目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
さて、かねてより妄想ばかりしていた「バックフォグの取り付け」をいよいよ実践してみようかと思い、みんから諸先輩がたのアドバイスをいただきつつ、検討を進めてまいりました。
ようやくまとまってきましたので、まずは部品収集にいたる部分を前編としてご紹介し、実際の取り付けについては「後編」でお知らせしようと思います。
我がNDには、すでにフロントフォグライト(*1)がDIYにて取り付けされていますので、バックフォグを車検仕様に合わせて取り付けるのは、比較的容易ということが判明。
できる限り少ない部品点数で、シンプルにバックフォグを取り付けつにあたって、バックランプのLED化と合わせて施工することにしました。つまりバックランプの一つがバックフォグを兼ねるという仕様。
ここでバックフォグの仕様をまとめておきますと...
・点灯色は赤色
・個数は1個または2個まで
・バックフォグは、前照灯またはフロントフォグが点灯している場合にのみ点灯でき、独立して消灯できる構造であること
・点灯状態がわかるインジケータランプ(パイロットランプ)を装着すること
・バックフォグ点灯部分が地面から1m以下で、下縁は地面から0.25m以上であること。0.25m以上...これはNDでは微妙だな...(汗)
・制動灯の照明部分から100mm以上離れていること
・1個取り付け時は車両の中心か、中心より右側寄りに装着すること
ということです。
まずは、バックフォグの点灯要件を満たすため、フロントフォグのリレーから12V電源を取れるかを確認します...。
このフロントフォグのリレーユニットの白ケーブルがフロントフォグONの時に12V電圧が出力されます。
バックフォグの電源はここから分岐して取る事にします。
(注釈*1)
フロントフォグライトは IPFのハロゲンライトにHIDを装着したものです。詳しくはこちらをご覧ください
https://minkara.carview.co.jp/userid/2260802/car/1990941/8281324/parts.aspx 2
フロントフォグとリアフォグの点灯状況のインジケーターランプ(パイロットランプ)として、エーモン謹製のプッシュスイッチがちょうどよさそうです。
フロントフォグ点灯時(バックフォグは消灯時)に、パイロットランプが「ほのかに点灯」、続いてバックフォグ点灯時には「強く点灯」するようにしようと思います。
3
バックギヤに入れたときに点灯するバックランプを、バックフォグと兼ねるため、純正の「T20シングル」カプラを「T20ダブル」カプラに変換する必要があります
純正シングルカプラの様子は上段をご覧ください。これを左下のカプラに変換します。ちなみにT20ダブルの端子の仕様は右下の通り。外側の2極がバックランプ、内側の2極がバックフォグ。内側と外側の両方に電圧が印加された場合は、外側が優先するような回路設計が必要。つまりバックフォグを点灯しているときに、バックギヤに入れたときは、連動してバックフォグが消灯する回路が必要ってこと。これは、この仕様に対応したT20ダブルLEDを導入することで解決(後述)。
ちなみにバックライトのT20カプラの取り付け箇所は右上の通り。おそらく変換カプラの爪を削らないと入らない様子....。これは取り付け時にカッターナイフで加工することにしよう。
4
ざっと配線図を作成。上の方から...
まず、フロントフォグに連動させるために、フロントフォグから12V電源をとります。
ボンネットオープナーのワイヤーを伝って、ボンネットから運転席に配線を引き込もうと思います。
運転席にエーモン謹製のプッシュスイッチを貼り付けて、これがフォグランプの点灯状態を示すパイロットランプの役割も果たします。
そのままトランクルームまでバックフォグ用の12V電源を引っ張って、T20ダブルカプラに配線するといった流れです。
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T20ダブル、シングルの構造はこんな感じです。
「LEDの孫市屋(マゴイチヤ)」さんのT20ダブルの白赤2色発光のLEDランプが、今回のポイントになります。
このLEDはバックフォグとして赤色発行させている状態で、バックランプとしての白色発光の電圧をかけると、バックフォグの赤色が消灯するといった仕様になっています。これでなにも考えずにT20ダブル、シングル変換ケーブルさえ間に介すだけで、簡単にバックフォグ&バックライトを兼用する回路ができあがります。
製品名:T20ダブル-SMD24連-赤白スイッチバック(LM24-T)
メーカー:LEDの孫市屋(マゴイチヤ)
6
これがその「LEDの孫市屋(マゴイチヤ)」さんのLEDランプです
ちなみに左側は白色1色発光のみとしますので、T20シングルカプラにポン付するだけです。
詳しい仕様はT20ダブルの構造や、「LEDの孫市屋(マゴイチヤ)」さんの製品紹介サイトを熟読すれば、わかると思います。
左側用LED:T20ダブル-SMD24連-白(LM24-W)
右側用LED:T20ダブル-SMD24連-赤白スイッチバック(LM24-T)
7
これがT20シングルーダブルの変換ケーブルです
純正のバックライト(シングル)の電源を、ダブル仕様のカプラの外側2極の端子へ変換。
別にケーブルが1本あって、これがダブル仕様のカプラの内側2極の端子へ変換されるという構造です。このケーブルにバックフォグの12Vを接続すれば、よいというわけです。多分...。
この商品、Amazonの中古品(300円ぐらいw)です。2個セットのこれを、1つ使います。余ったひとつは予備です(笑)
製品名:T20ダブル球用変換ソケット 2個セット(中古)
メーカー:e-auto fun
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その他、配線とヒューズ(0.5A)などなど...エーモン謹製で揃えました。(送料無料にするため、配線ケーブルなどの消耗品も併せて購入w)
バックフォグのON/OFFとパイロットランプを兼ねる、プッシュスイッチは 200mAまではリレー無しで耐用できます。
バックフォグ用の 2色LEDの電源仕様は「白2.0W/赤1.8W」なので、プッシュスイッチに流れる電流は... 1.8W ÷ 12V → 150mA...多分、許容範囲内。スイッチが溶けたときに対応を考えよう(笑)
部品は一通り揃いましたので、後日、時間があるときに取り付けしたいと思います。
さて、妄想通りうまくできるかは、次回、「後編」のレポートをお楽しみに(笑)
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