サーキットアタックカウンター用車速信号の取り出し

HKSサーキットアタックカウンター（以下CAC）にはサーキット走行のためのスピードリミッター解除機能があり、車両の速度信号に割り込ませる事でそれを実現しています。
取説によるとアルテッツァ（3SG　M/T）の速度信号はE/Gルーム内にある、写真のエンジンECUコネクターの内の1本で、この線をカットして割り込ませる事になっています。（速度表示だけなら信号を引き出すだけで可。ふーみんテッツァ時代にナビ用と思しき配線が引き出されています。）
室内からECUまでの配線は結構手間が掛かりそうなので、何とか室内で完結したいと思い、配線図を眺めて勉強したところ、取説で指定の線はエンジンECUとメーターパネル間の配線で、助手席左足元のJ/Bを”白地に青”線で経由しているようです。

みん友ごぶさんの整備手帳（http://minkara.carview.co.jp/userid/254100/car/147268/657578/note.aspx）は以前から見ていて、配線図で調べたコネクターとも一致してるので特に疑うことなく線をカットして繋いでみました。（写真×線）
ところが、私のクルマではこの線はオーディ関係の電源線だったようです。妙に太いと感じてはいましたが・・・

配線図を何度確認してもコネクターは青色のこれですが、このコネクターには”白地に青”線がありません。付近で”白地に青”線を探すと下の別コネクター（写真？線）にありました。後輪を浮かせて回しながらテスターで電圧を測って見たところ、回転速度に応じてピクピクと３Ｖ程の脈がありました。ECU側でも測ってみましたが同じ信号が出ていましたのでこれをカットしました。
（本来はここでCACに仮結線し車速表示を確認するべきでしょうね）

それにしても、配線図と実車にこんな違いがあるとは・・・

カットした線にギボシをかしめてサーキットアタックカウンターからの線を割り込ませるようにします。
ECU側を黄色に、その反対側を白に繋ぎます。
CACの取説通りにオス・メスすれば不調時或いは未使用時には復元が可能です。（写真右上枠）

一応、車速信号取り出しのみ用に、ナビ用配線も分岐しておきました。

【懸案事項と検証結果】
１）速度は表示するか。⇒ＯＫ
２）CAC電源OFF時のエンジンコントロールへの影響（取説上はNG）⇒特に影響無し、VVTiも正常。
【訂正】翌日再確認の結果、CAC電源OFFで５km程走行するとチェックE/Gランプが点灯、TRC OFFランプ点滅　（エラーです）
３）スピードリミッター解除⇒確認できません（笑