三菱 エクリプスクロスPHEV試乗

正直、ここに関しては圧倒的に新型の方が好み(ここはどうしても個人の主観になってしまうが)。
旧型も決して悪くなく、単体で見れば今でも十分カッコいいと思うが、全長が伸びたことによるバランスの良さや前後デザインの洗練さは抜群と思う。 ただ、社外マッドガードの装着時などのクロカンSUV的なワイルド感は薄まってしまった気もする。 ここは伸びやかなクーペフォルムとのトレードオフか。

モーター駆動ならではの静粛性・加速感はアウトランダーPHEV譲り。 一時的にドライブモードをTARMACに入れると、その加速感に病みつきになってしまった。 旧型と比べるとメーターフードが高くなっているのに気付いたが、これはステアリングをチルトで上の方に上げる座高の高い人からの意見があったのだろうか。

正直旧型のガソリン車で言えば、バンプでドラレコが衝撃大と自動録画される程度に突き上げ感があった。 新型のガソリン車がどうかはまた乗らないと分からないが、PHEVに関してはやはり重量物が床下にある＋タイヤ銘柄が違う事もあり、非常に乗り心地が良くなっていた印象を受けた。

全長が伸びた事で、単純にその分容量は増加している。 完全なフラットにはならないのは従来通りだが、車中泊などで便利だったリアシートスライドが廃されてしまったのはマイナス点。
また、これまで指摘されていたテールゲートの重さについては、開けるときは変わらないものの閉じる時はかなり軽く操作出来るようになった。
ただ、価格を考えたら電動テールゲートがないのはちょっと...。

試乗のため、不明

決して安いクルマではないが、同じ国産PHEVで比べると、ヒエラルキー的にも現行アウトランダーPHEVより割安・かつスペック的には勝る部分も多いRAV4 PHVに対しても少なからずアドバンテージはある。 ただ、やはりガソリン車＋100万円以上(Gグレード)の差額は大きい。 これが3桁を割ってくれば、より競争力が上がると思う。