センターキャップ移植
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
2022ラストの大晦日。
ヒマつぶしにザワつく見ながら今年の作業の締めくくり。
これも今年1月の作業。
殆んどの人はホイールなんて買ったままのツルシで使うと思いますが、
新しいホイールに前のホイールで使っていたセンターキャップを移植する作業。
今履いてるホイールに〇〇のセンターキャップを付けたい、と思った時に
取り付ける穴のサイズが違う時に参考になるかと思います。
写真左から順に
①新しいホイールのセンターキャップの台座
②前のホイールで使っていたセンターキャップ
③移植先のセンターキャップの台座
①の直径が64mm シール径50mm ツメ間が60mm
②の直径が60mm シール径56mm ツメ間が56mm
③の直径が64mm シール径56mm ツメ間が60.7mm
こういう作業が得意な人なら作業自体は難しい事は無い。
一番大変なのは③の移植するセンターキャップの台座を探す作業。
②は「汎用」と呼ばれるタイプで一番 移植が楽なやつ。
今回の移植はサイズがかなり特殊。
①のツメ間、高さはかなり重要で移植先の③で限りなく同じ物を探す。
結局 日本国内では見つからず3週間待ってアリババからの輸入。
2
③の送られてきた台座のツメ間を測定したら60.7mmと少し大きい。
これだけ違うとツメ折れするのでメッキ部分を傷つけない様に養成して加工。
ツメの肉厚が2mmあるので片側0.35mm削り込み60mmに合わせてやる。
加工、無加工に関わらず誤差は±0.1mmぐらいに収めたい。
大きすぎる→経時変化でツメが折れてホイールから外れる
小さすぎる→走行中に外れて吹っ飛んでく
あと重要なのが台座のツメ裏にツメの劣化時に緩くなるのを防ぐ
Cリングのあるタイプがベスト。
3
②の台座からシールを取り出す。
この縁のあるタイプの台座からシールも台座も無傷で分離するのは無理。
台座はどこでも売ってる60mm汎用タイプの台座なのでどうでもいい。
シールの方がもう絶版になっているので傷付ける訳にいかない。
サンダーで台座の縁をギリまで削り あとは指の爪でパリパリ割る。
4
台座中央に縦に写ってる釣り糸、
これを指に巻きノコギリみたいに上下にギコギコして両面テープを切る。
気を付けるのはシールはアルミなので力を入れ過ぎて変形させない事。
5
切り外したシールと台座。
6
シール剥がし剤で裏面を綺麗にして新しい両面テープを貼る。
気をつけるのはシール剥がし剤で油性系の物を使わない事。
車のエンブレム剥がしで時々 油性タイプを使ってる人がいるが、
ボディの塗装が丈夫なので気がついてないだけで樹脂にはダメです。
1液性の塗装なんて一発でヤラレます。
使おうとしているのが油性かどうか調べたいなら、
油性マジックで書いた物に塗ってすぐに消えたら油性です。
エンブレム固定で使われてる両面テープ剥離で安全に行きたいなら、
消毒用アルコール(エタノール)でも粘着剤が取れます。
7
無事 摘出終了で完成。
8
ホイールに嵌めて完成。
みなさん、良いお年を。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク