2020年06月08日
左ハンドルの構造上の利点
最近あるサイトで「そうか」と思ったこと。
日本では積極的に左ハンドルの方がいいと思う。
右がいいこともあるが。
理由①
事故で多いのはオフセット衝突だろう。
相手が左にハンドルを切って避けようとし、
こっちも左に避けようとして衝突する。
お互いに右前から運転席に向かって衝突するわけだ。
すると右前輪側が壊れて、ホイールハウスが運転席側に出てきて、
それでなくてもスペースのない右足側がさらに圧迫される。
しかし左ハンドルなら、一人乗車であればつぶれるのは助手席で、
ドライバーは全く無傷で終わる。
理由②
右ハンドルでは、ペダルレイアウト上、
右前輪のホイールハウスがアクセルペダルに干渉する。
特にFWDの場合。
逆にどうでもいい左足の側は自由で、センターコンソールに干渉するぐらい。
昔のFWDは、アクセルオフ見込むとホイールハウスに当たるが、
ブレーキの踏み代はは十分に余裕があった。
しかしアクセルペダルとブレーキペダルの間隔はどうしても狭くなる。
アクセルペダルのストローク(踏みしろ)が大きいほど、
エンジンのコントロールはしやすくなるが、
ホイールハウスのおかげでストロークは小さいから、
わずかなアクセル操作でエンジン回転が大きく変化してしまう。
最近は電子制御が入って以前ほどではないが、
それはそれで不自然さはある。
高齢者の飛び出しが多いのも、ここに一因があるのではと思う。
2ペダルでは比較的よくなるが、
今度はレイアウト全体の若干のオフセットが当たり前になってくる。
ハンドルもオフセットするから、
ドライバーはまっすぐ前を向いて座るのではなく、
2-3度左側を向いて座ることになる。
シートも同じようにオフセットしていればいいようにも思うが、
今度はボディーに対して一人だけ中心方向を向くので、やはり違和感は残る。
シートが正対していれば、今度は横すわりしているような感じがある。
ちゃんと正対して右足をまっすぐ出すと、
そこにはブレーキではなくアクセルペダルがある。
とっさの時によくペダルを踏み違えたというのはこれではないか。
ハンドルのオフセットは、ステアリングギアボックスの位置関係もあるが、
ハンドルに両手を添えたときに、左右の腕を同じようにまっすぐ伸ばすと、
自然と肩がハンドルに正対するが、
腰は正面を向いているという、ねじれた感覚がある。
これを避けようとして、自然と片手運転になってしまう。
まっすぐに座って、ハンドルの中心軸と体の中心が一致し、
その姿勢で普通に足を出すとブレーキペダルがあり、
その右少し深い位置に十分なストロークのアクセルペダルがある。
というのが理想だ。
これでは右ハンドルの場合、FRかRRでしか実現できないし、
室内空間を考えればそれでも難しい。
しかし、左ハンドルならFWDでも問題ない。
僕はブレーキペダルに正対して踏み込み位置を確認し、
かかとをそこで固定し、アクセルは足首をひねって位置を変えて踏んでいる。
かかとを浮かさないほうが、とっさの時の踏み違えがないと思うからだ。
こうなったのも右ハンドルFWDが多かったからかもしれない。
初代から3代目までのレガシィも、ペダル周りは窮屈だった。
上下も窮屈で、革靴を履くと
右足のつま先がフロントパネル下の配線に引っかかった。
ルノーが小型車のトゥインゴでRRにしたのは、
ペダル配置も理由の一つかもしれない。
今度試乗してペダルレイアウトを確認してみよう。
今のエクスプローラーも、わずかにステリングが左にオフセットしている。
これは横置きエンジンの関係だろう。
縦置きエンジンの新型はなくなっているのか?
※ATF交換後、初めて長距離を走った。
変速ショックが小さくなっているのは確認したが、
よく見ると、これまで1900回転で100km/hだったのが、
105km/hぐらいになっている。
2000回転でも116kmぐらい。
伝達効率が上がったようだ。
ATF交換はいろいろ難しいらしいが、やはり効果はある。
今度燃費を測ってみよう。
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Posted at
2020/06/08 04:03:21
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