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ひろと@G05 X5の"X5 xDrive40d M Sport" [BMW X5]

パーツレビュー

2025年1月27日

audison FORZA amplifier AF C8.14 bit  

評価:
4
audison FORZA amplifier AF C8.14 bit
BMW純正harman/kardon(iDrive 8.5/464W/16スピーカー/9ch)のサウンドを更にグレードアップするべく導入。
歴代3台全てHi-Fi止まりだった私からすれば純正状態でもだいぶ良くはなっていたものの、BMW純正にありがちな「籠っている感」「低音がボコボコ」といったクセは相変わらず。そもそも過去3台全てHi-Fiスピーカー交換やウーファー増設、DSP導入など何かと手を入れていたこともあり、harman/kardonとはいえ純正で満足できるはずはなく。

先んじて本DSP導入数ヶ月前にスピーカーを全取っ替えしました。Studie Sound Systemと銘打ったKICKER KSシリーズのスピーカーです。
冷蔵庫に貼るサイズのようなマグネットの純正スピーカーと比べて小柄なマグカップぐらいあるマグネットになり、パワー感は確実に増しましたが、純正アンプのままなのでクセは全て抜けきらず。

ホームオーディオはまだ7.1ch級のサウンドバーですが拘りはあり、イヤホンもBluetooth(ただしLDAC)ですがSONYのWF-1000XM5を利用して常にロスレス音源。更には代車でB&Wのダイヤモンドサラウンドを浴びてしまったことにより不満がつのるばかり。
納車からさほど日数経過しないうちにサウンド問題は尚早に解決したいと、色々思案していておりました。
すると、自宅から至近距離(車なら5分弱、歩いても10分強)に信頼できそうなオーディオショップが開業されたことを知り、インスタのDMで相談に乗ってもらい、当方の出せる予算に応じてこちらの機種をオススメいただきました。
元々BEWITHのPLUG&PLAY 1080推しだったのですが、設計が古いことと「純正の補正」という点で当機種のほうが秀逸とのことで、一緒に見積もりを出してもらったものの候補から外しました。
上位機種のAF M8.14 bitも一緒に見積もりを出してもらいましたが、予算的に少々ハードル高かったので今回は断念。

尚、今回は当機種の増設に加えて、以下作業も実施しております。

・フロントドアツィーターの配線追加(別系統化)
⇒元々フロントドアのミッドウーファーと同系統に鳴らしていたツィーターですが、別系統にして高音域サウンドに奥行きを持たせることを狙います。本機種が8ch駆動であり、フロントドアツィーター×2、フロントドアウーファー×2、リアサテライト×2と構成すると、最大8chに対して2ch余るので有効活用することに。

・リアドアスピーカーの無効化
リアドアに設置されているスピーカーはフロントドアのスピーカーを邪魔する方向に作用しやすく、止めてしまった方がいいよとのことで仰せのとおりに従いました。鳴らさないスピーカーとのことで純正スピーカーに戻してあります。
尚、車両乗り換え時に改めてパネルを外さなくて済むように、スピーカー至近のハーネスを抜いておくのではなく、純正アンプ付近で配線を抜き差しするだけで元に戻せるようになっています。

・Dピラーのサテライトスピーカー
harman/kardonはHi-Fiよりもスピーカーが7つ多い状態です(リアドアツィーター×2、センターツィーター、Dピラーウーファー×2、Dピラーツィーター×2)。
一人乗車が半分以上のため、リアスピーカーの必要性については議論が分かれるところですが、上手く活かせばフロントドアのスピーカーに良い影響を及ぼせるとのことでKICKERのスピーカーのまま使うことに。
ただ、リアドアのスピーカーの配線を抜いてしまったことで、PDC作動時にリアのセンサーに反応したときのビープ音が聞こえなくなってしまったので、純正アンプから当DSPへの入力は本来のサテライトスピーカーのラインではなく、リアドアのスピーカーのラインを入力してあります。
※単純に説明するのならリアドアスピーカーをDピラーに移設しているのとほぼ(スピーカーサイズというよりバッフルが微妙に違う)同義

・センタースピーカーの音声信号入力
センタースピーカーについては、当該スピーカー向けの音声信号はDSP入力するものの、センタースピーカーには出力していません。単純に出力チャンネル数が足りないからなのですが、この信号は減衰して左右のフロントスピーカーに振り分けています。

しばらく乗って聞いてみての感想ですが、まず「籠っている感」「低音が過度にボコボコ」といったクセは確実に改善されました。フロントドアのツィーターを、同じくドアにあるウーファーとは別駆動(配線引き直し)にしたことも相まってか、ヴォーカルの吐息やハイハットの繊細な音までしっかり聞こえてきます。

リアシートに座ったときも、リアドアのスピーカーが鳴らなくなっているので、Dピラーのサテライトスピーカーの音がよく聞こえます。

ただし、シート下ウーファーが純正のままなので、低音に締まりがない点はやはりあまり変わらず。これをリプレースしたら更に低音の質が良くなると思うので、いずれ対応するつもりです。

また、運転席に座ったときの定位感が確実に良くなりました。
当然右寄りの運転席ですが、まるでメーターパネルの両サイドにスピーカーがあるかのように音が聞こえてきます。DSPの役割をきちんと果たしています。
他の本格的なDSPを使ったことないので(MATCH UP 7 BMWはあるものの調整がイマイチ出来ていなかった)なんとも言えませんが、BMW純正harman/kardonからのステップアップでも確実に効果はあります。

ただ、本機種はあくまで音質を良くするためのものなので、いわゆる臨場感は少し薄いなと感じました。

後日もう少し音場を上げるべく調整いただく予定ですが、限界はあると思いますし、いわゆるコンサート会場にいるかのような臨場感は純正の(1000W級のダイヤモンドサラウンドの)B&Wに軍配が上がる印象を受けました。そもそもスピーカー数(多ければ良いものではないという前提ありつつ)も出力ワット数も違うので単純比較するのは筋違いかもしれませんが。

音の定位感を上げるのと、臨場感を出すというのはある意味逆の意味の言葉であるので、定位感を上げた一方で臨場感は下がってしまったのかも、ある意味トレードオフなところはありますね。

また、純正の補正に優れていると言いつつ、純正のイコライザをフラットにしてしまうと物足りなさはあったので、純正アンプから本機種への入力ゲインを上げる必要性はありそうです。

純正にはLOGIC 7という機能があるのですが、これをONにすると音がめっちゃ籠もってしまいます。恐らくLOGIC 7はオフ、純正イコライザもドフラットにした状態で調整いただいたからかもしれません。
純正のLOGIC 7で臨場感を高めつつ(逆に言えば定位感は落ちても構わない)、クリアなサウンドを出すことが出来れば満足です。後日調整いただいた後に再レビューを記したいと思います。

※めっちゃ長くなりました。オーディオは本当に奥が深い。。。
定価143,000 円
購入価格143,000 円
入手ルート実店舗(その他) ※本体代のみ

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