ミニの純正アンテナを、いすゞベレットのルーフアンテナに交換 その①
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
という訳で、今回はミニの純正アンテナを国産旧車の物と交換してみました。
見た目は勿論、アンテナの感度向上を目指して頑張ります♪
まずはお決まりの 『ビフォーアフター』 から。
2
言わずと知れた、こちらが純正アンテナ。
まるで昆虫の触覚のような感じでありんす・・
アンテナはくるくる回して簡単に外せるというその利便性は良いのだが、いかんせんこの真っ黒な樹脂製の物体にもはや何の色気も感じない;
3
これが、今回取り付けたいと思って納車前に既に確保しておいて他社製の純正アンテナだ。
そう 『いすゞのベレットGT』 の純正アンテナである。
メッキ仕上げのそのお姿はなんとも言えぬレトロ感が漂い、ミニに良く似合うのである♪
このアンテナ以外にも、ベレットの純正フェンダーミラーをミニに装着している人も多いようだ。
だが、このベレットのルーフアンテナは数年前までは比較的デッドストックでも入手は簡単だったが、現在入手できるのは 『ガレージミニマム』 さんだけのようだ。
その販売価格も、在庫減少に伴い高騰気味のようだ。
自分が入手した数ヶ月前と比べても、少々お高めになっている。
だが、物自体が無くなってきてるんだから仕方がないのかな・・
とにかく作業を始めよう!
まずはカーオーディを引っ張り出し、アンテナ線を外しておきます。
と、おっとっと!ココで思わぬ凡ミスを冒してしまいました;;
せいぜいアンテナ線を弄るぐらいだからと、バッテリーのマイナスコードも外さずに作業していたら オーディオ本体が金属部分に触れた瞬間 『バチッ』 ときた!
危ない危ない・・で、慌ててマイナスコードを外しました;;
(やはりパネル裏の作業には、マイナスアース外しは鉄則のようです)
そして運転席側のエアーベントを外すと、その奥にアンテナ線が隠れているはずです。
そのエアーベント付近まで、オーディオから外したアンテナ線を手繰り寄せておきましょう。
4
今度は純正アンテナの台座を取り外す作業です。
台座の取り外しはルーフ上からは出来ないので、天井のルーフライニングを剥がして、その隙間からアンテナ根元裏にアクセスする必要があります。
本来ちゃんと丁寧に作業をするのであれば、フロントガラスを外してルールライニングを丁寧に剥がして作業すべきなのでしょうが、ここは最低限度の作業と時間で工賃も節約していきましょうね♪
運転席側のウェザーストリップを外すとルーフライニングを外すことが出来ます。
ただ予想していた通り、97年以降のミニの天貼りは 『最悪!』 そのものなのでした。
ちょうどローバー社が経営困難になっていた時期でもあり、徹底的なコスト削減が叫ばれていた時です。
当然、目に見えない天井裏に使われた部材は最低な防音断熱材が使われてしまう結果となりました。
従って、天貼り内部は何かに汚染されたかのように経年劣化でボロボロ、グシャグシャです;;
97年式以降のミニに乗っててまだ一度もルーフライニングを手入れしていないのであれば、殆どのミニがほぼこれと同じ状況になっていると思われます。
劣化した部材が、まるでスポンジケーキのカスのように頭上から降り注いできます。
車内に落ちてきたカスは後で掃除機で綺麗にすればよいのですが、頭の上に降り注ぐカスは精神衛生上、あまり気持ちの良いものではありません。
頭に帽子か手ぬぐいをしておく事もお勧めします。
けど、この断熱防音材があまりにも汚いからといって外してはダメです。
こんなにボロボロでも、一応防音でかなり役立っているからです。
例えばこれを抜いてしまうと、ドアの開閉やエンジン音が車内にうるさく響き渡るという事態を招いてしまう結果となるんです。
5
そして作業を行えるような必要最低限のルーフを捲ったら、今度はアンテナ取り付け部の裏までアクセス出来る隙間を作ります。
その為には、天貼りに張りを持たせている骨を外します。
この骨の先端が車体ボディ側の穴に差し込んでありますので、その穴から抜くわけですが、この先端のプラスチック部分が大変壊れやすいので気をつけましょう。
手元だけでどうにかしようとせずに、骨全体をたわませる様にして作業すれば比較的簡単に外せるはずです。
この骨の取り外しですが、腕が細くて長い人なら骨1本外せば作業できるかもしれませんが、普通の男性なら2本外しておかないと作業できそうにもありません。
そこで骨は2本外しておきます。
と、手前の骨を外してみたら、おっと!取り付け部分のプラスチックが既に折れているじゃありませんか;;
きっと以前乗ってた方が折っちゃたんでしょうねぇ・・
でも、この骨の先端部分のプラスチックだけって、純正部品であるんでしょうかねぇ?
取り敢えずここで作業を中止するわけにもいかないので、何か流用出来そうな部材はないものかとチョッと考えてみた・・
こんな感じでもいけそうです!
配線工具箱にあったギボシと、ちょっと厚手の端子に被せるカバー。
見た目はともかく、イイ感じにシナってくれてボディ側にもチャンと差し込めます。
ま、普段見えないんだしこんなんでイイよね^^;
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とにかくルーフの裏は暗いので、ペンライトで照らして目的の取り付け部分の確認と、外さなければならいナットの確認です。
この奥の方まで工具を持って腕をねじ込んでいく訳ですが、この猛暑のさなか腕にかいた汗に例の小汚いスポンジカスがびっしりと付着してきますが、あまり気にせず作業していきます;;
腕がスポンジカスまみれになりつつも、元のアンテナ台座を無事外す事が出来ました♪
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外した後のルーフはこんな感じです。
劣化した元台座のプラスチックカス等がこびりついていますので、コンパウンドで綺麗に磨いてあげましょう。
しかし、このままではベレットアンテナは取り付けることが出来ません。
元穴は2箇所に空いていますが、ベレットアンテナ台座取り付けに必要な穴は1つでその径はおよそ15.5mmです。
なので大きい方の穴を15.5mmまで拡大していく必要があります。
その②に続く・・
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