昨日は事故一周年記念日です。それなのに忙しくてお祝いできませんでした。それどころか、
くろよん号はあるもの(←シフトノブじゃないよ!)を外してしまったので今動けません。早くなんとかしないと・・・・
さて、今回は数日前の話です(ブログ作成が追いつかないんですぅ…涙)。
ここのところ何かと問題を起こしているシフトノブですが、少し前のブログで
「使ってみて軽すぎるようでしたら鉛板でも巻くことにします。」
と書いてあったことを覚えていますか?
私はタヌキのようにしつこく覚えていましたよ♪
それでいつものホームセンターへ行ったときに探してみたのですが、鉛板はおろか鉛素材は全くありませんでした。鉛の需要ってないのですねぇ…
鉛の需要で私が思いつくのは魚釣り、英語で書いてフィッシング(←外来語かな?)───オモリです。
それではとばかりに釣り道具屋へ行ってみました。
期待に胸を弾ませ店内をくまなく捜査しまたい。しかし、鉛板は吹けば飛ぶようなサイズのものしかありませんでした。ガックリ…(涙)
だけど、そんなことでめげたりしない昨今の私です。
鉛板は手に入りませんでしたが、代わりに丸型オモリ(↓)を買ってきました。
パンがなければお菓子を食べれば良いように、鉛板がなければ丸鉛から作れば良いのです。
かくて、
くろよん式錬金術の開始です!
板状にするのは難しそうなので針金のような線状にすることを目論見ました。
準備したものは海苔の缶のフタです。鉄製です。
隅に小さな穴を開けました。
そして、オモリを入れてガスレンジで炒めます。いや煮込みます、かな?
鉛の融点は327.5℃で、鉄の融点は1535℃なので鉛だけ融けるはずです。
やがて地獄の釜のような鉛風呂ができあがりました。ここまでは計画通り(^^)v
融けたら隅の穴から水を張ったバケツの中に鉛を落とします。
ジュッ~!
さあ、これで鉛線ができたはずです♪
しかし、出来たものは・・・・・あ~、何と申しましょうか?最高にキレイな表現をすれば
花びらのような・・・上品な表現をすれば丸めてポイした
紙くずのようなものでした。
大失敗です。
水蒸気圧、意外と強力でした。
(ショックで写真を撮り忘れました)
水冷はダメみたいです。空冷にしないと…
(8階にある我が家から道路に向かって溶融鉛を垂らしてみたい誘惑に駆られましたが、危険なので却下しました)
方針を変更して、空冷で鉛板を作ることにします。
凹型の樋のようなものに融けた鉛を流し込めば、板状に固まるのではないでしょうか?
型を作るために薄い鉄板でもあれば良いのですが、いくら私でもそんなもの都合よく持ってはいません。
それじゃ、身近にあるもの───
紙で作ります。
紙の発火点は300~500℃らしいので、鉛の量が少なければ燃えることはないはずです。
バケツの中から回収した鉛の花を再び融かし、念のために水で湿らせた紙樋に流し込みます。
そして・・・・・・失敗しました。
鉛のヤツ、意外と根性がなくて固まる前に流れてしまいました。
それならば、型枠に融かし込み成型することにしましょう。
またもや紙で型枠を作ります。両端はガムテープで閉じて蓋代わりにしました。何てチープな作りなのでしょうか?(笑)
砂で鋳型を作るのが常識のような気がしないでもないですが、常識を否定することから進歩は始まるのです!!
もう一度鉛を融かし、紙製の鋳型に流し込みます。
あら~?良いじゃない(^^)
溶融鉛の表面張力が強くて型枠一杯の幅の板にはなりませんでしたが、なにはともあれ板状の鉛ができました!もうちょいですね♪
味をしめてさらに改良します。
今度は型枠の幅を半分くらいにしました。
先ほどの鉛板もどきをハサミで半分にしてそれを融かし、鋳造します。
結果は・・・・幅はOKですが、長さが足りませんでした。
鉛の量が十分ではなかったようです。
さらにしつこく今度は長さを短くしてやってみました。
ん~、ま、良いか…な?
本日の成果。
鉛板3本。
一応、
錬金術は成功といえるでしょう\(^^)/
固まったばかりの鉛は鉛色をしてはなく、
銀色に輝いていました。
実は鉛って美しかったのですね♪
重さを量ったら40、40、60グラムの計140グラムでした。
1個11.25グラムの丸オモリを20個、225グラム使ったのに2/3くらいに目減りしています。錬金術の基礎は等価交換と習ったのになぁ…?手足の1本くらいよこせよ、ケチ!
さて、この鉛板がどうなるかは本編をお楽しみに~!
(実は一部の方はすでに体感済みです♪)
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ポルシェのメンテナンス | クルマ
Posted at
2008/11/05 00:18:28