ちょうど8万5千キロ。
バルブクリアランス調整前から異音がし始め、調整後にバルブでは無いことを断定確認。
更に待っていたかのように数滴、LLCが垂れ始めました。
で、しばらく前に入手していたウオーターポンプ、ガスケットに交換。
前もってLLC廃棄準備として吸水剤?を入手。懇意のガススタに持って行ってお願いするのも、運ぶの考えるとかえって面倒。
なので、吸水高分子を。1kg1500円くらい。
※500倍吸収。。とあるが、濃いLLCを水がしたたらない程度に吸わせると実質10倍かな。
① 先を考えてジャッキアップ
後で、LLCがジャージャー流れ落ちるので、バケツを置く位置を避けるためジャッキアップして馬に乗せます。
② ベルトを外す
オルタネータを止めてるボルトを外して、ベルトテンションを緩めます。
外したベルトはクラックを確認。
今回は再利用。
③ ウオーターポンプを外す
バケツを下に置いてLLCを受ける準備。
次にウオーターポンプのプーリーに付いてる4つのネジを外します。
マイナスドライバーやレンチをセンターシャフトとボルトの間に挟んで、回転どめしながら。
プーリーが外れるとウオーターポンプを止めているネジが3つ現れます。
上と左側、右でネジサイズが違います。
上と左側で、上のネジが短い方。
ネジが外れたら、バケツの位置を確認して、引っ張る。
ドバーッとLLCが流れ出します。
さてホースを外します。
ラジエターのロワー側とポンプを繋ぐ配管と
もう一つの細い接続ホースも外して、ポンプ取り外し完了。
20年以上の任務ご苦労様でした。結構、インペラー側は錆びだらけです。
排出されたLLCは全部で8Lくらいかな。
ここにゲル化剤を入れて10分くらいするとこんな感じ。
袋に入れて燃えるゴミ処理可能です。
④ 洗浄
1番シリンダーの外側がポンプの穴からよく見える(笑)22歳8.5万キロにしては綺麗じゃないかな。
私は水勢をあげてブロックの中のLLCを洗い、ついでにオイルまみれのブロックも中性洗剤とブラシでお掃除。
最後にエアガンで出来るだけ水を外へ出しました。
仕上げに、取り付け面をスクレーパー、カッターナイフでケレン、掃除して、ガスケットを除去。クリーナーで脱脂して取り付け準備完了。
⑤ 取り付け
新しいウオーターポンプに、部品を予め組みます。
バーキンはセンターシャフトの外側にカラーを嵌めないと、プーリーの穴と嵌合せずセンター出ない(プーリーはFORDの刻印があったから、バーキンというかプーリーのセンター穴次第ですね)。
アルミ製のカラーを嵌めますが、直径差が大きく、結構ヤスリがけが要りました。
ガバガバも困るので、仕上げはプーラーを使って適当な板を挟んで圧入。プーリーがシックリ入る確認を忘れずに。
ついでにプーリー裏側が錆び錆びだったので、ペーパーがけしてサビチェンジャーを塗布。
この辺が時間かかります。。
で、外したウオーターポンプに付いていたエルボ配管を外して洗って移植。
シールテープを巻いて(ここの気の緩みで後に焦る事に。。)ねじ込み、向きを揃えて、と。
新しいウオーターポンプの取り付け面をクリーニングして、ガスケット位置合わせ確認後、液体ガスケットをうす〜く塗布。
エンジン側にも塗布。ガスケットを挟んでボルト3本、長さ間違えないよう取り付けます。
外す時と同様にプーリーを取り付け、配管を戻して、ベルトを張って、LLCをリザーバータンクに入れて。最初は原液がオススメ。
エンジンかける前に5分待って継ぎ足し、エンジン始動。更にラジエターファンが回るまで待って減ったぶんを継ぎ足し。
MAXより少し上くらいにLLCを満たします。
私の場合、冬は青空駐車でー20℃まで下がるので、トータル水が40%以下になる位に濃度調整。
⑥ 確認。。トラブル
さてエンジンをかけて、あと2hで長野へ出発。。と思ったら、エルボから緑の液体が!(゚∀゚)
微妙な位置なので、エルボが外せずポンプの再着脱、LLC入れ直しが頭をよぎりました。。。。
エンジン切ってエルボのパイプを恐る恐る外すと、それ程LLCも漏れず、エルボはギリでそのまま外せます!
今度は気合を入れて、薄〜くスーパーXをネジに塗布し、シールテープを巻き、更に薄〜くスーパーXを塗ってから再取り付け。
30分待って、エンジン再始動。漏れなし。
メデタシメデタシ。
Posted at 2017/04/19 20:07:19 | |
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