
2007年11月11日(日)、
第一回エキサイティングポルシェミーティング(EPM)が横浜の赤レンガ倉庫イベント広場にて開催されました。
雨天決行のイベントはいえ雨の中、野外にポルシェを並べてノンビリ鑑賞をするような酔狂な人は私の知る限り誰もいないのですが、前日は雨で、当日も雨の確率が高いと天気予報がのたまっております。
くろよん印のテルテル坊主に期待がかかります。
しかし、私は北の方とは相性が悪くて今回ばかりはちょっと弱気です。
当日は草木も眠る時間に起床して、すぐに外を見ると路面は濡れていますが何とか雨は止んだようです。
今のうちに!とばかりに急ぎ身支度を整え、出発しました。
くろよん号は修理中(いつか詳しい報告を書きます)なのでポルシップに借りた代車に乗り込み法定速度をキッチリと守った走行をして、イベント開催場所に到着したのですが、困ったことにどこへ行ったら良いのか分かりません。
すでに到着している人たちが近くにいるのでしょうけれど暗すぎて全然見えないのです。
私と同様に途方にくれている人もいました。いきなりのピンチです。やっとこ通りかかったポルシェの後を追跡することで何とか会場入りすることができました。繁華街なのでもっと明るいと思っていたのですが、この辺は田舎なのでしょうか?
会場ではすでに何人もの方々が忙しげに動き回っています。
簡単なミーティングの後に微かな明りの中で作業に取りかかりました。
私の仕事は参加車両の停車位置のマーキングです。
明かりが乏しいので半手探りでどうやら石畳らしい地面に養生テープを貼って行きました。100台分以上のマーキングなのでこれが結構な重労働です。
こうしている間にもスタッフのポルシェが徐々にやってきます。
場所が分からず迷っている様子の人もいるので、案内をするために道路の方へ走っていったら
池に落ちました!><
薄暗がりの中、黒々としていたので芝生の間の土の地面と思ったところが水面でした。
先週に引き続き
ドジッ漢ぶりを遺憾なく発揮しております。(ノД`)シクシク
濡れた靴下は
この方のポルのリアフードの上に置かせてもらい乾燥させました。
空冷式乾燥機のおかげで作業が一段落するころにはカラカラに乾いていました。
乾燥機にも使えるマルチなポルシェに感謝!(´▽`)
(ロドス太郎さん、画像をお借りしました)
空が薄明るくなってくると気の早い参加者が集まりだしました。
見知った顔が次々とやってきます。
毎週のようにお会いしている方や久しぶりにお会いする方。
初めてお会いする方。
三重から目の覚めるようなグリーンの997GT3RSを飛ばしてやって来てくれた
この方や大阪から伝説の名車イエローバードでやって来てくれた
この方(しかも徹夜!)。
参加者の目の輝きを見ていると
「友遠方より来る また愉しからず也」
という2000年も前から語られる真実に心が躍りだします。
この後、しばらく私は関係者用の駐車場の案内という重大な任務に赴き、しばし赤レンガ倉庫を挟んで会場の反対側にいました。
爆音を轟かせ会場入りするポルたちを遠くから独り眺めているのは結構寂しかったです(涙)。
この時間のネタとしては、ポルシェジャパンの持ってきた試乗車がこの方が数ヶ月乗っていた代車だったことです。すっかり見慣れていた彼女に思わぬところで再開してしまいました(笑)
イベント会場へ戻ると、広場一面に整列した大ポルシェ軍団が目に入りました。
赤・青・黄色・白・黒・銀・etc・・・・・美しい!
今となってはクラシックに見えるポルシェの造型が赤レンガ倉庫に見事にマッチしています。
裏で仕事をしていたために完成されたポルシェ隊列を一気に見ることができたのは素晴しいプレゼントでした!
感動しました!!
明るくなってから見るとここは繁華街の外れにある海の脇の絶好のロケーションでした。正直なところ私のようなヒキコモリには無縁のオサレスポットのようです。なんかドキドキしますねぇ(笑)



そして始まったイベントは息もつかせぬものでした。
レーシングドライバーと適当に選ばれた参加者(といってもやらせではないかと思うくらい見慣れた人ばかり(笑))を交えたトークショーや、協賛してくれたショップの景品をかけたジャンケン大会、ラブピットさんのデビューショーなどが続き、訪れた人たちを飽きさせない演出がなされていました。
もちろんレースクイーンのオネイさん方に目の保養もさせていただきました(笑)
その合間にポルシェを展示参加してくれた方々や展示をしないにもかかわらずわざわざ来てくれた方々との会話を楽しみ、また、一般のお客様に熱く語ってしまったり、お世話になっているショップへ挨拶に行ったり、ポルの写真を片っ端から撮ったり、・・・・とにかく忙しかったです。
参加したポルは1950年代のご先祖様、356Aから始まり出来立てホヤホヤの997まで全部で約120台!!
よくも集まったものです。
EPMの謳い文句に
「関連するモデル(356、ルーフなど)を年代順にポルシェの歴史として展示」
というのがありましたが、本当にその通りになりました。
一番人気があったのはレーシングカーのロードバージョン、シュパーンポルシェ962Cでした。つや消し黒の某アメリカンヒーローのおクルマのようなたたずまいに黒山の人だかりでした。
これがロードカーであることの証拠は、ナンバーがついていることもさることながらオーディオが付いていたことです。しかも、分厚いドアで隠されたフェンダーの内側に。
次いで人気があったのは
この方の997GT3RS。
緑色の美しい車体に巨大ではあるけれど不自然さを感じさせないウィング…。ポルシェの作り上げた傑作です。タダモノではないオーラはポルシェを知らない方にも感じられたようです。
なお、
この方はご自身のハンドルネームの書かれた帽子を被っていました。誰だか人目で分かる良いアイディアですね!
今回は
くろよん号が参加できなかったので、
イエローバードにピカ○ュウを飾らせてもらいました。
RUF CTR、通称
イエローバードは1980年代後半に当時の世界最高速記録を塗り替え、ルーフの高性能ぶりを世に知らしめた存在であり、私の憧れのクルマです。
スタイルだけを真似たナンチャッテCTRの多い中でホンモノの登場(しかも2台も!)は通の方には大人気でした。
(ドンジーニさん、画像をお借りしました)
この他にも湾岸ミッドナイト実写版にも使われたブラックバード号や空冷最高速度を記録した青き964ターボ(推定1000馬力!)、デカケツ・デカウィングのラウヴェルト軍団などそうそうたるポルシェが沢山ありました。
356やナローのオールド軍団も可愛らしいサイズでありながら、その程度の良さ誇っており、オーナーさんの愛情がヒシヒシと感じられました。
もちろんそんな派手さや歴史がなくても一台一台がオーナーさんが愛情を込めて世話をしているこの世にたった一台のポルシェです。どの一台も何時間でも語れるだけの魅力がぎゅうぎゅうに詰まっています。
このお方(もちろん参加していましたよ)の名言を思い出します。
「乗って楽しい、眺めてワクワク、所有して嬉しい、そんな911」
と。
さて、私たちの仕事の一つに会場の警備もあります。専門の警備員の方も要所要所にはいるのですが、高価なそして仲間たちが愛情を込めて作り上げた文字通りの愛車たちにもしものことがあってはいけないので、ポルシェの観賞と参加者との語らいも兼ねてなるべくウロウロと歩き回るようにしていました(ジャンケン大会に熱くなってしまったりもしましたが…)。
ポルシェロゴの入ったブルゾンを着ていたせいか、一般来客の方に話しかけられることもあり、ポルシェというクルマの認知度の高さに感心すると同時に多くの方々にこのイベントが受け入れられていることを肌で感じることができ、当日限りのお手伝いスタッフではありますが大変に嬉しく感じました。
見物客も概ねマナーが良く、私の見ていた限りではこれといったトラブルもありませんでした。
さすが横浜は文明開花の地ですね(←意味不明)(笑)
午後になると赤レンガ倉庫へきた一般のお客様が大量に広場にあふれステージの方も一層盛り上がりをみせました。
私もちゃっかりとジャンケン大会に参加し、何と何と2度も勝ってしまいました。
テクニカルメイト様のアルミペダルセット(\18,900)とSEV様のクランクC-1(\25,200)を頂きました。
ポルピクでは一度も勝ったことのないジャンケン大会だったのに…。先週以来当りグセがついちゃったのでしょうか?(笑)
というかスポンサー様が太っ腹で道行く一般の方々にも大判振る舞いをしてくれ、多くの方が幸せを味わうことができました。
スポンサー様に大感謝!!
16時、ついにグランドフィナーレを迎えました。
ここまで読んで頂いた方にはすでにお分かりのようにEPMは
大成功でした!ヽ(●´ε`●)ノ
どっぷりと余韻に浸っていたいところですが、私たちにはまだ仕事が残っています。が、その前にちょっと失礼してトイレへ…。
すっきりとした私の前には・・・
土砂降りの雨
でした。
イベントの最中には一滴の降雨もなく、終了と同時に雨とはポルシェの神様も粋な計らいをしてくれるものです。
一説によると某雨男さんの緊張が切れたので雨になったとか…。
しかし、雨のおかげで広場から人がいなくなってくれたおかげでスムースに参加車両の搬出を行うことができました。
会場では一部の方にしかご挨拶できませんでしたが、ここで参加者全ての方に申し上げます。
お疲れ様でした!ありがとうございました!
そして会場の後片付けを済まし、疲れ果ててはいるけれど大きなことを成し遂げた充足感に満ち足りて帰途へついたのでした。
迷子になりましたが…(爆)
初めてエキサイトポルシェミーティング(EPM)の話を聞いたのはいつだったか今では思い出せませんが、鬼が笑う程度の話と受け止めていました。
しかし、EPMの運営委員の方々と会うたびに着実に計画は進行していることを熱く聞かされ、ポルシェ乗りのノリの良さを考えれば100台くらいのポルを集めることくらい簡単にできるのではないかと思うようになっていきました。
その後、私は付かず離れずの位置で進行を見てきましたが、運営委員の方々の努力の甲斐あってイベントは大大大成功に終わりました。
素晴しいイベントをどうもありがとうございましたm(__)m
後片付けの最中に音響関係の方(?)が言っていました。
「継続することが意味がある」
と。
遠方よりポルシェを飛ばして見物に来てくれた方もいたそうです。
ネットでしか知らなかったお友達と会えて感動した人もいたでしょう。
子供の頃に憧れだったポルシェが並ぶ姿を見て、心が弾んだ方もいたことでしょう。
そして何よりも私たち参加者自身の嬉しい気持ちに応えるために、来年も是非とも続けて欲しいものです。
また来年、横浜でお会いしましょう!
参照:
・
エキサイティングポルシェミーティング(1/2) 【フォトギャラリー】
・
エキサイティングポルシェミーティング(2/2) 【フォトギャラリー】
※エキサイティングポルシェミーティングに関する皆様のブログにトラックバックさせて頂こうとしたのですが、何故かうまく行きません。「みんカラ」の問題かな?