
私が初めてこの業界に入職したのは山梨県だったのですがね、当時(今もですが)
東海地震
の不安のあるころでして
施設では当たり前の様に
1番利用者・スタッフ等の人命
2番利用者等の個人情報
3番法人の資産
と言う保護の優先順位を付けていました。
これは
阪神淡路大震災
の発生後も、又私が千葉に戻って来てからも変わる事なくどの施設でも実践されてきました。
でね…
3,11 東日本大震災
の際、ふと考えたんです…
いや、正確にはずっと思ってはいたんです避難訓練で
非常持ち出し
と言う袋を持っている事務職員を眺める度に…
災害が収まった後、この人達のデータがなくなっていたらどうするんだろう?…って
以下Yahoo!ニュースより転載
災害からカルテ守れ、
被災地で
ネット保存進む
読売新聞 10月7日(日)18時0分配信
東日本大震災で被災した病院や介護施設のカルテが失われた反省から、災害などで診療、介護に支障がないよう、別の場所でカルテを保管する取り組みが広がっている。
クラウドと呼ばれる情報ネットワーク上に電子カルテを保存する仕組みで、被災地で実用化が始まったほか、国も各地でネットワーク作りを支援。一方で、個人情報流出の不安も残り、実用化に向けた手探りが続いている。
昨年3月の震災では、多くの医療機関で津波などの被害により患者のデータが消失。宮城県医師会によると、県内で半壊以上の被害を受けた病院と診療所の9割にあたる163施設でカルテが失われた。県によると介護施設も200以上が被災し、多くの介護記録も失われたとみられる。
津波で全壊した同県南三陸町の公立志津川病院は、震災直後に避難所で診察を再開すると、1日300~400人の患者が訪れた。糖尿病などの慢性疾患が多く、内科医の西沢匡史(まさふみ)さん(40)は「どんな薬が処方されていたのか、患者さんの記憶に頼らざるを得ず、手探りだった」と振り返る。
こうした反省から、同医師会と東北大などは「みやぎ医療福祉情報ネットワーク協議会」を設立。医療機関と介護施設などを情報ネットワークで結び、カルテの共有化を目指している。
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最終更新:10月7日(日)18時0分
以上Yahoo!ニュースより転載
施設入所されているのであれば、大凡の事はスタッフさえ生き残っていれば判ると思います。
でも在宅の方については…
例えばご自身に理解力があってご自身が服薬管理されていた場合…
果たしてご家族は
どんな薬を何ミリ飲んでいらっしゃったか?
なんて判る方は少ないのでは?
病院や薬局で渡されたものをそのまま何も考えずにお渡しになっている場合が多いって事…
でもこれは多くの方がそうしていると思うんですよね…
それに…
あなたは健康保険証のIDナンバー覚えています?
ではお子さんのは?
行政に聴きに行っても、その役場にあるコンピュータがクラッシュしていてデータが引き出せなかったら…
有り得るんですよね…
って言うか、実際にあったんですよね…
だから本文にある
クラウド
での管理は非常に有効だと思います。
更に
総務省でも推奨していますね
でもねぇ~
これってセキュリティはどうなんだろう?
個人情報が物凄い量あるんですよね…
これが一気に流失したら…
この辺が非常に重要なカギになるのでしょうねぇ~
Posted at 2012/10/08 01:07:48 | |
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