即、ご返納なさった方が良いのでは、と、僕は考えます。
昨日のTV番組に登場されたご高齢のドライバーさんの運転免許証です。
身近にいらっしゃるご家族の方があそこまで、危ない、と
ご心配なさっておられる段階で「アウト」ではないでしょうか…。
これ以上の判断材料があるでしょうか…。
ない、と思います。
※念のために申し添えます。
ここでは、行為そのものに対しての個人的見解を
書いております。
文章表現にいたらない点はあるやも知れませんが
ご高齢の皆さんの人格を否定、攻撃する意図は金輪際
ございません。
自分自身も、もうすぐそちら側に行きます、という
スタンスで書いてます。
いずれ間違いなくそうなるのですから。
どうぞご理解ください。m(_ _)m
したがいまして、もしコメントを下さいます場合は、
大変恐縮ながらそこへご配慮いただけますと幸甚に
存じます。m(_ _)m
以上、重ねてご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
本題に入ります。

日曜日の朝、テレビをつけましたら高齢ドライバーの
免許証返納に関する特集が放映されていました。

こんなにたくさんいらっしゃるのか…。
ペダル踏み間違い、逆走運転…スグに連想してしまいます。

まずご登場なさったのは83歳のお父さん、人生の大先輩です。
20年以上前に他界したウチおやじと同年輩です。

こんな風に断言なさること自体に疑問と不安を感じます。

大変失礼ながら、どこから来るんだろうか…この自信は・・・。
首をかしげてしまいました。

これは…。
…お子さんとしては当然のご心配です。

やめた方がいい、いや、やめるべきだと思います。
このレベルでも免許を返納する必要がない、と言うことは、
このような方がたくさん運転なさっている、ということですね…。
この事実をどのように理解すればよいのでしょうか。
ないと不便だから、クルマの運転をする必要がある、
それとこれは別です。

こちらのご夫婦、73歳の奥様が運転されてます。
スーパーへ買い物に行くためにクルマはどうしても必要です。
以前はご主人が運転されていたようです。
ところが最近は運転そのものが危なっかしくて物損事故を
起こしたり、違反を重ねておられるご様子…。
ご主人には任せられなくなりました。
…賢明なご判断だと思います。

また何かしでかすのではないかとご心配なさってます。

ご主人は奥様より9つ上で82歳。

このお父さんにしても、自信の根拠はどこにあるのか…。
奥さまに何かあった時には自分が何とかしなければ、との思いがあります。
その時は自分の出番となる。
だから、その時に備える意味でも運転を再開したい、
と考えていらっしゃるそうです。
お優しい気持ちには一瞬グッときましたが、
その時こそ、ご本人も運転を諦めるべきでしょう。
今すでに覚束ない技術が、これから先、今よりも向上する可能性は
極めて低いと考えざるを得ません。
…60代の方のお話ではありません。
すでに80代になっていらっしゃる方のお話です…。
申しわけないのですが、ちょっと違うと思うのです。

こちらは77歳のお父さんです。

このイメージよくわかります。
好きなクルマと共にある生活。
クルマあってこその人生。
まさに、ノーカー ノーライフ。
そのお気持ちは、みんカラ道?に邁進する皆さんや私に共通するもの、
つまりこの方は、ご先輩、お仲間とお見受けいたしました。
それだけに尚さら、この方に関しては他人ごととは思えませんでした。

…記憶力が衰えて来たために、近所の通い慣れたところへ行くのにも道を間違えて、
グルっと一周して戻って来てしまった、そんなこともあったそうです・・・。
心配になったご長男から、運転をやめることを考えるように進言されます。

ご自分のお子様からの厳しいご意見に衝撃を受けられたようです。
その心の痛みはいかばかりでしょう、同情いたします。

軽微とは言え、認知機能に問題がある以上、運転は控えるべきでは…。

お父さんのプライドを傷つけたくはないが、ご長男としては事故が心配でたまらない。
生活上の不便はご自分がフォローする決心を固めておられます。

お医者様からは、現時点での運転は認めてもらうも、今後はクルマなしの生活へ
気持ちを切り替えるようにすすめられます。

77歳…。
ご長男からのご意見、先生からのアドバイスを受け入れ、
免許証返納のご決心をなさいましたが…。
…2年の猶予が欲しい…とのこと。
しかしながら、ご家族のご心配を思うならば、まずはこの年齢まで
長生き出来たことに感謝し、一刻も早くクルマなしでの生活へ
移行すべきだと思います。
男性の平均寿命がほぼ80歳であることを考え合わせた時に、
どんなに不便があったとしても、人生の最終局面で交通事故を起こし、
最悪の場合、犯罪者となることを思えば、免許証の返納なんて小さなこと
だと思います。
そんなことは天秤にかけるまでもありません。
このブログで僕が一番言いたかったのはここです。
冒頭書きましたように、登場された皆さんの人格を否定する気持ちは
全くありません。
自分自身のことと置き換えて考えてみたい、そんなスタンスでいます。
もし長生きしていれば、間違いなく僕にもこういう日が来ます。
その日に備えて気持ちを整えておきたい、強く思いました。
危なっかしい、と自分で感じた、第三者に指摘された、
そのタイミングで運転することは諦めます。

ご自分の中に颯爽としたイメージがあるだけに、本当にツラいことだろうと想像いたします。
クルマの運転、クルマを語ることは実に楽しい。
しかしながら、人さまを事故に巻き込むことが
想定される状態で続けるものではない。
突き詰めれば、たかがクルマ、です。
されどクルマ、ですが、やはり、たかがクルマです。
時が来れば、そう思い切る勇気が必要だと思います。
運転しなくても、クルマは語れます。
(かなりツラいことかも知れませんが・・・)
机上登山、という言葉があります。
登山の計画を立てる時に、地図や写真でシミュレーションを
をすることです。
この言葉、過去に登った山を思い出すことにも使えると思います。
年老いて、クルマを運転することがかなわなくなった時には
机上登山ならぬ机上ドライブを楽しみたいと思います。
その時の材料としてもこうしてブログを書いたり、写真を撮って
おくことは意味がありそうです。(^_^)
自戒を込めて書きました。
以上!です。