5月24日(日)、富士スピードウェイ(FSW)ショートコースを貸し切ってのポルシェオンリー走行会が行われました。
家を出たときの天気はくもりでしたが、集合場所で朝ご飯を食べている間に雨が降り始めてしまいました(涙)
なぜか私を先頭に5・6台でFSWへ向かいました。もう何度も来ているのでさすがに迷子にはなりませんでしたが、心臓バクバクモノでしたよ(笑)
FSWに到着するとなにやら大混雑しています。大きなイベントがあるのでしょうか?
ショートコースへ到着し、クルマをピットへ収めます。今回は参加者はわずか12台です。ピットを広く使えます(^^)v
申し合わせたように手前の4台は911(しかもRR)となり、奥はMRのケイマン&ボクスターとなっています。
走行前のブリーフィングももうすでにほとんどが顔を知ったもの同士なので和気藹々と進みました。
ここでは主に雨の日の走行のポイントを教わりました。
1.エアコンをつける(曇り防止です)
2.乗る前に足の裏をウエスで拭く(すべり防止です)
3.シートを1ノッチ前にする(ハンドルちょっと忙しくなるから)
4.エンジンをトップエンドまで回さない(6000rpmくらい目安。
高回転域でのアクセルオンオフは非常に敏感過ぎてタックインの原因に)
5.通常アウト・イン・アウトで走るが、コースの端は走らない。
(端っこは水が溜っているケース多し)
6.縁石や白線は絶対絶対絶対乗っちゃダメ!!!!!
(乗ったら100%逆向いてしまいます)
7.なるべく単独走行をする。
(他の車、特に初心者の方がいたら少し離れてあげましょう)
8.ブレーキは手前手前で。
(チキンレースごっこには良いのですが、今回の主旨ではないので)
9.コーナーは加速状態で曲がるようなイメージで。
(強くブレーキしながらコーナー入ると、結構あっという間に知らない世界)
10.ビビりすぎず、攻めすぎず。
(自重しながらも、すこーし積極的に楽しむ気持ちが大切です)
ちょっとビビリ入りそう・・・・・・(T_T)
今回は12台なので、6台ずつの2クラスに分け、15分ずつ交互に走行することになりました。私たちRR組はAクラスになりました。
そして走行開始です!
コースレイアウトはいつものようにA-2、B-3、C-2です。
私は雨の中のサーキット走行は初めてです。
おそるおそる走ります。アクセルは常にパーシャル。恐くて全開になんかできません。
しかも、
1・17のいや~な記憶が残っているのでことさら慎重に走っていました。
そんな中でも今回、心の中で課題としていたことがあります。4月12日の
YWCポルシェスライディングエクスペリエンスで習ったJターンの練習です。コーナーを曲がるときにブレーキを残し、クイックに曲がるというものです。
これを1コーナー(コースレイアウトでA-2と書いてある辺り)で練習してみました。
ショートコースは雨中であっても1周40秒強で周れるので何度も練習のチャンスが訪れます。ブレーキのタイミングが難しくなかなか思ったようにはできず、時々は大幅にコースアウトしてしまいましたが、段々とクリッピングポイントをかすめるようにコンパクトに曲がれるようになってきました。
前回、ここを走ったときは1コーナーはほとんどコースアウトしての大周りだったので、100歩くらい前進した感じです!!
それから、こちらは最初から意識していた訳ではないのですが、最終コーナー(C-2と書いてある辺り)ではブレーキとアクセルの加減でリアを流すことができることに気がつきました。これがまた楽しいです。
上手くできると非常にコンパクトにコーナリングすることができますが、失敗するとコースアウトしそうになり冷や汗をかきます。が、速度を十分に殺してのトライなので私でも何とかコントロールすることができ、雨中走行の楽しさを味わうことができました。

(↑ここが最終コーナーです。RR組はドリフトを楽しんでいたけれどMR組は堅実に曲がっていたようでした)
今回もインストラクターのMさんに
くろよん号を運転してもらいました。前回の課題であった足周りのアドバイスをいただくことが目的でしたが、コースの走り方もレクチャーしてくれました。
前回は晴れの中、全開に近い走行だったのでただビックリするばかりでしたが、今回は私と同じくらいのタイムで走らせてくれたので自分と比較して学ぶことが多くありました。
特にストレート側から見て裏に当るS字コーナー(B-3と書いてある辺り)の走り方は勉強になりました。ここは1月にクラッシュした本コースの100Rを小さくしたような場所で私にとっては恐怖の対象です。
997GT2でも同乗走行してもらったのですが、そのときと少し違う走らせ方をしているようでした。
円弧の真ん中辺りへ直線的に走って、ブレーキングして向きを変え、また直線的に進む・・・つまり、V字のように走らせていました。これは
ラバー殿下に教わった100Rの攻略法と同じです。
なるほど!
早速やってみましたが、リアを滑らせすぎてスピンしてしまいました!!!!!
すかさず両手をステアリングから放し、ブレーキング・・・・コースのど真ん中で止まれました。良かったですぅ(ホッ)
これもスライディングエクスペリエンスの成果です。大磯での1日は思った以上に役にたっていました。
そんな感じで走行会は進みました。
今回は雨の中だったのでタイムを出すことは最初から考えずに、911の走らせ方の練習に専念していました。その結果、非常に多くのものを得たような気がします。
ただ、クラスが2個しかなく休憩時間が短かったことと雨に濡れたくなかったのであまり写真はありません。
裏を返せばそれだけ真剣に走っていたということですよね。うんうん。
さて、この走行会は毎回ゲストに素晴らしいクルマが来てくれますが、今回はカウンタックLP-500とディーノ206が来てくれました。元スーパーカー少年の心をガッチリと捉えて離さない2台です
♥
ザ・キング・オブ・スーパーカーといえばカウンタック。
まず前から。
ガンディーニデザインは後ろから見ても完璧です!!
走るカウンタック。ペッタンコです。実は私、コースでカウンタックを追い抜くなんてことをやっています。もちろんカウンタックがコースを譲ってくれたのですが、ちょ~感動の一瞬でした(^^)
ポーズをとる
冴羽さんを撮るワークスヒロさん。
ディーノ206GT。生産台数152台だとか…。これは希少なオリジナル個体。
後ろからも。マフラーが細いですねぇ。
オーナーっぽい感じでという要求の
セグロさん。横に並んで撮った写真もありますが、こちらの方が自然なので本ブログではこちらを採用(笑)
ディーノに乗せてもらって大喜びな
ポルフリさん。満面の笑みを浮かべています。良いなぁ~

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走行会終了後はFSW内のレストラン、ORIZURUでくろよんコーナーを見ながら
反省会昼食会をしました。
日替わり定食はハンバーグランチでした。

(↑食べ物の写真がないと落ち着かないですね(笑))
雨の中、クルマの挙動はナーバスでしたが、速度域が低いためコントロールはしやすく、大変に楽しく走行することができました。勉強になったことも多く実り多い走行会でした。雨中のサーキット走行会も良いものですね。晴れたときに今日学んだことがどれだけ活かせるかが次の課題です。
また、カウンタック・ディーノという名車も見られて、満足度の高い一日でした。
・・・・・・・・・・・・・・と締めくくりたいところですが、私にはこの後もやるべきことがありました。
FSWを後にして西へ…。
その話は次のブログで。