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それはもう４～５年くらい前の話だった。
細々と交流を続けていた友人が、突然に１冊のシナリオを持ってきた。


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自分は、１９くらいの頃から役者として自主映画の世界に首を突っ込んでいたのだが、そろそろ３０も半ばになってくると、昔の仲間がプロになっていたりするもので…

今までも役者仲間にはプロになっていった奴は居たが、制作側の人間はプロになっていった人を知らなかった。
多分、何人かはいたのかもしれないが、裏方は名前が表に出る事はないので、交流を続けていない限り分からないのが本当のところか。

そんな中、友人の１人が情熱だけで興行用映画を作った。

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最初は「夢の話か？」と思うような、およそ分不相応なデカイ構想だった。
しかし、会うごとに話は着々と進んでいて、結局は作り上げてしまった。
この映画の為に仕事も辞めたという…

メシを食うにも大変な時期があった奴だった。
そもそもが不器用な性格だから、本意が伝えられずに誤解をされてしまう奴だった。

そんな奴が、ここまでの想いで作り上げた作品。

静かな作品なので、内容の評価はすごく分かれると思うが、自分にとってはかなり思い入れの強い作品になった。


大杉漣さん主演
「棚の隅」

もし、ちょっとでも興味を持った方、是非見に行って下さいね～。


ちなみに、脇役での出演は恐れ多くて断りましたが、我が家のＲＸ－８が代わりに出演してますです、ハイ。

本日、年度末最後とあって、すんげー忙しいと踏んでいたのだが、何故か午後はヒマだった。
最近はちょっと過労気味だったので、昼からは居間で伝票整理をしながらボーっとしていた。

HDDに撮りためていたテレビ番組が沢山あったので、それも見てしまおうと、録画リストを見ると、カミサンが撮ったであろう「NANA」があった。

そういえば、「なかなか面白かったよ」と言っていたのを思い出して、見てみたのだけれど、あらためてパンダメイクじゃない中島美嘉の方がカワイイと思った（＾＾；


しかし…

映画を製作側の観点からでしか見れない自分が…いやだなぁ（＞＜）