レリーズシリンダー&ダイレクトクラッチライン交換。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
先日、クラッチを踏むと室内側で『ミャー』と微かに鳴く症状が2日間程出ておりました。
それ以降鳴くことはありませんでしたが、とりあえずクラッチ関係の不安を解消するために、レリーズシリンダーとダイレクトクラッチホースを入手。交換してみることにしました。
モノタロウさんにて。
・ミヤコ自動車
レリーズシリンダー CC-M229
【純正品番:NA01-41-920】
価格:¥6.060-(税抜き)
オークションにて
・アールズ改クラッチホース
【モッチレーシングさま???】
価格:¥8.400-(税込み)
※写真は、レリーズにクラッチホースについてきたブレーキアダプターを軽く嵌めてある状態です。
2
まず、各部のボルト類が緩むことを確認にしてから作業に入りました。
ヒーターホース下側にある、ホース固定クリップを外しました。こちら側はクリップを外せばホースはフリーになりました。
以前、激安在庫処分で購入しておいたホース用ロングノーズプライヤーが役にたちました(笑)
3
写真はマスターからすでに配管抜いてありますが・・・。
先に赤〇部分、ミッションケースにあるホースのブラケットを外しました。
こちらは、ブラケットを外せば車体との切り離しはできました。
こちらは、ボルトの外しやすい位置を探るだけで結構な時間、悩んでしまいました(笑)
・・・ホースブラケット取付ボルトに目印をつけておき、車両下に潜ると、取付ボルトを確認することができました。
ミッションケースの後ろ側からエクステンション&ユニバーサル&12mmソケットで外せました。
ミッション自体を結合しているボルトでホースブラケットが固定されていたため、外した後は念のためブラケット分の厚みを稼ぐためワッシャーとバネ座を噛ませて締め付けておきました。
そして、レリーズ上側のブラケットのボルトを外し、マスター&レリーズのラインを外せばクラッチラインは切り離すことができました。
マスター&レリーズ側の配管の端に手袋を巻いて養生し、ヒーターホース側からキズをつけないように気を付けてズリズリと引き抜くとクラッチラインは摘出出来ました。
4
クラッチラインを外して悶絶・・・。
普段見え辛い位置にある、ゴムホースはほぼ終わっていました。
・・・マスター交換前の1年前の自宅駐車場での違和感と、このところのペダルのふにゃふにゃ感の一部の要因はこれだったのかもしれません。
レリーズシリンダーは2個ある固定ボルトの下側を車両下側から12mmのメガネを掛けると外しやすかったです。
取付ボルトは新品を用意しておきました。
モノタロウさんにて。
・マツダ純正
フランジボルト
【純正品番:9979-60-820】
価格:¥105-(税抜き)×2本
5
クラッチラインとホースの結合部分がサビサビのため、純正部分のみのホース交換は不可能だったと思います。
ダイレクトクラッチラインを入手しておいて正解でした。
ダイレクトクラッチラインの取付は、ホースの捻じれと、ブレーキアダプターとホースカプラーの締め付け過ぎに注意すれば問題ありませんでした。
エア抜きは、マスター交換の際に使用した注射器をレリーズのブリーダーに接続して吸引。その状態で数回クラッチを踏むとフルードが出てきました。踏み応えを確認して、ワンマンブリーダーに切り替えてエア抜きを行いました。
6
外したレリーズシリンダーは、ブーツをめくるとフルード漏れはなくまだまだ問題なく使用できる状態でした。
レリーズシリンダーとクラッチラインを交換した感想ですが、クラッチの踏み応えが4割増し位に重くなりました。
ふにゃふにゃだったモノが20歳くらい若返てしっかりとビンビンになった感覚で感動です。
クラッチのキレと、シフトの入り具がかなり良くなり、相当ホースがダメになって来ていたのだと感じました。
クラッチのキレる位置が手前に変わり、クラッチを繋げる瞬間、ラフに行うと、ペダルに伝わる振動、『ジャリっ』というジャダーのようなものを一瞬感じる様になりました。
3/25追記:交換後2日目頃にはもう、車も身体も慣れたようで『違和感』『ジャリ感』は感じ無くなりました。エンジン回転が上がるにともない、クラッチペダルに伝わってくる『感覚』がダイレクトで『運転してる感』アップです。
7
今回使用したおおまかな工具類です。
写真以外で、一発目を緩めるために『力』が必要なボルトにはスライドヘッドを使用しました。
これも激安工具セットについてきたもので文字通りヘッドがスライドしてしまい使いづらいこともあるので、そろそろスピンナも1本欲しい所です・・・。
今回購入した、ダイレクトクラッチホースの、アールズのホースのジョイントが13mm。ブレーキアダプターが14mm。
手持ちのフレアナットレンチ(13と14mm)がなかったのでオープンエンドのスパナを使用しました・・・。
レリーズの先端部には手持ちのラバー兼用ブレーキグリスを使用してみました。
フレアナットレンチは使用頻度が少ないので、これまで安物を使用していましたがKTCのもの(10×12mm)を今回入手しました。剛性感がまるで違ってびっくりしました・・・。
使用頻度よりも、締緩の重要な部分にはある程度しっかりとしたつくりの工具を使用せねばと痛感しました。
そろそろ、最近使用頻度の高い激安ユニバーサルジョイントも割れる前に、つくりのある程度しっかりとしたものに買い替えようかと思います。
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