1
ラックのセンターが出たところで、次はリア。
トーションビームなので調整機構もなく、そのへんの量販店では調整不可と言われ、諦めなければならないところだが、真のアライメント職人は調整してしまう。
2
車高を下げるとリアのトーインがきつくなる。
特に14系カローラはどの車も左リアがきつい。
このせいで加重かかるとリアが勝手に横に流れ、犬走りのような状態になる。後ろに人が乗ったり、重い荷物を載せると、ステアリングセンターに変化が出るのはそのせい。
あまり気にする人は居ないと思うが・・・。
3
SPCのEZシムを使わずにリアトーを合わせる。
SPCのシムは大雑把な調整幅しか持たないのと、樹脂製なので緩んでくる事もあるとか。
職人が選んだのは、FIAT用のシム。
金属製なので、緩んでくる事もない。
4
ただ、シム入れる作業が大変・・・。
上手い具合に穴位置に合わせてボルトを入れるんだが、ボルトを入れるまでシムを固定する術がないので、簡単にシムは落下してしまう。
完璧に値を出す事は出来ないが、ほぼ完璧な数値を出してくれた。もう鳥肌もの。
5
そしてフロントへ。
通勤で使用しているわけでもなく、滅多に乗らないので、フロントのキャンバーをリアに合わせてもらう。
いわゆる、ナチュラルキャンバーってやつ?
フロントとリアのキャンバーを一緒にすると、ハンドリングは更にナチュラルになる。
6
前のトーはキッチリと合わせ。
若干インにしておくと、直進安定性が向上する。
ここはしっかり左右均等に・・・。
7
そして作業終了。
量販店ではここまでの作業しない。本当に数値合ってるのか微妙なテスターに任せてトー合わせるだけ。
しかし職人は、ここを動かしたらこういうクセが出る等、アライメントによる車の挙動を知り尽くしている。アライメント調整でメンバー微妙に動かしたりする人がどれだけ居る?
8
数値を見ると一目瞭然。
リアのトーインがしっかり直っている。同時にスラスト角の数値も素晴らしいものに。
キャンバーの数値も4輪均等。乗って一発で分かる自然なハンドリング。しっかりアライメントとると、この車、こんなに素直に走るのね。感動。
アライメント、まじめにやると大変だ・・・。
↓ フジイアライメントサービスさんのブログ。
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