
今日は、最高峰のフォトシミュレータ、
グランツーリスモ5を使って、
クルマ写真の「間合い」と「絞り」で遊んでみましょう。
フェラーリ330 P4に乗って、
イタリアはシエナのカンポ広場まで行ってきま~す。
あえて背景うざい場所で。
とりあえずフツーに撮ると、こんな感じですかね。
50mm、F/8。
もうちょっと近づくと、迫力が出ます。
背景が広く入っちゃうので、余計なモノの映り込みに注意ですね。
35mm、F/8。
後ろに引けない場合なんか、さらに近くから、
広角端で撮るとこんな写真になっちゃいます。
28mm、F/8。
もし超広角レンズを持ってたら、
クルマのすぐ前に立っても、クルマ全体を撮れますが・・・
18mm、F/8。
近づきすぎると、トリッキーな写真になってしまいます。
後ろに下がって、マジメに撮ってみましょう。
これくらい離れて撮ったほうが、クルマ写真として自然な感じですが、
実際には、周囲の人や障害物で、あまり遠くから撮れないシチュエーションが多いですよね~。
75mm、F/8。
さらに遠くから望遠レンズを使うと、
絞りは同じF8でも、背景がぼやけてきました。
200mm、F/8。
絞ってみると、背景がハッキリしてきました。
実際は、三脚か手振れ防止が必須ですね~。
200mm、F/22。
逆に絞りを2.8まで開くと、背景がこんなボケます。
10万円オーバー望遠レンズの世界。
200mm、F/2.8。
ワタシの知る限り、200mmでF1.0のレンズって聞いた事ありませんが、
もしあったら・・・なんて脳内妄想できちゃいます。
ボケがキレイにシミュレートできてないのはグランツーリスモの問題ですので、
目を細めて見てください。
200mm、F/1.0。
ちなみに、100万円の超弩級望遠レンズなら、こんな感じ。
500mm、F/4.0
妄想はそれくらいにして、
フツーに撮ると、こんな感じかなあ。もうちょっと背景ボカしたいけど・・・
50mm、F/4.0
50mmの高級短焦点レンズがあれば・・・
フォーカルポイントがハッキリした被写体じゃないと、
ピント浅すぎて使いづらいですね。
なんかミニカーっぽい。
50mm、F/1.4
ちなみに、グランツーリスモ5のフォトシミュレータは、
35mmフルサイズの受光素子をシミュレートしているので、
CCDが小さいカメラで真似して撮っても、こんなにはボケません。
ワタシのK-5IIsは、フルサイズの2/3、APS-Cサイズなので、
例えば焦点距離50mmで撮ると、画角は75mm相当ですが、
ボケ具合はフルサイズの焦点距離50mmと同じになります。うーん、ややこしい。
グランツーリスモ5をお持ちでない方は、
ウェブの無料カメラシミュレータで遊んでみて下さい。
Posted at 2012/11/11 18:27:05 | |
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写真 | クルマ