ペダル考察_A3編

最新のサポカーにも興味があって、色々と試乗してみるのですが、ペダルレイアウトがしっくりくる車がなかなかありません。
A3はフロアにつけた踵を軸に足首を回転させることで、アクセルとブレーキが踏み分けられるのが、操作しやすくて大変気に入っています（８Pから８VへのFMCでオルガンから吊り下げ式になりましたが、そこはまぁどちらでも良いです）。

一方で最近の国産FF勢はブレーキがほぼ体の中心線上にあり、また踏み間違い防止のためかアクセルとの距離と段差もあり、踵を軸に回転させる動作だと、足首を内側に捻って、更につま先を逆反りさせることになります。踵を浮かせて空中で踏みかえるなら気にならないと思いますが、私は試乗レベルでも結構なストレスを感じます。
右ハンドル車はタイヤハウスが干渉してどうしてもペダルレイアウトが左にオフセットされる、という説明がよくされますが、欧州車でも頑張れば（？）出来るのですから、メーカーはそうするのが正しいと考えている節があります。ペダルステーの取り回しを見ても、意図的な設計のようにも見えます。ユーザーからも自然と右足を延ばした先にアクセルがある方が運転が楽ちん、という声が大きいのでしょうか？インプレッサも４代目（GP/GJ）は良い感じでしたが、最新６代目はしっかりど真ん中ブレーキになっていました。トヨタFF勢はノア＆ヴォクシーが意外とよかったですが、カローラ系やプリウスも今ひとつ、ホンダ（シビック、フィット）も軒並みそうです。欧州車だと兄弟車のゴルフは当然として、ルノーのメガーヌも望外に良かったですが（あとA110もケイマンより全然良い）、ルーテシアは残念。プジョー、シトロエン、フィアットは言わずもがなです。メルセデスやＢＭＷ（ＭＩＮＩも含めて）はＦＦでも外れはないですね。
こんなことに拘るのは少数派だと思いますし、もしメーカーが正しいと思ってるのなら今後も変わりそうにありません。となると国産だとマツダ一択になってしまうような？