2019年06月15日
ほんのちょい前迄自動車事故(特に車が突っ込んだというアレ)のニュースがよく流れていたんだけど・・・
で、実は21世紀になったくらいに仕事中自損事故(追突事故)を経験したことを思いだしつつ、なんで事故発生時に運転者が危険回避行動できなかったか考察してみた。
普段、ATでもMTでも平常心を保てる状態だったらそうそう操作ミスは犯さないよう自動車学校とかで実技訓練して頭で考えるより体で覚えたって人が多いはず。
特に年齢を重ねている先輩達はなんだかんだで若い頃は気むずかしい車相手に色々とやってきているので、今の安心快適装備満載車でも普通に乗れている。(注:個人的な意見です)
ただ、事故は乗っている人、運転している人の平常心を欠く状況。特に目の前で事故(軽く接触した)とか予想していない事態になると私もそうだけどパニックになって意図としない、訳分からない行動をしてしまう。
んでだ。私の仕事中自損事故ってのは、雪が降った日の話で、昼から客先納品立会でその日の朝会社の別の人が日次点検して乗った車(AT)で出かけようとしたときで、当時の駐車場は坂の下にあっていったん坂を上り最上部付近で180度ターンして駐車場から出るというなんとも変わったところだった。
坂道はそれなりに雪は溶け始めていたけど車の出入りはできたのでさて・・・と坂をいつもよりゆっくり登り180度ターンしようとアクセル緩めステアインしたら・・・曲がらない(汗)
で、とっさに”このままではぶつかる!”と脳が判断しパニックになったとたん人ってのは衝撃に備える(身を守るため)防衛動作をするようで・・・
無意識に両腕はステアリングをしっかり握り、両手両足でとにかく突っ張る。
・・・はい。もうおわかりですよね。
こうなるとアクセルペダルからブレーキペダルに踏み換えるとかの平常心ではできる動作は介入されません。アクセルペダル側に右足があり、体制を”衝撃に備え四肢を突っ張る”となると、自然にアクセルオン状態になりますね。
で、私はそのまま加速しながら正面の壁に激突。会社の車は猿人が落ちる衝撃を受け廃車。私は左足膝の骨折で労災。
話しを戻そう。
昨今の事故のケースをマスコミ報道のみで判断すると、運転手は平常心からパニックになることが起きてしまい、とっさに身体を守る”防衛反応”がでたのではと推測。
そうなると踏み間違え以前に勝手に体が動き、アクセルからブレーキペダルを踏み換えるという動作をする以前に”防衛反応”として四肢を使い体を衝撃から守る姿勢作りに入った為、そのままアクセルオン状態になって突っ込んでしまったと。
じゃぁ、そうなったときに自動車側で判断してエマージェンシー働かせて止めてしまえば良いじゃないかというけれど、それはそれで膨大な条件を整理して緻密な制御となるわけで、、、ほら、刻一刻と状況は変わるわけだし、運転状況をモニタリングしていてもどこで”事故”と判断するかなんて答えは直ぐに出てこない。
単純にアクセルとブレーキの踏み間違いが無いようアクセルペダルは小さく、ブレーキペダルは大きくなっている車でも追突事故に限らず、踏み間違い事故は減らないでしょ。どんな状態でもひとたびパニックになったら結果同じような事故を起こしているし。(注:個人的な意見です)
MT車だって、咄嗟にギアを抜けば加速は止まるしついでにサイドを引けば減速できるというけど、そんなの冷静な状態で無いと咄嗟にはできないし。(少なくとも私はそうであった)
いったいどうすれば事故が減るのか・・・
今の状況だと永遠の課題となりそうだけど、一つの手が運転者自身で潔く運転をやめるタイミングはいつなのかを考えることかな???と。
私もいつかは運転をやめなければならない日が来るけど、生活上車がないと厳しくなっていくとは思う。
公共機関を利用するようにしてもそれ相応に支出が。
車を持って運転するのと、公共機関利用するのとを比べるとすれば、金銭・体力・時間等を考慮して、、、となるとおもうし、時間もかかりそう。
そう言いながらも、運転をやめる(=免許返納)を考えねばならない歳に近づいているんだよなぁ・・・と思ってしまうこの数週間の出来事です。
とりどめのない話しとなったけど、よく売れている車の操作性の問題とかワケワカメな風評もあるけど、根本は”人が機械を操作している”わけで、人が過ちを犯さなければ機械は過ちを犯さないんだよね。
(注:最近の機械は何でもソフト制御してるけど、コレもソフトを造ってるのは人。コレに過ちがあれば同じように機械に想定外の動きをさせているわけですよ)
なんだかんだ言っても、機械を使う側となっている人が機械に使われるようになっても、どこかで”人の方が偉いんだからそれに従いなさい”的な制御(制約?)を入れているだろうから、全ては人の問題だと思うんだよなぁ・・・
Posted at 2019/06/15 10:22:25 | |
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