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突然に心に突き刺さった作品。

詳細は極力排し、ただ状況を見せる事で進んで行くストーリー。

だけど、その中にちりばめられたエピソードは、まさに当時の「裏のアメリカ」そのものであるのだろう。


あるサイトで見つけた言葉が非常に印象的ですばらしかったので、あえて引用させていただくと

「ただ、ひたすらバニシングポイントに向かって爆走するコワルスキーになりえるのか、ただの傍観者になるのか」

まさにこの映画を表した実に深い言葉であり、自分を振り返ってしまうナイフのように鋭い秀文である。


最近、ヘタレになったと実感してきたオッサン、是非観てみて下さい～。

さらに追い討ちをかけた１作

「激突！」

これ、なんとスピルバーグ監督のデビュー作とされている作品。


やっぱり、５年生くらいの頃に日曜洋画劇場かなんかで観たんだけど、この映画ってばセリフのほとんど無い作品なのに、心理描写が素晴らしかった！

今観ても、ヤバイくらいに好きな作品。

この映画が、自分のベスト１って言っても過言ではないのだ。


スピルバーグの才能の原点なので、１度は必ず観てほしー。

今のクルマ馬鹿になるのに、多大な影響を与えた１作。

小学校低学年くらいの頃、日曜洋画劇場とかで何度も観た覚えがある。

今思えば、良くも悪くも「あの時代のアメリカ映画」なんだけど、当時クソガキだった自分には充分脳裏に焼きつく映像のオンパレードで、興奮しきりだった。

最近、あまりに毎回レンタルＤＶＤを借りすぎて、そろそろそれなりの話題作は見尽くしてしまった。


だけど、話題作すぎて何となく大体のストーリーを想像できてしまうものも多く、借りずにいた作品もいくつかある。

その代表作が「世界の中心で、愛をさけぶ」だった。


基本的にはジャンルを問わずなんだけど、ウチの近くのツタヤはなぜかあまりにも邦画の揃えが悪く、本当に見たい作品がほとんど無いので、もう借りるのが「セカチュー」くらいしか無かった。



で、観てみた。


まぁ、想像とそう変わりの無いストーリーだった。
だけど、想像と大きく違っていたのは、ちゃんと「映画」だったという事。

最近の邦画は、２時間モノのテレビドラマくらいの演出のものが本当に多いのだが、この作品はカット割りや画の空気感など、ちゃんと映画だった。
（まぁ、行定勲監督だから当たり前に上手いんだけど）


後は、キャストにドラマの色が薄い「大沢たかお」さんを起用したのが大正解だったかな。
森山未來クンも、今更ながらだけどあまりテレビドラマに染まらずにいて欲しいものだ。
（長澤まさみさんは、映画メインでほとんどドラマに出ないのが大正解だと個人的に思う）


ラストに度肝を抜かれた「いま、会いにゆきます」もそうだったけど、２００４年って邦画にとっては中々凄い年だったんだね。

先週の土曜日、「Tuning POWERS! 2007」いうイベントに、兄貴のシティーが急遽出展される事になったというので、行ってみた。

雑誌「CAR BOY」が主催なので、プライベーターの車輌の出展が多くて、オートサロンよりも百倍は面白かった。


ただ、やっぱりショップさんが出展に絡んでくると、少々「ウ○イ」方も現れる…

一台のマシンに「○○○○万」も掛ける凄さは分かるんだけど、正直いって別世界の話なので、延々と説明されても全く現実味が無い。
ただ、ゆっくりとスゴいパーツやキレイな造り込みを観察したかっただけなので、話半分聞いてさっさと立ち去ってしまった。


個人的に気になったのは、「ＷＰＣ加工」の詳細を解説していた企業のコーナーと、超音波でインジェクターを掃除するボッシュのコーナー。
細かいパーツの構造や、加工技術の詳細を知るのってスゲー面白い！


そんなこんなで、２時間弱見てまわった。


出展車輌の中で一番気になったマシンは、兄貴のシティーの隣りに展示してあった

「ＫＥ１０型カローラ」

旧いクルマであるから、維持するのに結構な出費だったと思うんだけど、変に「カネ掛かってます」みたいなオーラが一切無く、実に地に足の着いたマシンだった。



兄貴のシティーにも言えるんだけど、オーナー自身が如何に楽しんで乗っているかで、クルマの見え方って変わってきますよね！