前回のバルブクリアランス調整から8000km。エンジンのアイドルバラツキが大きくなった気がするので少し早めの調整。
もう何度もやっている作業ですが、新しい発見?もあったので、手順含めて書いて見ます。
①ノーズコーンを外して、カムカバーを外します。バーキンはこの六角穴付きボルトがインチサイズで、3/16です。
ビット自体は100円レベルで売ってます。
これを1/4のメスで受けてレンチで外します。
ちなみにガスケットは、再利用4回目?何もせず開けたり閉めたり。
液体ガスケットを準備しておけば、仮に外した時に傷が付いても補修で心配無いと思う。
②プラグを外す。ゴミが入らないよう気をつけて。外す前にエアガンでサビ等を飛ばしておいた方が安心。
プラグの焼け具合もチェック。
明らかに2番、濃いです(笑)
③プーリーに3/8のインチ六角を入れて、エンジンが回っている方へ回転させて、タイミングの合わせマークの辺りで止める。
1番、4番のピストンが一番高い位置になるよう微調整(もう一つの状態は2、3番が一番高い=上死点)。
プラグ穴に割り箸か、スプレーノズルなど、金属以外の棒を入れてピストン位置のチェック。
位置が確認出来れば、次からプーリーの合わせマークを揃えれば、ほぼ大丈夫。
逆回転させちゃダメという話もありますが、私はピーク探しで往復しちゃいます。エンジン止めたまま1速入れて後ろへ押したら壊れた、なんて聞いたことないし。
あと、バルブの調整場所は、紙に書いておいておいた方が間違え難いです。最初はこの図を書くのに悩みましたけど。
④シックネスゲージと11mmのレンチ(ネジが固いので1/2のソケットがオススメ)を準備します。
シックネスゲージを、バルブ後端とプッシャーの間に入れて隙間を見ます。
0.15mmのゲージで、隙間があるか、探すと良いです。
冷間と熱間で調整目標値は変わるはずですが、私は冷間でしかやったことがない。
冷間で0.2または0.3mmに揃える。で異常は起きてません(笑)
シックネスゲージを隙間に入れて、滑りの抵抗を、良く羊羹を切る感じと言いますが、要するに調整対象の隙間4箇所×2つの状態で、揃って入ればOK。シックネスゲージは、あまり使い込むと厚みが変わるので注意。錆びるし。。
調整ボルトは(もちろん私の1995年前後のケント1600の場合)、緩み防止機構が入ってるので、ネジは硬いが、回して調整するだけ。
角度にして20度くらいで0.1mm変化ってとこ?(ネジピッチちゃんと見てません。。)
この作業を、2状態(プーリー1回転毎に変わる)で8つのバルブクリアランスが揃えばOK。
正確には爆発のタイミングは2回に一回ですが、カムに沿って動いてるから同じはずですよね^_^
ちなみに吸気側と排気側でクリアランスをそれぞれ変えて揃えて、調子の変化を楽しむのもアリ。
0.2mmなら低回転トルク重視?0.3mmなら高回転のフケの良さ重視?
★今回気付いた点-----
調整時に、調整ボルトを奥に押すと、クリアランスが結構変わるじゃないですか!0.1mmくらい。初めて気づきました。。
プッシュロッドのガタ等なのかな?それとも昔から?8万キロを超えて、磨耗がある事は確か。
このため、クリアランス調整時に、奥へ同じ力量(2〜3kgfくらいのつもり)押しながら調整ボルトを回してクリアランスを調整しました。
2017/8/2追記:
触らない状態で0.2mm、少し奥へ押して0.3mmゲージがヌメッと入るよう調整
下の写真のネジは、クリアランス調整用ではありません。
ふと確認すると、バルブロッカーのシャフトを止めているネジが少し緩んでいる。レンチサイズは14mm(インチだと思うが14でシックリ)
締め付けトルクは?だけど、通常のトルクで締め込める。4本、均等に増し締めしました。
実はクリアランス調整やり直しでした(笑)
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調整が終わったら、くれぐれもプーリーの六角レンチを外すのを忘れずに。そのままエンジンかけると、プーリー固定ボルトが外れます。最悪気づけば、止め直せばいいけど。。。(経験済み)
忘れ物が無いか確認して、カムカバー閉じて(液体ガスケット塗ってからでも)、プラグ穴のピストン位置確認用の棒を抜いて、プラグつけてプラグコードはめて完了!
⑤私は、オイル交換前に実施しています。カムカバーを付けて、暫くアイドルさせて異常がないか確認したら、オイル交換。
調整時に入ったゴミも、一緒にクリーニングできる気がして。
今回も、5W-40の極 です。オイルフィルタも交換。ASTROのA330。
どんだけ低コスト?って感じですが、しょっちゅう変えますからね。。汗
追記:400km走行後 2017/4/15
今回吸排気とも0.3mmにしましたが、イマイチ調子が。。?と思って200km走行後、アイドル調整やり直しでいつもの好調感に戻りました。
多分季節の変わり目ってのもありますが、バルブクリアランス調整後はキャブ調整も一緒にやりましょう(笑)
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2017/04/11 18:52:05