触らぬ神に祟りなし?(内外気切替フラップ修理)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
前回、ブロアファン清掃時に内外気切替フラップが壊れている事を発見しました。もしくは私の不注意でフラップに力を掛けて壊してしまったのかも知れません。
原因を調査してみると、どうやら操作スイッチからの電源はアクチュエーターまで来ており、モーターも駆動出来ている様ですが、レバーが回転しておらず、内部で何かしら破損して駆動出来ていない様でした。
アクチュエーターを取り外してケースを分解して内部を確認してみる事にしました。
2
このアクチュエーターはHVACユニットの右端に付いているのですが、車載状態だとかなり狭いところに位置しており、取外しにはラチェット式のトラス工具等が必要になります。
また、ケース自体は非分解式で溶着されており、マイナスドライバーとハンマーで半壊する形でケースを割りました。
で、分解してみて判明した原因ですが、ギヤの一部が粉砕しており、そこで駆動が途切れていました。
3
ギヤを製作する事も考えましたが、労力と時間を考えると部品が手に入るなら、購入してしまった方が楽と結論づけました。
ただ、このアクチュエーターはパーツリストだとHVACユニットASSYとなっており、部品が単体で出回っておらず、入手が難しい事が判明しました。
ケースに記載のマニエッティマレリ製、B837という品番?を手掛かりにどうやらプントも同じと思われる部品を使用している事が分かりました。
なんとかebayで部品を発見し、割高でしたが中古品を購入しました。
4
モノが届いて確認して見ると、
形状もコネクタも互換は有りましたが、アーム形状だけ異なった為、こちらは元々のバルケッタのアームを移植しました。
5
自分で壊してしまった可能性も捨てきれませんが、可能性の一つとしてギヤの劣化+疲労?も有るかも知れません。
こちらのアクチュエーターですが、スイッチから正転、逆転の±それぞれの電源が常時供給される様になっておりました。そうするとアームがずっと回転し続けてしまいますが、写真の様にブラケットにストッパーが設けられており、そこで半ば無理やり回転が規制され、止まる構造になっています。恐らくですが、中の基盤でオーバートルクが掛かるとモーターへの電力をカットする制御が働く様で、ストッパーへ当たった後ほんの少しの時間差でモーターが止まる様子が確認出来ました。
この停止時のトルクが何度もギヤに掛かる事で破損に繋がったのかもしれません。
組付け後は無事にフラップの作動が回復し、エアコンも効く様になりました。
内外気切替の効果は予想以上で、最近の猛暑の昼間の中で走行しても快適にドライブが出来ました。
もしかすると、同じようにフラップが作動せずにエアコンが十分に効いていないバルケッタが結構いるかもしれません。
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