964は20年近くも前のクルマなのでリモコンドアロックなんて便利なものはデフォルトではありません。が、電磁ドアロックが導入されているので後付するのは簡単です。で、私は5,000円もしない安いリモコンドアロックを使用しています(その話は
ここ)。
これは値段が安いですが、リモコンのサイズが小さく、ドアのロック・アンロック時にそれぞれ違ったハザード点滅でお知らせしてくれる便利なヤツです。
ところが昨年末くらいからこちらの「開けてくれよ~」という合図を無視するようになってきました。さらに最近は頭に乗ってきて、アンテナから1メートルくらいまで接近して拝みながらでないとドアが開かないことが多くなりました(拝まなくても大丈夫という説もあります)。
17歳というお年頃の
くろよん号、反抗期なのでしょうかね?
そういえば先日のサーキットでもタイム計測器が反応しなかったし、もしかして
くろよん号は強力な電磁波遮断シールドが形成されたのでしょうか?(笑)
冗談はおいて置いて、リモコンドアロックの電池が切れかけているようです。
じゃあ交換しましょう♥
リモコンは小さなネジ一本を外すだけで分解できました。
中はシンプルな基板が一枚だけでした。簡単な作りなのですね。低価格なのもうなずけます。
問題の電池ですが、
27Aという規格の出力12Vのものです。これはセキュリティ関連の製品に使われることが多いらしいですが、普通の店には売っていない困ったちゃんです(ネット通販で入手可能です)。
しかし、
こんなこともあろうかと予備の電池は購入済みです(b^^)
せっかくなので電池の電圧を測ってみました。左が新品、右が古い方です。


お古は7.58Vしかありません。やはり電池が弱っていたのですね。
新品に交換してメデタシ、メデタシ・・・・・と、その前にちょっと疑問に思ったことがあります。
パッケージにはアルカリ電池の表示があります。しかし、アルカリ電池の電圧は1.5Vのはずです。なぜ12Vなのでしょうか?ポルシェマイスターの(卵の)血が騒ぎます。ポルシェと何の関係もありませんが(笑)
じゃあ分解しましょう♥
念のためパッケージの注意書きを読んでみると
再充電しちゃいかんとか
火を通しても食べられませんとか
ゴミの日を守りましょうとか、近所のおばちゃんの言いそうなことが書いてありますが、分解しちゃいけないとは書いてありませんね。フフフ…
分解することも合法性が確認された(?)ので、マイナスドライバーで身包みを剥いでみると・・・・・・・イモムシのようなものが見えます。これはグレゴール・ザムザさんが寝ているのではなく、小型のボタン型アルカリ電池が8個直列繋ぎになっていたのでした。

なるほど、
1.5V × 8 = 12V
だった訳です。単純な作りですね。
さらに現在7.5Vであるということは3個(4.5V)お亡くなりになっていたということが分かります。勉強になるなぁ~(←そうか?)
中身の小型電池の型番は
LR632でした。
LRというのはアルカリ電池の意味で、
6は直径が6.8mm、
32は厚さが3.2mmということのようです。
こうして中身も分かったことだし、次回からは入手困難な
27Aではなく
LR632を買って直列に繋げれば節約になります。------ と思ったのですが、実はこの
LR632という電池は27A以上にレアで、ネット通販ですら売っていません。
LR626ならば普通に売っている(らしい)ので、どうしてもというならば
LR626を8個繋げ約5mmのゲタを履かせれば
27Aの代わりになりそうです。でも、そんな面倒なことをするくらいならば最初から
27Aをネット通販で購入するのが賢いですね。
電池を分解しましたが、結局、何の役にも立ちませんでした(爆)
何はともあれ、電池を交換したリモコンドアロックは素直なよい子に戻りました\(^o^)/
次は2009年の夏に交換予定です♪
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ポルシェのメンテナンス | クルマ
Posted at
2008/01/24 22:20:59