ユーザー車検ついでに諸々パーツ交換⑥ 冷却系 Dowty可変式ピッチファン、小径ファンプーリー等々
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
12時間以上 |
1
続いてのセクションは冷却系となります。
水漏れは無かったものの草臥れたラジエター・ラジエターホース・欠けてしまっていたブレードファン・やたら作動音がやかましい電動ファン等々を交換してゆきます=3
中でも今回の注目パーツがこの2つかな
●英国Dowty社製可変式ピッチファン
●国産MiniBox社製97年以降用軽量小径ファンプーリー(超々ジェラルミン製)
右側のブレードは世界2大プロペラメーカーの一つの英国ダウティ社がクラシックミニの為にかつて製造していた60年代のパーツです。
同社の歴史は古く、戦時中は英国空軍戦闘機のプロペラを製造していた、正にプロペラを知り尽くした老舗メーカーの確かな製品です。
(英国より直輸入で15,000円程)
左側の97年以降用軽量小径ファンプーリーはミニ用のファンプーリーを捜していた時にたまたま見つけた物です。
おそらく、ミニのカスタマイズ関連書籍やミニカタログには掲載されていないと思います。
強度に優れた材質#7075 超々ジュラルミン製
(購入時の価格13,000円程)
2
今回の期待株がこのDowty可変式ピッチファンです。
これは1966年に英国で発売された際の自動車雑誌の広告です。
このファンの最大の特徴はブレードの回転数に合わせてブレードピッチ(角度)が変化し、エンジンにかかる回転抵抗を軽減してくれるという点にあります。
その原理は既に第二次世界大戦時の数多くの戦闘機にも採用されていました。
プロペラ低回転時にはピッチは最大角となり、低回転ながらも安定した大きな推進力(風力)が得られます。
その反面高回転域になると一定の推進力(風力)が得られ安定するので、ピッチは最小角となりエンジンにかかる負荷を軽減してくれるという訳です。
戦時中各国はいかに少ない燃料でより遠くまで戦闘機を飛ばせるか、つまり航続距離をいかに伸ばせるかが課題とされてきました。
その当時のテクノロジーがこのミニ専用ブレードに注がれ製造されました。
しかしながらこの可変式ピッチファンは英国のミニ乗り達には受け入れられませんでしたXX
というよりも、必要とされませんでした。
何故なら年間を通して雨と曇りの多いイギリスはとても寒い国です。
一年の中で最も暑い日とされている7月31日でさえ23度程度で、まず29度を超える事はありません。
こんな寒い国でラジエターの水温など気にする人はいないと言ってよいでしょう。
これは正に『高温多湿の日本向け』商品だったと言えるかと思います。
3
ファンプーリーは小径といっても、純正より外径が5ミリ程小さくなっただけです。
5mm小さくなっただけですが、軽量ということもありエンジンに負荷をかける事無く、ブレードの回転数が増して冷却効率が向上するかと思われます。
4
ブレードはスチール製で重量は約540gとなっており、純正の樹脂製ブレードの約170gと比べれば重いです。
しかしながら同じくスチール製の12枚ファン(約760g)や6枚ファン(約680g)と比較すれば軽量に作られています。
純正の樹脂ファンのように小石が当たった程度で欠けたり割れたりもしませんし、また熱変化で反り返ってしまう事も無いでしょうから、事故でも起こさない限り長年使い続ける事が可能かと思われます。
ただ残念ながら、当時イギリスで受け入れらなかった為、現在流通している個体が少ないという点です。
またブレード自体の製品性能は確かながらも、表面塗装処理があまり宜しくなかった為、現在までに残されている物は塗装に劣化が生じています。
今回は面倒でしたが一度剥離剤で塗装を剥いでから、耐熱ペイントを施しました。
ブレーキキャリパー用の耐熱塗料で耐熱温度300度(そこまで必要なかったが)
ヤフーのオークションサイトで普通にお安く購入出来ます。
100mlで1,200円程だったかと。
カラーは何と49色もありましたよ^^
5
ラジエターを装着したらほとんど見えなくなってしまうので、今のうちに写真を撮っておこう^^
装着にはステンレス製ボルトを使用
(六角ウイットネジW5/16長さ35mm)
購入は勿論モノタロウにて
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水温センサーの増設に伴い、ファンスイッチも上部へと変更。
水温センサーのデータは既に装着済みのPivotスーパーテンプコントローラーへと伝達される。
そのPivot STCを介してファンスイッチのON-OFFを運転席側からコントロールする事が可能となるのだ◎
ファンスイッチと水温センサーは最も熱い状態の水温が計測できるサーモハウジング出口に直結しているアッパーホースに接続する。
センサー2個並列となるので、クリアランスはとてもシビアだ。
現在市販されている2個並列タイプのセンサーアダプターもあるが、どれも樹脂製の物ばかりで、どれも好みに合いませんXX
そこでSPタケガワ製の汎用水温センサーアダプター(アルミ製アルマイト塗装済)を2個連結して作っちゃいました◎
連結は耐熱300度のオートウエルドにて合体。
またホース内の熱いクーラントの圧力にも充分耐えられるように5mm厚の補強プレートを底部に追加。
これでもう漏れる心配はありません V
そしてセンサーのネジピッチに合わせてタップを切っておき、センサー類が装着出来るように準備。
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シラーテープを巻いてセンサー装着。
うんうん。イメージした通りの形に段々仕上がってきました◎
サーモハウジングカバーにはクロムメッキ加工済みの物を装着。
クロムメッキに関しては毎回お世話になっている神谷電工さんに依頼。
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まだラジエター本体は装着していません。
エンジン側のホース類だけ繋いでおきます。
今回ラジエター本体の交換に伴い、ラジエターサブタンクも新調しました。
サブタンクへ繋がっている地味な黒チューブを、鮮やかなブルーのシリコンホースにしてみました。
地味なエンジンルーム内が段々鮮やかに明るくなってきた気がします^^
続く。。
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