ボールジョイント(社外ロールセンターアダプター)のゴムブーツ交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
3年前に装着したアールズのロールセンターアダプター
ブーツにひび割れと繋ぎ目に裂けが出てきていたので、ゴム接着剤で一時的に補修をしていましたが、裂け目があったことで水分が入って中に錆が出たりしては大変なので、急いで交換することにしました
2
補修用にこっそり販売されていたブーツ
メーカーのHPには載っていませんので直接メール等で問い合わせして通販するか、取扱のあるショップで注文が必要です
3
写真撮ってませんでしたが、先端の緩み止めRピン?を抜いて17㎜のナットを外します。
ナットはまぁまぁのトルクで締まってるのでロングメガネを使いましょう
ボールジョイントの先端はテーパー状になっていてはまり込んでいるので、ダブルハンマーで衝撃を与えてやるとか方法あるみたいですが試すも緩まず、、、、タイロッドエンドプーラーで外せました
写真では取付けていませんが、ボルト先端が傷まないように短いホイールナットを付けてやりました(M12x1.25)
プーラーはステアリング真っすぐだと差し込めないので全切りして装着
4
プーラーを締めこむとバコッっと結構な音と共に外れます
アームに木っ端を挟んで、ぐいっと下げてスペースを確保
5
作業前に、差し込み部分にはラスペネを吹いていましたが、どうも浸透はしてない感じですね、、、
微妙な錆び? 固着しそうなのでしっかり清掃しておきます
6
ブーツの取り外しはクリップ外しで下からグイっと
クリップ外しは先端が鋭利になっていないので、ブーツ取り付け時にも使います
ブーツに巻いてある抜け止めのリングは先に外す必要はありません
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漏れてたグリスの色からも予想してましたが、グリスは黒色なのでモリブデンの入ったやつなんでしょうね?
極圧性能を考えるとモリブデンなんでしょう。
ただ、モリブデンはゴムによろしくないという記事も見たし、でもブーツに使われるものは対応してる素材とかいう記事も見たし、、、何が正解か分からん
と思ってましたが、蓋をあけてみるとグリスはブーツにはほとんど触れていなくて、相性的なものは気にする必要なかったなと
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まぁ悩んてたので、最初は無難な?ウレア系グリスを用意してたんですが、ワコーズのヤツがお勧めだという情報を見つけて買ってみました
赤くて毒々しいグリスです。400gの物しか販売されていないので、たぶん一生かかっても使い切れないと思います。シエンタも早めにメンテしようかな、、、、
ジョイント部の古いグリスを綺麗に拭き取って、新しいものを塗り盛っていきます
ブーツの内側にも少量塗り込んでおきます
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ブーツをはめ込んだら抜け止めのリングを装着しますが、これがなかなか難しいみたいです
色んな情報から、ワイヤーを引っ掛けてぐるぐる回しながら引き込んでいく方法で難なく装着できました
ワイヤーはホムセンで200円位で買えるリング状になってるやつです。
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装着してから、上側の口外径はステンレスワイヤーを巻いて締めておきました
そしてテーパー状の差し込みボルト根本には固着防止にスレコンをヌリヌリ
タイロッドみたいに錆びつくなよ?と
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新旧のブーツ比較
新品装着時の物は太っちょですね、、、、
装着時にけっこう押し込まれていて、右の蛇腹形状よりもゴムが押しつぶされてる感がありましたので、形状改良されたのか、、、
元のブーツは上側の口もカシメるような堅いリングで縛ってありましたが、補修用新品は付属しておらず、しかも外径が違うので流用できません、、、、、(汗
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元の鞘に戻すのに素直に真っすぐにはハマらないので、ジャッキでゆるゆると差し込んでいきます
ハンマーで叩きこんだりする方法もあるみたい?ですが叩きたくないな、、、、
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ナットを締めて、抜け止めピンを差し込んで完成
締め付けトルクはたぶん90Nくらいだろうけど、狭くてトルクレンチ使えないので外した時の感覚で
ぐいっと緩まない程度で締めつけて完成
補修用のこちらのブーツは蛇腹っぽい形状になっているので、元の装着ブーツにように無理に潰される感が無く、装着状態がいい感じです
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初めての作業だったので少々時間がかかりました
反対側はそのうちやればいいかと思ってたら、裏からちゃんと見たらそっちもしっかりひび割れてた、、、、
またこんどやろう、、、、
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