
12月16日は今年最後の
「おはよう箱根!」(通称
「おは箱!」)でした。
この集まりは911オーナーを中心としたポルシェ好きたちが4月から12月の間に月に一度集まって、箱根のワインディングをドライブし、楽しく語り合うという会合です(1~3月は路面が凍結し、危険なので走りません)。
「みんカラ」の
911、井戸端会議 (porsche911)を含めネット上の3箇所で告知されています。
「おは箱!」の特徴は自由であることです。来たい人が来たいときにだけ参加するので、参加者の名前すら完全には把握できていませんし、コースの途中のみ参加する人もいるので何人参加していたかすら定かではないミステリーな集まりです。
今年は毎回コンスタントに20台以上のポルの参加がありました。過去に一度でも参加された方の数を合計するとおそらく100台以上になるでしょう。先日はついに(というかようやく)
雑誌にも紹介されました。今回は30台くらいは集まるのではないでしょうか?
-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-
予報通り天気は晴れです。今日という日にかけるポルシェ
馬鹿好きたちの願いが天にも通じたのでしょう。
くろよん印のテルテル坊主の出番はありませんでした。
私はいつも以上に早起きをし、少しドライブをしてから集合場所に到着したのですが、まだ誰も来ていません。
今日は寒いし、あまり参加者はいないのでしょうか?
凍えながらも美しい星を眺めて仲間たちの到着を待ちます。
やがて真冬の透明な空気を震わせ降りはじめの雨のようにポルシェがポツポツと集まりだしました。
いつも通りかな?と思いきや、すぐにポルシェ豪雨になりました。
次から次へと束になってポルシェがやってきます。
決して狭くない駐車場がポルシェで埋め尽くされてしまいました!
ポルシェ軍団の登場は私の最も好きなシーンです。
一台、また一台とポルシェが姿を現すたびに心が高揚して、気力が満ちて行く様な気がします。
しかし、今日は心臓が飛び出し、鼻血が出そうでした。
なんと
60台以上も集まってしまいました!!
前代未聞です。
このまま
ポルピクや
EPMができそうな勢いです(爆)
これだけの台数が集まると流石に全員での隊列走行は無理なので、急遽、隊を2つに分けて走行することにしました。もちろんこんなことも初めてです。
で、
空冷組と
水冷組
とに分けました。う~む、しんぷるいずべすと。
まず、
空冷組が出発し、5分後に
水冷組が出発することになりました。
さあ、箱根へ向かって出発ですっ!!
・・・と、ここで
重大発表です!
くろよん号は未だ入院中であります(>_<、)
順調に行けば間に合う予定だったのですが、話せば長いことながら、書けば短くなるというものでもなく、要点をはしょって書くと、つまりは交換せざるを得なくなってしまったあるパーツにアレやコレやがありましてちょこっとソレすることにしたら間に合わなくなってしまいました(テヘ(*^-^))ということありますです・・・・が、やはり何のことか分らない説明になっているのでくろよん号が戻りましたアカツキに改めて説明します。
話を元に戻します。
結局、今回も助手席での参加となりました。私を快く同乗させて下さった方々、どうもありがとうございましたm(__)m おかげで今回も箱根を楽しむことができました。
さて、まず私を同乗させてくれたのは
この方です。
車種は
997GT3CSです。エンジン不調というトラブルを乗り越えて純白の貴婦人は復帰しました。
水冷組を率いるのに相応しいマシンです。
富士山を右手に眺めながらの短い高速道路走行を終え、箱根の街に入ります。
巨大なGT3は滑るように疾走します。ウォ~~ンと吼えるエンジン音につい聞き入ってしまいます(本日乗せて頂いたポルシェのインプレは後日別にアップします)。
箱根は観光シーズンが終わったこともあり、一般車は多くはありませんでした。
何度か路肩で停車し、隊列を整えつつ、温泉街からススキの原へ、そして峠へ進行して行きます。
峠道の路面はところどころ凍結、あるいは氷が解けて濡れていました。
凍結防止剤が白く輝いていて霜との区別が紛らわしいです。
箱根の山も今シーズンは終了ですね・・・・・。
観光客と同様に箱根ポルシェ軍団も冬眠の時期になったようです。
軍団を2分したとはいえ、常にミラーに映るのは5台程度であり、最後尾は一体どうなっているのか知る由もありません。ただ、無事に到着してくれるのを祈るだけです。
やがて、通称やぎさんコーナー(←未だに正式名称を知りません)に到着しました。
我々が到着したときにはまだ先発した
空冷組の駐車が完了していなくて、ちょっとした渋滞になっていました。
ようやく全ての車両が駐車を完了したときには広い駐車スペースの端から端まで占領していました。写真を撮ろうにも何に着目して良いのか分からず、結局、ロングからのひいた写真を数枚撮るので一杯一杯でした。私がこの集まりに参加し始めた昨年は多くても十数台でした。一列に並んだポルシェを一台一台写真に納めていたのですが、それすら懐かしく感じます・・・。
通常ではここで自己紹介の後、大観山へ向かうのですが、今回は人数が多すぎて自己紹介も無理(一人30秒としても30分もかかる!)なので、ボスである
この方の挨拶のみとして、さらに大観山も全部が停めるスペースはなさそうなのでここで流れ解散となりました。
といっても元々自由な集まりですので、いつもと同じといえば同じですが・・・。
私たちはいつも通りに大観山へと向かうことになりました。
やぎさんコーナーから先は
この方に同乗させて頂きました。
車種は
964カレラ2です。
久しぶりの964です。しかし、
くろよん号とはちょっと違います。
カブリオレです。さらに
右ハンドルです!!
まずはオーナーの運転で左座席に座って三国峠まで行きました。勝手知ったる964の左座席なのにハンドルもペダルもありません。オマケに屋根までありません。いや、もう、何が何だか混乱の極みです。
三国峠で富士山をバックに記念撮影をするのはお約束です。
青空に聳え立つ白雪を湛えた富士山、その前に整列する色とりどりのポルシェたち。
・・・・そしてそれを一列になって観賞するポルシェフリークス(笑)。

ここから大観山まではオーナー様のご厚意により、カブ号を運転させてもらいました。
一ヶ月半ぶりの964の運転でした。感動よりも緊張が先立ってしまいました。
チキショ~!964はやっぱ最高だぜっ!!
大観山ではいつものようにポル談義に花を咲かせました。
ここにきてようやく自己紹介ができるだけの人数になりました(笑)。
雑誌に載った愛車を自慢しあったり、お土産を購入したり、お昼ご飯の相談をしたり(笑)、商談したり(爆)、誰がどこから参加しようが変わらない風景です。
箱根を去る前に今回もターンパイクを走りました。最近は台数が多く思うように走れないのでターンパイクで思いっきり走るのも楽しみの一つです。
今度は
この方の助手席です。
クルマは
993カレラです。
アマゾングリーンの美しい車体は羽根も生えてやる気十分です。内装は964に似ていながら、ちょっとした違いにより十分に現代的(というか964が古代的なだけですが)であり、それにさらなるモディファイが加えられていて魅力度140パーセントです。
チューニングも廃棄系、吸気系ときて次はROMを交換する予定になっています。
空冷エンジンポルシェの軽やかな動きはクルマを操る楽しさを教えてくれます。けれど、助手席に乗るならば水冷ポルで居眠りこくのも悪くないかも・・・。
そして
おはよう箱根!は2度目の解散となりました。
この後は恒例の昼食会になだれ込みました。今回は行列のできるお蕎麦屋さんに行くことになりました。ここのご主人は993乗りで、仕込みをサボって
おは箱!に参加してくれたこともあります。何度食べてもここの蕎麦と豆腐料理は美味しいです。今後もちょくちょく寄らせて頂きますので、よろしくお願いします。
この日、最後の寄り道はお蕎麦屋さんの近所のポルシェショップです。
くろよん号の入院先でもあります。
くろよん号は薄暗がりでひっそりと眠っていました。もういつでも行けそうに見えましたが、事実、最終仕上げを残すのみだそうです。今週末には確実に退院でことを確かめて、
くろよん号としばしの別れを告げました。もう少し・・・もう少しです。
-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-
今回は遠方よりの参加者も沢山いました。
札幌からのあの方はいつも通りとして、栃木から納車したばかりの993を駆って来てくれた
方、京都から参戦の
この方ご夫妻、愛知からも来てくれた
方も三重からも来てくれた方もいました。遠路ありがとうございました。
多くの方が初参加してくれました。予想以上の参加台数だったためにドタバタしてしまい、一人一人とは挨拶もままなりませんでしたが、楽しでもらえたでしょうか?
いつもこの集まりを楽しみに参加してくれる方もいますし、ご都合により久しぶりの参加となった方もいます。この方たちがいるから、いつも通りの平凡で、それでいてワクワクする
おは箱!があるのです。
ポルシェというたった一つの魔法の言葉で距離を厭わず、そして時の経過にもよらずに仲間たちが集って来てくれます。
何よりもこのことに一番感動を覚えます。
今年は1月の箱根神社参りから晴天が続き、今回も富士山がくっきりと拝める快晴でした。
箱根の山の女神とポルシェの神様に感謝します!
そしていつも笑顔で参加してくれる仲間たちに最大限の感謝です!!
皆様、また来年も箱根でお会いしましょう!!!
参照:
・
おはよう箱根!(12/16)2007年ラストラン 【フォトギャラリー】