今年悪い意味で一番話題になった自動車評論家に、国沢光宏氏が挙げられます。
さて、そんな国沢氏ですが、自身のブログにおいて、VWを持ち上げマツダを貶す記述がありました。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
http://kunisawa.net/diary/ダウンサイジングターボ搭載のパサートの燃費は/
やっぱり新型パサート、良いクルマです。というかVW史上、最も上質で高い完成度を持っていると思う。驚くのが燃費! 東京都内で12~13km/Lくらい走ってしまう。ちなみに車重は1460kgでアテンザより10kg軽く、ボディサイズほぼ同じ。そして搭載されるパワーユニットはマツダの人見さんが「意味なし! 効率悪い!」とバッサリ斬る1400ccターボです。
どれどれ、とカタログ燃費みたら、アテンザの場合、JC08スペシャルと呼ばれる専用セッティングを導入し、モード燃費に於けるF1ドライバーのようなレベルの達人が計測して16km/L。パサートは大雑把な燃費セッティング&雇われドライバーによる計測で20,4km/L。メディアの皆さんも、そろそろマツダの大排気量NA最高という洗脳から脱した方がよいと考える。
しかも楽しい! 1500回転から2500ccNAエンジンの最大トルクと同じ250Nm(アテンザは3250回転で250Nm)を出すから軽快に走ってくれる。このあたりの詳細な分析をベストカー1月10日売り号の達人コラムでキッチリやるので御覧ください。参考までに書いておくと、パサートの90km/h巡航燃費、20km/Lに届くから驚く。ディーゼルに肉薄してますね。
パサートの凄さは価格で、前述の低速自動運転や自動ブレーキ、左右側方&後方警戒レーダーに代表される安全装備を全て標準。前席だけで無く後席にもフォースリミッターシートベルトまで付く。それで359万円。前出アテンザの2500ccエンジン搭載車が333万円だということを考えればリーズナブル。ディーゼル不正無ければ売れただろうに、思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここで自分が腹を立てたのは、国沢がマツダがダウンサイジングを否定しているとして、人見さんという技術者の実名まで上げていちゃもんをつけている点。
マツダは、レスシリンダー化のダウンサイジングについては以前から決して否定してません。だからマツダが大排気量NA最高という考えでは決して無いのです。
4気筒のまま排気量を2000ccNAから1400ccのダウンサイジングターボにする事に否定的なだけです。(コストがかかる割には燃費が伸びないとされているため。)
エンジンの適正な排気量は1気筒あたり500ccと言われているし、個人的には評論家を気取りつつもメカにちっとも詳しくない国沢なんかよりも、人見さんの意見の方がよっぽど説得力あると思うのですがね。
メディアはマツダの洗脳から脱しろと書いてあるものの、個人的には国沢こそ宗教団体(?)VWべた褒め会から脱するべきだと思いますが。
だって、販売台数の為に数値を偽装するメーカーです。
そんなメーカーの車作りが100%正しいと書くなんておかしな話じゃないですか。
(確かにVWにも正しい点がありますが)
それと、アテンザがJC08モードスペシャルでそれに専用のドライバーが計測している。という点。
ちょっと待った、それは逆でしょと自分は言いたい。
エンジンオイルに軽油を混ぜて燃費を計測をしていたのはどちらのメーカーですか?
皆さんお分かりですよね。
それとマツダはレギュラーガソリンなのに対して、VWはレギュラーよりも5パーセント程燃費に有利なハイオクです。
さらに馬力でもアテンザの188馬力に対してVWはたったの150馬力。
VWの燃費がよくて当たり前です。
まぁ、e燃費というサイトで調べてみると、アテンザもパサートも大差の無い数値のようですが。
ーーーーーーーーーーー
e燃費で見ると、パサートの実燃費達成率はガソリン車では最悪クラス(2015/12/18時点)。
JC08 実燃費 達成率
新型パサート1400TSI〔ハイオク〕 20.4 13.82 67.8%
アテンザ2000セダン〔レギュラー〕 17.4 13.77 79.1%
アテンザ2500セダン〔レギュラー〕 16.0 12.76 79.2%
マツダ→ 実燃費が良い正直なメーカー
VW → ディーゼル排ガス不正+ガソリン燃費不正メーカー
おまけ
マツダ、米国で最も燃費が優れる自動車メーカーに認定…3年連続
http://carview.yahoo.co.jp/news/market/20151218-10236151-carview/
ーーーーーーーーーーーーー
最も信頼できる一般ユーザーの結果はこうなのです。
国沢がベストカーで比較をすると書いていますが、パサートがエコランしても思い通りの数値を出さなかったら、アテンザではアクセルベタぶみという不公平なテストをやり兼ねない気がするので、参考にしてはいけません。
こういうユーザーの投稿が一番参考になります。
それにしても何故こんなにも偏った思考の評論家が業界ナンバー1とも言われる執筆量を誇るのか?
個人的にはもう訳が分かりません。
という事で、国沢が執筆している雑誌は全て買わないことにします。
こういう小さなことから、国沢反対を表明していき、少しはマトモな評論家が増えることを期待します。