
結論からすると、ピニオンギアが一枚一部破壊したVODスピードメーターのトリップ、復活しました。
完璧に固まったグリスを除去して、本体内部もクリーニングして、トリフロー をしっかり吹いておきます。
ウオームギアの根元の軸も一部摩耗していたので、#1500ペーパかけてホワイトダイヤモンドで少し磨いて、よく洗浄してからこちらもトリフローを塗って。
それからピニオン、ウオームギアを本体に刺して、鋼球を圧入。
ピニオン自体は再利用で動くことを予め確認して、よっしゃ!ラッキー、でした。
バックラッシュが最小になるよう鋼球を慎重に押し込んで少しでも刃の残りがある部分を使えるように。
スピードメーターからの軸を回すと、もう超スムーズ。トリップのウオームギアもちゃんと動いてます。(この確認を最初からすれば良かった。もっと全然動かないものだとおもいこんでました。
軸にはワッシャがあるので忘れずに
磁石円盤の裏側に外す時、傷つけてしまったので磨いておいて、金属粉入らないようクリーニングして。
軽ーくコンコンして磁石円盤を圧入。
ソケットを乗せて叩いてます。
こちらもガタが最小になるようガタを見ながら慎重に。
ウオームギアをさらに減速するギアもありますが、キツく接触しないよう調整して取り付け。
この角度調整可能な2段目の減速ウオームギア部分です。
メーター表示側とケーブル円盤回転側の合体後に角度を調整。
組み上がったここで、最終確認。電動ドリルに結束バンドを嵌めて先端を少し加工してメーター穴へ。
ドリルの回転で50km/hまでちゃんとメーターが動いてトリップもカウントしている事を確認。よしよし。
最後にカシメ直して。
ちなみにガラスを綺麗にして、トリップメーターリセット用のシャフトにホコリ侵入防止のリングがついているので、それも忘れずに。
今回新しいOリングを裏側に付けてプラのリングが密閉するように(元はそうなってたのではないかと思います)
この後、メッキリングを接着してスーパーXで4方向30度ずつくらいシール。
硬化待ちです。
おそらくめでたく戻るはず〜^_^
ちょっと完全硬化には速いけどメーター戻してテスト走行。
ガソリン入れて来ました。
久しぶりに距離を刻むようになりました。
やっぱり、自分が走った距離、分かる方が嬉しいですね^_^
めでたし。
Posted at 2023/04/30 11:33:49 | |
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