車の剛性って、どうやって高めるんでしょうね?
初代Z4 M40i、二代目Z4 M40iとも、
FirstEditionで、G29の初期ロットなんですよね。
で、ある程度の剛性感はあるんですけど、
2019年のカーグラフィックTVに、ぼくのと同じ、
サンフランシスコ・レッドのZ4M40iのFirstEditonが登場した時、
松任谷さん
『マツダロードスターの延長上にある、
割と、まあ、ゆるやかなオープンなイメージですかね。
なんかこう、ボクスターの様に
カッチリしたオープンではないなぁ
という印象がありますけれど。』
中村CG副編集長
『ぼくは、逆に思ったよりカッチリしていたと感じましたね。
ライトウェイトなものを想像してたので、
意外とグランドツーリング向けというか
そういうところが、顔を出してたかなと。』
松任谷さん
『ボクスターよりは、随分ねじれてますよ。
だから、色んなリアクションがちょっとずつ遅くなる。
それはそれで、オープンは良いんじゃないかと思いますけど。』
松任谷さん
『いつもBMWのときは、おんなじこと言ってしまうんですけど、
エンジンは、魅力的、エンジンは魅力的。』
会話をちょっと抜粋してみました。
録画を残してるので。(^^)
この回のカーグラフィックTVを見たときには、
ぼくは、既にZ4M40iを所有してて、
3か月ほど経過、1万キロ弱走行したくらいでした。
松任谷さんの言うこと、まあ、そうやわなぁ。
そんな感じやなぁと、そのときは、思ったんですよね。
ボクスターも試乗とかしたことあったし、
後に、Z4M40i、ちょっと当てられて修理時に
代車で 718ボクスターを借りて2週間位乗ったこともあって、
そういう感じは、あったんですよね。
剛性感の違いというか。
ガレージには、頭から突っ込んでて、
出掛けるときは、こんな感じでバックして、道に出ます。
この、前輪が掛かってる微妙な段差ですが、ここを通過するときに幌を閉めてると、きしむんですよね。
右後ろと左前に荷重が掛かって、右前と左後ろがちょっと浮き加減になって。
きしむのは、初代Z4M40iのときは、ずっと。
二代目も購入後、同じ感じだったんです。
ただ幌を閉めてることはそんなに無いんですけどね。(^^;;
幌を閉めてなくても、車が少しねじれてる感じは分かりました。
ところが、
タイロッドの修理をして、戻ってきてから、何故だかきしまない。
運転しても、剛性感が違うんです。
えらく、ガッチリして、どうしたの???? と。
そういえば、傷ついたアッパーアーム交換したなぁ。
もしかして、フロントアクスル周りのパーツ交換時に、剛性が良くなった?
と思って、実際に作業してもらった整備工場に電話して訊いてみました。
何か特別なことしました? って。
そしたら、BMWの整備手順通りにアッパーアームを交換して、ボルト類の締め付けは、指定の方法トルクで締め付けただけですと。
その後、アライメント調整したと。
ジャッキアップというかリフトアップは、ジャッキアップポイントで上げたと。
となると、もしかして、通常のジャッキアップポイントで上げて、ボルトの締め直しすると、剛性が良くなるのかも!!
量産組み立て時のボルトの締め付けだと、ガレージから出るときの段差できしむけど、ジャッキアップポイントで持ち上げて、ボルトを締め直すと、剛性が上がって、きしまなくなった。
という、可能性が非常に高い。
もし、そうだとすると、試作段階にテストドライバーが感じたZ4の剛性感は、今ぼくが感じてる剛性感だったのではないかなと。
試作だから、ジャッキアップポイントで持ち上げて、あれこれ整備して、また、走らせてるはずですからね。
で、量産で組み立てたら、違っちゃってたけど、そこは、もう、どうしようもなく、そのまま出荷。
なんてことも、想像してしまったんですよね。
今の剛性感が、最初からあれば、松任谷さんの口から、
『ボクスターよりは、随分ねじれてますよ。』
なんてセリフは出てこなかったはず。
そのくらい、今のぼくの二代目Z4M40iの剛性、塊感は、良い感じです。(^^)
タイロッド曲がりで、残念な事ばかりでしたが、それがあったおかげで、今の剛性感を手に入れました。(^^)
実は、タイロッドが曲がる前、リジカラとか1G締め直しとか、あれこれ調べてたんです。剛性を高める方法を。
ボルトの締め方と、剛性については、実は体験してました。 (^^)
Z4Mロードスターを本格整備し始めたころ、締め付けトルクのデータは調べがついたんですけど、角度締めを知らなかったんですよね。(^^;;
で、偉く緩いなぁこんなので良いの?
きっとダメだから、それなりに締め付けておこうと適当に締め付けてたら
ドライブから帰ってきたら、こんなことになってたことがあったんです。 (^^;;
このとき、角度締めの事を初めて知って、きちんと締め付けたら、まあ、車の剛性感が全く違ったのを覚えてます。 (^^)
その記憶があったので、Z4 M40iでも、何かしら試してみようとずっと思ってはいて、オイル交換がもうすぐだし、そのときに堀ピットに移動させるので、1G締め直しをちょっと試してみようと思ってたんですよね。
そしたら、オイル交換前に、タイロッド曲がり。
で、剛性がアップした。 (^^)
今の状態、とっても良いので、下手にいじって剛性下がるといやなので、オイル交換の時、何もしませんでした。(^^)
エンジンオイル交換してエンジン回転がよりスムーズになって、ブレーキパッド交換して、ブレーキフィールがとっても良くなって、そして、剛性も上がって。
今、二代目Z4 M40i とってもいい感じで、オープンで駆け抜けることができてます。 (^^)

ちなみに、剛性強化パーツ類は何一つ取り付けてなくて、タワーバーも標準のままです。 (^^;;;