
覚えていらっしゃる方は少ないと思いますが…
2010年5月24日に私は
こんなブログ
をアップしておりました。
それは…
福島県飯館村は図書館がなく、書店も村営の1軒しかない福島県飯舘(いいたて)村が、不要な絵本の寄贈を今月から呼びかけたところ、わずか10日間で全国から1万冊以上が集まった。別に現金まで添えて「わが家の子供がボロボロにしましたが使ってください。新しい本代の足しに」と申し出た人もいる。と言う内容でした。
私はこのブログを書いて飯館村の事を知り、又この国にはまだまだ捨てたもんじゃないねみたいな事を偉そうにコメントしておりました。
その飯館村について今日、NHKBSプレミアムで特集を組まれていました。
番組名は
クリスマスの卒業式
~福島・飯舘村の子どもたち~
と言うもので、
震災の影響で3月にできなかった村立の幼稚園と小学校の卒業式を12月25日に挙行しようと言う内容のドキュメンタリーでした。
村の教育長はじめ学校関係者、保護者、趣旨に賛同した俳優やアーティストが協力して卒業式を企画するのですが、それよりもその主役である子供たちの今の想いを追いかけると言う趣旨が強いでした。
この中でね、子供たちの村を…仲間を想う気持ちの強さに非常に感銘を受けたのですが、それ以上にこの企画の趣旨に賛同して動いていた
俳優の
伊勢谷友介氏
の発した一言に衝撃を受けました。
「大人の代表として子ども達に謝らなければいけない。自分が子どもだったらなんと思うか…」
そうして彼は、本当に打ち合わせの挨拶で訪れた小学校で子ども達に謝罪し長い時間深々と頭を下げているんです。
そうだよね…
東京電力管内に在住している僕たちが使っている電気を作る為に作った原発が事故を起こした為にこの子たちの人生が大きく変わってしまったんだ。
それって震災直後はよく議論されていたけれど、今の議論は「東電が電気料金を値上げするのはけしからん」って言うまたしても
「大人の都合のみしか考えられていない内容」
だもの…
ドキュメンタリーは去年の12月…クリスマスの卒業式で終わっているのですが…
子ども達は今も苦しんでいるんだよね…
親友同士だったのに飯館の近隣に残った女の子と大阪に避難した女の子…大阪に避難した女の子はご両親とも離れて暮らしている。
飯館の自宅を冬支度させる為にお父さんについて行った男の子…
避難している家に帰る直前、自宅の植木に設置してあるライトアップ用の電飾をじっと眺めて、「思い出した」と呟いている…
ごめんね…
本当に…
ごめんね…
我々が自分たちの生活の為とは言え、あなた達の生活の場に作らせて貰った原発が事故を起こしたせいで、とても悲しくて辛い思いをさせているよね…
ただ謝るしかできないけれど…
あなた達の生活を100%震災前に戻す事は難しいけれど…
許して欲しいなんて思わない…
ごめんなさい…
でも
せめて謝らせて下さい…
そうして…
応援を…
出来得る限りの応援をするつもりです。
あなた達が大人になる…
幸せな社会生活が出来る迄…
東京電力管内にいる大人の皆さん…
心の中でも…
口に出してでも…
こう言う文章にしてでも…
やはり一度謝りませんか?
私たちの快適な生活を送る為に存在していた原発の為に…
多大な迷惑と将来の不安を背負ってしまった、子供たちに…
国や東電の問題だ!俺たちが生まれる前からの事だ、と思わないで!
私たちが使う電力の為にこうなってしまったのだから…
今日2月11日で…
東日本大震災発生から11か月が過ぎました…
Posted at 2012/02/12 02:27:09 | |
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