車(フルオプションで2年保証付)400台を要求していたら国際世論や事態は変わっていた。

かも知れない。

ロレンスもラクダより、バイクを愛した。


砂漠の狐 ロンメルのアフリカ軍団もサダム親衛隊ハンムラビ装甲師団、優秀なトヨタのハイラックスも油が無ければ、只の鉄屑になる。

中東は油が水より安いと言っても栓を捻れば蛇口から無造作に出て来るのではない。

ISの砂漠での行動を制限させ資金源を断つ為にも油田地帯の石油精製所や備蓄施設を制圧奪還する事が重要になる。

しかしながら地上戦に拠っても市街地に散開潜伏するテロリストの完全な掃討殲滅は困難であり、攻撃と同時に他国からのテロリストへの支援を遮断すべきである。


ISは表向きには反欧米、反政府とするが、思想、民族、宗派などは関係なく、権益の為に誰の側にも銃口を向ける傭兵テロ集団であり、信仰とネットを利用し新兵を世界中からリクルートする。

ISの本拠地はシリアやイラクではなくネットの中に在る。

殺したい。 戦ってみたい。 

貧困に苦しむ者、将来に希望を持てない者、仲間が欲しい孤独な者、職に就けない者、自分の力を試したい者、銃器兵器に興味がある者、狂信者、アナーキスト、革命に憧れる者。

ISは日頃の生活環境に不満を持つ若者達を周辺地域だけではなく世界中から集めている。

他国の紛争に他者が無責任に加わり見ず知らずの人達の生命や暮らしを奪う権利はない。

厄介なのは思想を擦込まれ戦闘訓練を受け銃火器爆弾のスキルを身に付けた民兵が難民に扮装し他国へ越境、外国から集められた若者達が出身国に戻り広域でテロをやらかす事だ。

母国を知らず差別感や劣等感を持った移民二世三世が異国に馴染めずISに感化される。

テロは宗教宗派の対立、反政府、反体制、人種間の問題だけではない。


ISはSNSで自殺願望者を唆し、世界中でテロの誘爆を狙っている。


破門されたISとアルカイダの確執と対立は世界各地でテロ集団のFC加盟店拡大の勢力と資金争いになる。

やがてISはアフガンやパキスタンにも勢力拡大を図りアルカイダを支援してきたタリバンとも衝突する可能性もある。

東南アジアでジェマ・イスラミアを同化したISはインドネシアからフィリピン南部に北侵してイスラム過激派アブ・サヤフとミンダナオ島で反政府ゲリラ活動を激化させる。


元々ISに資金援助したのは有志連合に参加しているイランを牽制したいサウジアラビアやクルド人勢力の拡大を阻止したいトルコであり、カタールなどオイルダラーやアサド政権も自由シリア軍潰しにISを利用している。




今回、仮にISを表面だけ組織的に解体し、アルカイダの活動を鎮静化してもパレスチナ問題に続きシリアの難民とクルド独立、イエメン動乱やサウジ・イラン対立など次々に問題が生まれる。

中東は多様な民族宗派や貧富が混在する上に産油国が集中し他国の思惑も絡み合い、民主化や武力介入だけでは簡単に平和が訪れない地域である。

シオニスト vs イスラム、スンニ派 vs シーア派、アラブ vs ペルシャ vs ユダヤ vs トルコ vs クルド

イラン・ペルシア人の核開発とテロ攻撃にヘブライ人でけではなくアラブ人も怯えている。

イラン・イラク戦争、湾岸戦争ではホルムズ海峡封鎖。

シーア派原理主義者が親欧米パーレビ国王を追放してイスラム革命を起こし米国大使館を人質に獲った首都テヘランもISはテロ攻撃の標的にする。

イスラム革命後、原理主義指導者ホメイニはイラン共和国軍とは別に革命政府に忠誠を尽す軍事組織のイスラム革命防衛隊を創設した。


そして互いに米軍基地を置くカタールとバーレーンの親米国間にも領土紛争や内政干渉、部族間の確執がある。

「敵の敵は味方。」という具合に東西冷戦が終結した今の中東では単純に物事は進まない。



ガザの嵐。 

約束の地パレスチナではハマスがイランの支援で武装蜂起してガザの街は再燃、周辺国を巻き込む第5次中東戦争が何時、勃発してもおかしくはない。

脳天気なマスコミと似非人権家が持て囃した反体制運動「アラブの春」が更に中東を不安定にする要素となった。

灼熱の陽射しが照つける熱砂が広がるアラブには春が無い故にイスラムは月星を崇拝する。


アッラー、ヤハウェ、釈迦「テメェら、宗教を己の政治覇権や領土紛争の扇動に利用してんじゃねーぞ!」

ムバラクは酷い圧政者ではなく、アラブに春を煽動しなけしればバッシャール・アル・アサドさえも自国の市民に対して冷徹な弾圧など行う事はなかった。


民主化が悪い訳ではなくテロの温床になる貧富の差を無くし宗教言論の自由も大切である。

元々民族、宗教、宗派、言語が違う部族を思想主義で統一し括る国家はアラブでは脆い。

民主化、西洋化されても政権や体制に不満を持つカリフ、少数分子、部族は必ずいる。

中東は油田が発見されるまでイスラム教と言う大きな縛りと厳しい戒律で纏まってきた。

現在はイスラムと言う最大公約数だけでは部族や宗派間の対立を収められなくなっている。 



カミカゼをやった日本人は自爆テロを非難するな?

先の大戦で亡くなった日本の特攻隊員と無差別自爆テロを同じだと言い擁護する者がいる。

多勢に無勢、決死の玉砕、片道燃料、十死零生 一殺必中を期し爆弾を抱き突撃を敢行。

航空、空挺、水雷、水上特攻に赴き散っていった若者達。

帝國陸海軍の特攻隊は不利な戦況の打開、または敵の攻勢への足止に敵艦艇、爆撃機に対し体当たり、また敵陣に降下突入したが、女性や子供も含む無防備な民間人やバスや駅など公共施設を標的とし無差別に爆破、民間機のハイジャックなど非戦闘員を故意に巻込んではいない。

兵力装備が脆弱、資金不足で正面戦闘が困難だという理由から敵の兵舎や車両に自爆攻撃を仕掛ける事は反体制、抵抗派のゲリラ戦の一つであり、非正規軍の戦術としては否定しない。

また敵軍に対する攻撃を聖戦とし自爆戦闘を殉教とするのも自由である。

2000年10月、実際にアルカイダもアデン港に停泊中の米海軍アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦 DDG-67 USS "Cole" に対し小型ボートに拠る自爆テロを行い17名の水兵が死亡した。

だが軍事施設や敵兵を標的にする攻撃と公共施設を狙うのは明らかに違う意図目的がある。

争いの理由が宗教、民族、思想の自由や解放、またIRAやウイグルでも民間人を狙うのはテロだ。

この行為を弱者に拠る抵抗と認めてしまう事は、己の思想信条を押し通す為に非武装の非戦闘員、民間人への銃撃、爆弾テロなど更に弱い者への犯罪行為を擁護する事になる。

軍や兵士との戦闘を避け戦場以外の都市で暮らす無防備な市民の命を狙う卑怯者をアッラーの神は元より如何なる神も加護しない。

空爆の犠牲者、人質の命は何より重いと言いながら自爆テロを反体制の抵抗手段と言うな。

憎しみと報復の連鎖を起こすのは空爆だけではない、テロに拠り連鎖は起こり空爆は激しくなる。

またテロリストが核や化学兵器を入手すればどうなるのか、ISを擁護する連中は考えろ。

テロはテロであり、憎むべき犯罪であると認識判断できることが人として大切なことだ。



日本人を標的にすると恫喝、宣言した手負いのテロリストは血迷うかも知れない。

名指しされずともテロの凶弾や炸裂した爆弾の破片は日本人だけを避けて当たらない。

現在も多くの日本人が海外で活動し旅行にも行く、観光地でも被害に遭うのは必然。

残念ながら日本人がテロリストに襲撃されて亡くなるという悲しい事件は再び起きる。


また日本でも国際会議や競技大会も行われ、2020年には東京で五輪も開催される。

テロはイスラム過激派だけではなく、反日国工作員に極左集団、カルト教団や個人。

東京五輪に世界の目が集まれば嫌でも内外のテロリストが無防備な日本に注目する。

浅間山荘の様に軽装備の若い警官や自衛官が身勝手なテロの犠牲になるのは御免蒙る。


平和ボケ。

これを言うとスグに左バカが「極右がー!」とアレルギー反射を起こす。

日本で首相などの要人暗殺に政治中枢や公官庁、原発や鉄道、空港や港湾、電気に水道、ガス、石油備蓄などのインフラ設備、先端企業へのテロ攻撃は何時起きてもおかしくない。

何度も書いたが、これから日本の治安警備と防衛の強化と法整備は進めるべき。

国内及び公海領空海洋上に於いて警察で対処できない重装備テロに拠る航空機・船舶の乗っ取り、有事や戒厳下など敵兵制圧や暴動を鎮圧する自衛隊の治安出動の現実的想定と訓練。

また邦人の誘拐人質事件等が後進貧困国で発生した場合、現地の警察や軍の治安隊に拠る解決を当てにはできない。

外国の対テロ部隊は政情に拠り人質救出より制圧、犯人の強制排除を優先する国もある。

特に治安や対テロ救助組織が確立されていない後進国で人質事件や遭難事故が発生した場合には邦人救出の為に他国と同様に日本も救出部隊を派遣させる必要も出て来る。

Delta、SAS、GIGN、Альфа、日本にも SFGpやSBUとSATなど対テロ特殊部隊はある。

だが海外で起こるテロ人質事件に対し、現在は特務機関も無い日本の救出部隊は動けない。

憲法や外交問題、経験や知識、情報収集能力に欠け装備、行動能力も限られているからだ。

外地での事件発生時には現地政府の承認を得た場合、日本の対テロ特殊部隊が人質奪還や邦人救出作戦を臨機応変に対応遂行できる法整備も必要になる。

しかしそれをやっても海外での作戦任務の成功率は極めて低いと言う事はイラン米国大使館人質事件やモガディシオでのブラックホーク撃墜を見れば判るように、陸海空世界最強の特殊作戦群を持つ米国でさえ難しいと言う事は付け加えておく。



外交は武器を使わぬ戦争で各国政府が主張を戦わせ凌ぎ合い国益を左右する戦場である。

外交力や軍事力の優劣は情報収集力と分析能力に左右され、勝敗を決めるのは諜報戦だ。

外国の大使領事館は事実上、諜報活動の出先機関であり武官が駐在し情報収集分析を行う。

また現代の諜報戦は平時に於いても監視衛星やIT技術を駆使しするハッキングなどサイバー戦術の優劣が外交安全保障はおろか政治経済までも左右する。

軍・NSA・CIAと合衆国の情報畑を渡り歩き特に対サイバー攻撃防衛などコンピュータセキュリティを担当していたエドワード・スノーデンのロシアへの亡命はFSBに莫大な防諜とカウンターの戦術策を齎し後数年間の米国の諜報戦略に大きなダメージを与える。


世界の動きに遅れながら日本も対内外インテリジェンスの強化を進めなければならない。

世界各地の日本領事館への駐在武官を増やし他国との情報交換と探知力の強化が必要。

陸海空の護り同様に偵察監視衛星の充実に対サイバー攻撃専門の空間防衛部隊増強。

同時に収集した情報の解析を行い高い分析能力を持つ情報部や対抗ユニットを創設する。

日本の警備警察、公安外事は優秀であるが、権限や活動範囲、防諜力、警備力には限界がある。

反日左翼や第五列が喚こうが、テロ準備共謀罪やスパイ取締防止法など法整備を急ぐともに日本にもCIAやMI6、モサド、FSBとまでは言わぬまでも諜報機関が必要。

シリアのアサド政権を軍事支援しているのはロシアとイランや中共だけではなく、北朝鮮がシリアにスカッドミサイルや細菌兵器、化学兵器を売り軍事顧問を送り込んでいる。

日本はサイバー攻撃と同じく目に見えない生物化学兵器に対する防疫体制も脆弱である。

中東から離れた日本の隣にも市民を拉致誘拐、外交が通じず己の親族を殺害する国がある。

北朝鮮は条約を無視して核兵器の他にVXやサリン等の化学兵器や細菌兵器を開発する。

テロのみならず事が起れば先軍一党独裁の中朝も核兵器や生物化学兵器を躊躇なく使う。


結局はIS、北朝鮮、中共の挑発が日本の防衛、諜報能力の強化を後押している。


スエズ運河を介する欧州地中海貿易、紅海、ペルシャ湾を積出す中東からの原油に依存して来た日本が何時までも遥か彼方、月の砂漠の他人事、自分には関係無いでは済まされない。

日本人も真剣且つ冷静に渡航の安全や外交政策を見直し覚悟と決意するのは遅いくらいだ。



バグダッドに盗賊はいるが、アラビアにロレンスはいない。


やがて欧州には中東アラブを好き勝手に掻き回してきたツケが回る。

これから大戦以来の大規模な宗教、政治、経済難民が発生し欧州国境に押し寄せて来る。

難民の受入はテロリストを入国を容易にさせるリスクと民族排外主義や国粋主義の台頭で西欧から東欧、バルカン半島まで国家間に軋轢を生み、新たな民族紛争の火種となる。

ギリシャ債務危機が発端で始まったEU分裂は移民とテロと言う新たな燃料を投下される。

EU加盟国では経済格差や治安問題で各国の国内政冶の分裂でEU危機は激しく再燃する。

左派政権が人道主義を謳い大量に難民を受入れれば治安と財政の悪化を招くのは必然。

欧州各国で宗教と人種間の対立や衝突で敵対心と憎しみは募り、怒りと報復の連鎖を産む。



現在、中立性を欠き母国への国益誘導と自己保身や権力の拡大に走る無能な事務総長と拒否権を振り回す中露が安保理常任理事国を務める国連は機能不全に陥っている。

難民移民の入国を直接受け入れるだけが人権保護や国際貢献ではない。

紛争国から遠い日本で移民拡大を言う野党には人権以外に周辺国外勢の意図がある。

キャンプや周辺諸国に人道支援を行い、戦闘の終結後は停戦監視、地域を安定させ紛争当事国の治安と行政、自治回復に貢献するのも立派なテロとの戦い。

地雷や不発弾処理、インフラ整備、病院、学校、役所、施設建設など援助の方法や日本の仕事は幾らでもある。

戦火から逃れた難民達が安心して生まれた祖国へ戻れる様に恒久的な援助と対策が重要だ。

テロリスト排除には武力行使だけではなく、地域の治安と教育、経済的な安定が絶対に欠かせず、国家と呼ぶに相応しい多部族民衆から信頼される政府が必要である。

自分が安全で平和なら良いと言う今の日本人の中にある風潮は平和主義などではない。


中東の恒久的な安定平和への長い道程には日本も含め地域外の理解と援助が必要だ。

Posted at 2015/02/04 21:26:53 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日本の未来 | 日記
2015年02月02日 イイね!

Snow Operation  冬季野戦

Snow Operation  冬季野戦先日より寒波が日本列島を包囲、寒い日が続いている。

毎年、参加してきた長野県木曽町 標高3,067m独立峰 
御嶽山の登山道路を完全に閉鎖しての雪上走行。 

去年、突然の噴火に拠り犠牲者が出た故に今年はない。
と思っていったが疲弊する地元の観光支援の為にも今年も行う事になったと 参謀長グル万さんから聞いた。


これを聞いて年に一度の雪上全開戦闘の為に冬タイヤを履くアホが参加しない理由がない。

まして去年は拠所無い理由で参加出来なかった自分には2年ぶりの雪上走行。

正月の日本海作戦の帰路、A4はエンジンが全く吹けなくなり積車に載せて帰った。

異常数値を出していたアクセルポジションと燃料プレッシャーのセンサーを交換して何とか走れる様になったが空燃比がおかしくなっている。

恐らくインマニ可変フラップを戻した際に既に狂い始めていたセンサーでECUセッティングを行った為だろうが、症状やフォルトの答合わせと各センサー交換に辿り着くのが精一杯でECUを再セッティングする時間が無かった。


自分から307を引継いだ viper二尉は参加を希望していたがホイールが準備出来ず欠席。

今回は東部方面から「俺の日本初のSチャージャー搭載 Audi A6と加速勝負しろや!」と

何時も煩い手負いの変態野郎 SCA6氏が参加、中央道のPAで合流する事となった。



2月23日(金)11:00 天候とA4の機関不調を気にしながら白い山脈に向かい神戸を出撃。

阪神高速の生田川ICに入る信号待ちの内側右折車線で矢印➔信号で右折を開始した時だ。

外側車線にボケっと停車していた黒ノアのネーちゃんが信号に気付き慌てて内側にいたA4を全く見ず急に小回りの右折横断を始める。

右折信号の加速中にノアに前方を遮られ幅寄せされた自分はブレーキを踏みクラクションを鳴らしてノアと接触を避けた為に中央分離帯の縁石にA4の後輪ホイールをヒット。 

自分が避けて接触を免れたニット帽のタレ目のネーちゃんは赤い顔して、そのまま逃走。

自分は高速道路に乗らず側道に止めたA4から降りて確認すると綺麗に半周リムが・・・・

今まで一度もガリった事など無いのに。

アライメントは大きく狂ってなかったので気を取り直し変態と合流予定の中央道PAに向う。

PAに早着したので凍結防止剤が付着する前にホイールのガリ傷のタッチUPを済ませた。


しかし災難は重なるものである。

ダッシュの上に置いたメガネが転がって落ち、自分が踏ん付けて壊してしまったOrz。

変形してレンズが外れ専用工具が無くては治せない。

予備の眼鏡は積んでいるものの度数が違い、辛うじて運転は出来る緊急用。

SCA6氏の到着を待たずに中津川ICを降りて、とても親切な眼鏡屋さんを見つけ修理して貰ったが、変形が酷くて完璧には治らず視界が歪んで見える。

また気を付けて扱わないとスグにレンズが外れる状態。w

旅館に向かう木曽路の陽はとっぷり暮れて国道沿いのコンビニでSCA6氏と合流。

夜食やオヤツを調達している時も「おいオッサン、俺のA6と加速勝負しろや!」と煩い。

スタッドレスを痛めたくなく翌日は一日中、補給不可能な山上で燃料も無駄にしたくない。

が、後からA6がSチャージャーをキュィンキュィン唸らせながら何度もしつこく煽る。

A4の機関も自分の視力も不調であったが已む無く変態野郎の挑発に乗り応戦した。



信号待ちゼロからのスタートダッシュと中速巡航からの加速を数回比べ許して貰った。


旅館に到着し夕食を済ませて部屋に戻ると毎回、オフィシャルで御世話になってる Gun-megaさん が到着して一杯やっておられた。

ニュースを見ながらISILの話をしていたが、SCA6氏がSOPLのエロ話しに変える。

自分はGun-megaさんとラリーや5気筒エンジン音の話しなどで気が付けば午前4時前。

ここ数日の激務と昼間の疲れと腰痛で自分はクタクタ。

朝食モーニングコールと07:00集合時間も忘れて爆睡してしまう。



自分がグズグズしてる頃、窓から外を見るとGun-megaさんがサクソの暖機を済ませ出発。

食座敷に行くとitsumono-Oさん御夫妻(運転の美味い人は奥様も綺麗)がおられた。

自分は悔し紛れにSCA6氏を嫁だとカミングアウト紹介、髭面の新妻に御飯を装って貰う。

私達夫婦も朝食(ごはん3杯食べた)を済ませ準備してるとメガネのレンズが外れて焦る。

旅館の人に工具を借りて何とか仮修理したが、やはり視界は歪んだままであった。

A4も暖気を済ませ、SCA6氏の夏タイヤA6を置いて二人でスタート地点に向かう。


思い切り遅刻してスタート地点に到着すると当然、エントラント皆さんは走り始めていた。



グル万参謀長と毎年、お会いする papa-izmさん と皆さんに挨拶して自分も車列に加わる。



参謀長の合図で曲がったメガネと曲がった腰で曲がった雪道に2年ぶりにA4で突撃。

久々に走る雪山はとても美しく今年のコースは例年より雪が多く幅員も狭くなっている。

毎年、2輪駆動が失速して苦労するゴール前の長く急な坂道は朝からの走行でツルツルに磨かれ、今年もスリップして登れないFR車を後続の皆で押したが人力では無理だ。

また今年はコース幅員が狭く、後続の四駆が交し前に出て牽引する事も出来ない状態。

あくろぽりすさんがエスクードでスタック車を後から押して頂上まで上がる様に準備をしていてると、itsumono-OさんがEvo7から乗換えた黄色いインプのSpec-Cでコースを勢いよくバックでターボを効かせながらw 下って来てスタック車は無事に救助された。



ゴール地点の山上ロープウェイ駅はよく晴れて雪景色ながらポカポカと日差しが暖かい。

だがA4はエンジンを停止して水温が70℃まで下がるとアイドリングまでも不調になる。

水温センサーもボケて来ているのか、ゲージの上がり方もおかしい。

エンジンが Gut Reaction!・・・・・いや、とても変なリアクション(汗

フルスロットル時に失火、高ブースト時にAF計がリーンを指して危険が危ない。

雪山で積車要請という悪夢再来のビビリが入り、ブーストを下げて様子を見ながら走った。


2年ぶりの雪道、前半はパンツのゴムを忘れカメラが固定出来ずSCA6氏が手持ち撮影。



通過の画像は以前の参加車とプジョー307、後半のA4車載はGT2871Rタービン時。


ラリー部長さんも青いLHのGroup N GDB から GRBに乗換えていた。

某氏は苦労を承知で DELTA HF Integrale を手に入れてラリーに参戦するそうだ。

愛機A4も走行距離は短いながら持主と同じように旧型となりアチコチがボケて来た。

センサー類は少し寿命が長い消耗品だと考えるが、機関本体やボディは丈夫であり致命傷もなく、他に乗換たい機体もない。

ターマックからスノーまで難無くこなし曲がる足回りに換装に苦労したLSD。

スタイルも無難なセダンで特別カッコ良くもないが、ボケ始めたA4に愛着も感じている。


ただ長距離や自走遠征する遠くのステージを全開で走れない時はストレスが溜まる。


お昼弁当を頂きながら考えた結果、機関不調のままでは夜戦への続行不可と判断した。


戦は引き際が肝心だ、時に退く勇気と決断も必要である。

と、日記には書いておこう。 

(本当は雪山のエンジンブロー、凍死にビビって諦めたw)


もう一晩泊まる予定を切り上げ艦隊は針路反転帰途に就いた。

が、強烈な眠気に襲われ中央道に入ると最初の恵那峡SAで暗くなるまで爆睡してしまう。

結局は相棒のA4より自分の体力、身体の老朽化が進んでいると言う現実であったOrz。

尚、中津川ICまで行動を共にした変態野郎のSCA6氏が強行に意見具申していた第2攻撃目標に突入、玉砕したのかは不明である。


今回も楽しい雪合戦を主催して下さったグル万さん、寒い中コース整備をして頂いた地元の皆様、木曽町の方々有り難う御座いました。

参加者の皆様、お疲れ様でした、また来年も宜しくお願い致します。

ボロカスに書いたが、SCA6氏は本当は面白くて優しい男。 めっちゃエロいけどw

SCA6ちゃん、色々有り難うね、おかげで楽しかった、また遊ぼうぜ。


年明けから業務がバタバタ、みんカラ哨戒やブログ更新も儘ならない状態が当分は続きそうだが、仕事が忙しくなって文句は言えない。

Posted at 2015/02/02 21:04:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | Audi A4 Quattro | 日記

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「朝、伸び過ぎた髭も剃らずにお出掛け。
「お誕生日おめでとうございます♡」と言って
くれたのは交通安全協会のおネエちゃんだけ。
自費で5年前と同じ免許証入れのプレゼントw
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今年もなんとか運転免許更新を無事にクリア。」
何シテル?   05/25 16:15
元・気楽な海上サラリーマン  現・厳しぃ陸上自営隊  時々・トランスポーター 
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