OBDコネクタからCANデータを取得して車速表示

OBDのDLCコネクタは世界共通の規格のものなので、情報はネットでも容易に入手出来ます。
マイコンはPIC18F2480でMCP2551 CANトランシーバーICを組み合わせてます。
小数点第一位まで表示させたかったので、診断機通信プロトコルではなく、制御用のCANの車速データを探して使っています。
自分で解析した訳ではなくて、ネットで解析している人のデータから選択した上で実機デバッグしてます。

コルゲートとハーネステープでグルグル巻きは基本です。

見やすさを重視して液晶ではなく7seg ledです。
ダイナミック点灯なので写真にすると飛び飛びになるのは不具合ではなく仕様です。
目視だと残像効果で普通に見えてます。
写真は家の近所で車庫前後に動かしてとにかく車速反応するのを撮っただけですが、実際にバイパスとか走行して70Km/hオーバーくらいまではきちんと出るのは確認してます。メーター車速は実際の車速より少し速めに表示されるのは聞いてはいましたが、実際その通りなのを目の当たりにしました。
あとは高速道路で100km/h前後の表示が正しければ、完全になります。

後輩のインチアップタイヤによるメーター車速の表示ですが、もしかしたら目減り分がなくなるだけかもされません。
制御用車速を使ってタイヤ径の補正をして車速表示する意味がどれくらいあるのか？本来のメーターに出るべき少し速めの数値を出した方がスピード違反抑制になって良いかもとか考えてしまいました。

制御用の車速データを表示させてますが、最近のセキュリティ対策でゲートウェイとかサイバーセキュリティ仕様だとこの手の手法は使えません。
OBDの診断機通信だとLSBが粗かったりして個人的にはつまらないですが、新しい型式ほどそうなっちゃうでしょう。