2013年02月18日
死んで花実が咲くものか
自ら命を絶つと言うのには…
それなりに理由はあるのだろうけれど…
往々にしてそれはきっと
何の解決にはならずに…
ただの自己満足でしかないような気がします。
そうは言っても
辛くて辛くて仕方なくて…
命を絶とうと思う事もあるかと思います。
でもね…
でも…
そんな時は
誰かに連絡をしてからにして欲しい…
止められる?
当たり前です。
だって…
誰もがみんな…
それを
仕方ないとは思わないから…
話をしようよ…
決して
あなたを
犬死させたくないから…
下の詩の様な…
そんな思いをしたくないから…
どうか…
連絡をして欲しい…
家族は決してあなたを
必要のない人間だなんて思っていないよ…
だから…
君死にたまふことなかれ
旅順口包圍軍の中に在る弟を歎きて
與 謝 野 晶 子
あゝおとうとよ、君を泣く
君死にたまふことなかれ
末に生まれし君なれば
親のなさけはまさりしも
親は刃をにぎらせて
人を殺せとをしへしや
人を殺して死ねよとて
二十四までをそだてしや
堺の街のあきびとの
旧家をほこるあるじにて
親の名を継ぐ君なれば
君死にたまふことなかれ
旅順の城はほろぶとも
ほろびずとても何事ぞ
君は知らじな、あきびとの
家のおきてに無かりけり
君死にたまふことなかれ
すめらみことは戦ひに
おほみずから出でまさね
かたみに人の血を流し
獣の道で死ねよとは
死ぬるを人のほまれとは
おほみこころのふかければ
もとよりいかで思されむ
あゝおとうとよ戦ひに
君死にたまふことなかれ
すぎにし秋を父ぎみに
おくれたまへる母ぎみは
なげきの中にいたましく
わが子を召され、家を守り
安しときける大御代も
母のしら髪はまさりぬる
暖簾のかげに伏して泣く
あえかにわかき新妻を
君わするるや、思へるや
十月も添はで 別れたる
少女ごころを思ひみよ
この世ひとりの君ならで
ああまた誰をたのむべき
君死にたまふことなかれ
Posted at 2013/02/18 20:59:20 | |
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