2017年02月14日
【安全啓発】5年前のバレンタインデーに体験した事
今回はちょっと真面目な話を・・・(*^-^*)
2012年2月14日、今でも忘れられないバレンタインデーとなりました。
その年は雪がずっと降り続き、どうしようもない位の積雪となっていました。
そんな中のバレンタインデーは、久しぶりの暖かくて良い天気。
ちょうど良い条件だったので、仕事帰りに実家で雪処理をすることにしました。
↑2016年2月7日撮影。
当時も同じような状態で、屋根からの雪を処理しようとしていました。
その時の状況は次の通りです。
↑屋根から垂れ下がる雪、これ以上育つとガラスを割る可能性があるので落とさなければなりません。
↑2階の窓から身を乗り出し、”雪切り”で突つきながら雪を落としました。
その後、窓周辺の雪をスコップで除去するために手前側に落としました。
これで雪により窓が割れる可能性が無くなりました。
ここまでは良かったのです。
いや、ここまでにしておけば良かったのです・・・
もう少し雪を除去しておかないと、またすぐに窓に雪が被ってしまう・・・
と思いながら取った行動は、、、
↑グレーの部分がここまでの作業で取り除かれた雪。
窓の外に出て、奥の方の雪を取り除こうと”スコップ”を刺した瞬間、ズズズッと屋根の上を雪が滑り落ちてくる音が・・・
(画像では自分の真上に雪がありますが、当時は屋根のずっと上の方に雪が残っていて、背伸びしても見えなかったのでもう雪が無いと思い込んでいた。。。)
マズイ!!!
と思い窓から車庫の中に入ろうとしたけど時すでに遅し。。。
自分の体に雪がドサドサと覆いかぶさってきた。。。
重みに耐えられず動くことができず、そのまましゃがみ込む・・・いやしゃがみ込まされた。。。
背中にドンドン重みがのしかかり息を吸おうと思っても体が押しつぶされて息が吸えない・・・
そのうち口と鼻も雪に覆われていきすらできない。。。
このままでは、ヤバい!!!
その瞬間、火事場の馬鹿力と幸運が味方してくれました。
幸運とは、雪に埋もれるとき体育座りの態勢になっていたこと、体の左側(窓に近い方)が雪に埋もれなかったこと、そしてたまたま実家に寄った叔父が窓の内側から作業を見ていた事。。。
咄嗟に立ち上がろうと足を踏ん張った力と叔父が腰のあたりを引っ張るのが同調したためか、ズボッと体が雪から抜けて窓枠に背中を強打し回転しながら車庫の床に転げ落ちました。。。
(命を助けていただいた叔父と運には心から感謝しています。これが無かったら今頃・・・汗)
ホント、ラッキーでした(^-^)
でも、ホッとしたのもつかの間・・・
足に力が入らず、立ち上がることができない、、、
数分後立ち上がれたけど、足がガクガク震えて力が入らない。。。
もしかしたら脊髄損傷・・・
そんな恐怖を抱いていたけど10分ほどで足の震えが収まったので、右足を引きずりながらも歩くことができるようになった。。。
腰を強く捻ねったか・・・(-_-;)
とりあえず崩した雪を除雪機で片づけ(サイドクラッチ付きでオーガが油圧式だったので、ハンドルにぶら下がりながらでも作業できました♪)、自宅に帰る。。。
(座ってしまえばペダル操作が出来たので、この時点では腰を捻ったぐらいにしか思ってなかったんですよね~(^_^;) 左足だったら運転できなかったと思う。)
腰の痛みが酷く座っているのもつらかったので晩飯を食べてからすぐに布団に入り横になりつつ、「明日整形外科に行かないといけないかもね~」とカミさんと話をしていたんですが、、、
少しすると寒気と共にとんでもなく具合が悪くなってきた。。。
なんとか起き上がり
私:「具合が悪いんだけど病院行った方が良いかな?」
という間もなく、
カミさん:「顔も唇も真っ青だよ!救急車呼ぶ???」
私:「えぇ~、そんなに酷い?」
私:「・・・救急車は恥ずかしいからタクシーで行こう・・・」
こんな時に、なぜか羞恥心が・・・(^^ゞ
着替えもできずに寝巻のままタクシーに乗り込み救急センターへ。。。
到着して受付するころには座ることも出来ず、診察室への移動は人生初の車椅子(^^♪
押す方は経験していたけど、いざ押される方になるとなんとも不思議な気分・・・(^_^;)
診察室に入り、まずは内臓を調べますとエコー検査。
痛みが酷かったけど内臓損傷は無いとのことで一安心。
次はまた人生初体験のストレッチャーで移動しCT検査。
診断の結果、全身打撲と骨盤骨折(右股関節)で全治3か月。。。
でも、骨折の場所と状況が特殊すぎて処置できないとのこと。
動くと変な形でくっついちゃうので、自宅で絶対安静、とにかく動かないで寝ててね(^_-)-☆と松葉杖を渡されタクシーで自宅に返される。。。
マジっすか!状態でしたが・・・(笑)
(後で冷静に考えると、確かに入院するよりも自宅療養の方が良かった♪ その間ずっと介抱してくれたカミさんに心から感謝ですm(__)m)
それから2週間は痛みで寝返りもできずに寝たきり状態。
初めて介護されるほうの体験しました(^_^;)
1か月目から松葉杖を使いながら歩行訓練開始。
2か月半でやっと松葉杖無しで歩行できるようになり職場復帰。
それから2週間経って、ようやく右足を引きずることなく通常の歩行ができるようになりました♪
バレンタインデーの時期になると必ずその時の事が思い出しますが、今でも心臓がドキドキしてしまいます。。。
(この記事を書いている今も、心臓がドキドキ・・・(^^ゞ 別な意味でのドキドキする事は無くなりましたけど・・・(笑))
私の場合は運よく生還できましたが、この日は屋根からの落雪によるけが人や死者が多数出たことがニュースで流れていました。
現在、大雪に見舞われている地域が多いようです。
私の体験は作業中の不注意(周囲の危険性を見ずに作業していた)から起こった事例ですが、街中を歩くとき、自宅の周辺を歩くとき、玄関から出入りするときなどでも起こり得る事故です。
一番危険なのは、大雪が降った後の暖気したとき・・・
常に頭上に注意して歩き、絶対に軒下に入ってはいけません!
また、ビルなど高い建物からの落雪にも要注意です!
最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m
このようなことがあったんだなと頭の片隅にでも記憶していただければ幸いです。
私と同じような大けがをしないために・・・、そして死なないために・・・
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危機管理 | 日記
Posted at
2017/02/15 00:42:52
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