色も塗り終わったところで、コンクリート擁壁(コンクリ打った後に3mmくらい化粧モルタル)の補修&塗装について。
・まず、徹底的に洗浄。高圧洗浄機がオススメ。汚れが取れない部分は、コケ落とし剤、キッチンハイター濃度1/10等を散布。しっかり水洗い。
・塗装前に、ガスバーナーで表面を炙ると、密着力はかなり上がるはず。有機物が無くなり、表面が活性化もされます。石が飛ぶのでメガネ、火傷と火災に気をつけて。樹脂塗料塗装面は炙らないように。
・見た目浮いてる、叩いて音が違うクラックの周辺は浮いてるので、剥がすor穴あけして樹脂流し込みしないとすぐ剥がれる
・剥がした部分はモルタルで埋めるかコーキングで埋める。

↑手前がモルタル、奥がコーキング
・大面積(幅20cm以上)はモルタルがオススメ。ただし腕に自信が無いと厳しい。
※大面積の浮きで、表面は痛みがぱっと見無いようなら、小さな穴開けてエポキシ注入の方が楽かな〜?
・モルタル用のプライマーを塗って、樹脂入りのモルタルでないと多分薄塗りは厳しい。
※私は家庭化学工業の製品を使用
・モルタルは、固まる前 ならカッターで凸部の削りが可能。完全に固まったら、かなり大変。
・固まってしまったモルタルの平面出しは、セラミック用のグラインダーの刃(ダイヤ)がオススメ。
・コーキングは、粘性があるため平面出しが難しい。こちらもプライマーをしっかり塗ってから塗布。プライマー塗らずに、上塗り塗料用の油性プライマーを塗ると、薄いコーキングはちりめんになるので注意。
※NB50とPOSシールを使用。プライマーはNB50専用品とシールプライマー#7 を使用。
・コーキングは、しっかり固まってから、カッター刃で平面出しが可能。
・1mm以下のクラックは、コーキングがいい。幅は狭くクラックに押し込みながら厚めに塗って、固まってからカッターで平面にすると補修跡が見えないくらいに出来る。
・塗装は、モルタル面は粗いので塗装後もザラザラ感が残りやすい。予め部分塗りで塗膜を増やしておく。
・仕上げの塗装は私は、プライマー(シーラー)は水性、上塗りも水性。アサヒペンのものを使用。
下地: アサヒペン 強浸透性水性シーラー
アサヒペン 水性シーラー
上塗り: 水性塗料
水性スーパーコート ライトグレー
ちなみに同じライトグレーでも、床用の方が色が明るい。
床上塗り:アサヒペン 水性塗料 水性強力コンクリート床用 ライトグレー
しっかり養生を行って。
今回は諸事情により床から塗りましたが、やっぱり壁から塗った方が良いかな。ま、こぼさなければあんまり変わらないけど。
ローラーとハケ、プライマーと上塗りで分けておいた方がいいですね。
床(階段)の塗装は、滑り止めの砂を混ぜる。事をオススメします。
くれぐれも高所作業は安全に気を付けて。
安全帯と命綱は必須です。結び方の練習も。
こんなとこかな。
塗り終わって、モルタルとコーキング、どっちが補修跡目立つ?聞かれれば、モルタルかな。コーキングの方が滑らかに仕上がるからですが、あくまでもうちの下地の場合です。
材料費4万、業者依頼だと15万程度。
もちろん浮きを剥がすような補修はやらないでの値段。
そうそう、雨どいパイプの補修もついでにやると、リフレッシュ感が高まります。
固定具はステンレスがオススメ。
実働5日間。
塗りは子供達の手伝いもあったのではかどりました。
さて次は目白のコーキング打ちまし。。
やる事いっぱいです。
追記 :2022/8 補修塗装から2年とちょっと。
モルタルと、シリコンシーラントの補修跡の比較。
結論としては、変化がないのはモルタル。
シーラントは、僅かにブリードがあるのでしょう、少し表面汚れなのかな?が付いて、水性グレー塗料の色が少しだけ濃くなっています。
2年ではひび割れや浮きは無く、施工としては成功していると言えると思います^_^
追記:補修はモルタルで行った方がいいですね。
4年経過後の結論。
シリコーン系はノンブリードでもムラが目立って来ます。
私は今更なので上塗りを考えます。2024/12
Posted at 2020/05/03 21:59:33 | |
トラックバック(0)