2018年07月17日
尿管ステントを抜いてもらった「手術」と医療費関係の諸々
先週、先々週、2回に分けて、先般の手術後、左右の尿管に留置されていた「ステント」を「抜いて」もらいました。(なんか、変な想像をした方、あとで職員室にきてくださいw)
一応、概略を記録のためしたためてみます。
2018年1月27日(土)、2017年夏に受診した人間ドックの再検査指示からの再々検査の結果、「両側尿管結石症」と診断され、腎臓がかなりヤバいことになっていたため、緊急避難的に「左右尿管にステントを留置」する手術を受けました。局所麻酔だけで、生まれて初めて尿道に内視鏡を挿入されての手術に悶絶、結果尿道が血みどろになり、エライことになりました。
その手術前後に、狭心症が発覚、両側尿管結石症だけなら、2月ごろに手術したら終了、という段取りだったのですが、「結石の手術には全身麻酔が必要」→「全身麻酔は身体に多大な負荷がかかり、特に心臓にも負担」→「心臓が耐えられる状態にならないと全身麻酔ができない」→「まずは、心臓を治してから尿管結石の手術をしましょう」と、いう流れになりました。
しかも、ワタシの異動(東京⇒函館)も重なり、しっちゃかめっちゃかの中、函館の病院に乱入して、4月早々に狭心症の手術を行ってもらいました。
5月、狭心症手術の経過観察の結果、全身麻酔の手術も可能、ということになり
6月に両側尿管結石の手術(TUL)を行うことが決定
東京の病院では、左右それぞれ一回ずつTULを行う(感染症予防の観点)との説明だったのですが、函館では左右一気に行う。但し、両側の尿管に感染症予防などのため、ステントを新たに交換して留置する、との方針を伺いました。
で、6月に手術、左右の尿管に鎮座していた、大物の石が粉砕されました。
同時に、全身麻酔の威力に驚愕(苦笑)
そして、先々週、左右どっちかのステントを抜かれ、先週、残りのステントが抜かれました。
という次第
で、その「尿管ステントを抜く」作業(一応「手術」という位置づけ)は、日帰りで行います、と執刀医さんに軽く説明を受けました。
さて、どんなことが起きるのだろう・・・・・と、かなり不安に。
なぜなら、最初のステント留置の時には、悶絶の末、血みどろ(思い出したくもないw)になった鮮烈な記憶が・・・・・・
それを日帰りで?
ということで、みんカラをはじめ、経験者の方がブログにしたためられているものを拝読したところ・・・・・
① ほぼほぼ麻酔など効いていない状況の中で施術されてそう
② やっぱり尿管に内視鏡(軟体鏡)が挿入されて施術されそう
③ で、時間は短そう
④ やっぱり抜かれる感覚は、なかなかみたい(苦笑)
ということが分かってきました。
まぁ、「日帰り」で行う、ということは、それほど大して大きな後遺症(?)はなさそう、過去の実績からも、入院するほどではない、との医学的判断がなされているほどの「軽い」「手術」であろう、との想像はつきました。
でも、やっぱり、「意識がある」なかで、あそこに内視鏡が挿入されるのは・・・・・・
想像するだけで失神しそう(笑)
と、いうことで、かなり緊張しながら、まずは先々週、最初の「手術」に行ってまいりました。
指定時間が昼前
まず、事前検査として、CTを撮っていただき、その結果を受けての診察
膀胱には石の破片が残ってはいるが、いずれ自然に排泄されるでしょう、術後の経過は良好です、それでは施術しますので、外の待合でお待ちください
とのことでした。
で、待合に座るか座らないかのうちに、呼出しがあり、診察室横の処置室のような部屋に通されました。
スライド扉を開けたら、そこには・・・・・・
(参考画像)

こんな椅子が・・・・・
で、看護師の方(事前に拝読したブログでは、若い看護師さんに事前処置されて・・・・・などの記述があり、その辺も気になっていましたが、かなり枯れた感じの方で・・・・・・以下略)からの指示で、下半身すべてを脱いで、かごに置いてあるバスタオルを腰に巻いて、椅子に座って下さい、と言われまして・・・・・
その通りに従いました。
それはそれで、麻酔とかするのかな?と思いながら待っていると・・・・・
おもむろに椅子が回転し、背中の部分が倒され、両足をそれぞれ固定している部分が開き、産婦人科で診察を受ける方のような体制に・・・・・・・
(参考画像w)

目の前は、視界を遮るようにカーテンが閉められました
で、幸いにも(苦笑)、看護師さんの事前処置(?)は全くなく、執刀医さんが、診察室から入ってきました。
そして・・・・・
「それでは始めますねー」という言葉から・・・・・
おもむろに、消毒液を標的(苦笑)にかけ
「ちょっと我慢してくださいねー」と言われて
キシロカインゼリーを尿道口からチュルっと流入
そこから・・・・・・
「はい、ちょっと痛いかもしれませんが、我慢してくださいねー」
と言われ・・・・・・ヤツが入ってきました。
(参考画像)

そして、数十秒の中で、なにやらゴソゴソされ・・・・・・
「はい、抜きますよー」との言葉と同時に、カーテン越しにスルスルスルーっと管を抜くような作業の音・・・・・それがほんの数秒・・・・・・
言っておきます。
この短い間のワタシの心の声・・・・・・
あ゛ががががががががああ゛う゛えええええええおおおおおおお゛あああああああああああ~!
でしたwwwwwww
「はい、終了です、おつかれさまでしたー」と言われたのが、「作業」開始から、おそらく1分、長くても2分程度の時間だったでしょうか・・・・・・
その後、消毒液やキシロカインゼリーを自分で拭き拭きしてから、服装を戻し、「手術」は終了。
ただ、ふと思ったのですが、変な話ですが、ポークビッツちゃんに触れることなく、性格に尿道口から内視鏡を挿入してきましたが、なんらかの器具であったりなにかテクニックがあったんですかね?
余計な処置をされずに済んだのでよかったのはよかったのですが、その辺、なんとなく謎でした(苦笑)
で・・・・・・
あの悶絶の30分を経験した記憶から、ポークビッツちゃんを見ることが最初は出来ませんでしたが、チラチラ見ても、出血なし・・・・・・血尿地獄を思い出したので、最初のトイレの時は緊張しましたが、若干の痛みはあるものの、血尿もなし・・・・・・
執刀医さんに確認しましたが、その日の夜にはスポーツクラブも温泉入浴もオッケーとのことだったので、スポーツクラブで筋トレ・スイミング、その後に入浴も実施
特に大きな問題もなく、日常生活を送れました。
そして翌週、その日は朝から。
事前検査で、血液検査とX線
その結果も良好だったので、同じような工程で、残りも抜きましょう、ということになりました。
で、同じような流れで、同じ部屋で「行われました」www
体感時間は、前回よりも短かったように思います。
ただ、前回言われなかった、「深呼吸しておいてください~」という言葉に、若干緊張しましたが、全然問題なし(笑)
そんなこんなで、一連の結石ちゃんとの闘いは、終結となりました。
(事後のトイレでも、無事を確認(核爆))
・・・・・・ただ、前週のCT検査で発覚したのですが、左側の腎臓内には、すでに小さい石ができているそうで・・・・・・自然に流れればいいのですが、また育ってしまうと、同じこと±αの繰り返しになりそうで、恐怖です。
自然に流れますように!
・・・・・と、言うことで、年始からご心配をおかけ(?)しておりました体調関係ですが、狭心症は相変わらず経過観察の身(秋には、もう一度カテーテルを入れての造影剤検査予定)ではありあますが、「石」関係は終了、ということになりました。
なお、石ができる原因ですが・・・・・・食生活、というよりも「体質」との指摘でした。
(成分は、95%がシュウ酸カルシウム、5%が尿酸、と書かれていたように記憶)
なお、個人差はあるのですが、お金の問題
狭心症、結石、いずれも本体の手術時には、それぞれ約18万円ほど一旦支払いました。
狭心症関係では、「シンチ」検査、というやつは、特殊な薬剤を使う関係上自己負担3万円かかりました。
最初の結石のステント留置手術(1泊2日)、狭心症のカテーテル検査時(2泊3日)は、それぞれ約6万円支払いました。
それ以外の検査、狭心症の投薬などなどでも、やっぱりそこそこの出費があります。
カードが使えるとはいえ、すぐに支払える現金は、そこそこ持っていた方がいいですね。
(東京の病院は、入院時に一旦10万円を支払い、退院時にその差額を精算する、という方法でした。カードで支払うと、一時的に差額が現金で支払われるので錯覚しますが、カード代金の引去りの時に、一瞬クラっとしますwww)
なお、①健康保険の還付金、②生命保険の給付金、で「一旦の現金出費」のカバーは事後になされます。
①健康保険の還付金は、その人の所得に応じて、月間・年間の医療費負担の上限が定められていて、その上限を超える負担が発生した場合、後日その差額が還付される、という制度です。(ものすごくはしょっていますが、高額療養費制度といいますが)ワタシも、後日いくばくかの還付金を受け取りました。
(ワタシの場合、会社の健保なので、給与精算になります。そのため、1ヵ月単位のタイムラグあり)
※7/18追記:「健康保険限度額適用認定証」というものを、あらかじめ交付しておいてもらうと便利です。(健保に確認してくらさい)
②は、個人で請求。
最近の保険の場合、所定の手術・入院以外は、病院の領収証コピー(手術の場合は、手術欄に金額の記載があるもの)を提出すれば、それで請求が可能。
個人の保険、団体の保険、それぞれに請求しましたが、個人の保険は、会社に提出した翌々日には自分の口座に給付金が着金しました。団体の保険は若干のタイムラグがありますが、概ね1週間くらいで着金しました。
なお、ここでワンポイント
手術給付金は、入院しないでも受け取れます。(金額は変わる可能性ありますが)
検査入院は、健康診断目的では給付の対象外ですが、手術前の事前検査などでは入院給付金支払の対象となる場合があるので、いずれにしても、入院や手術、となった場合は、保険会社の担当者に照会することをお勧めします。
と、いうわけで、スポーツクラブに通いながら、ことあるごとに、それを台無しにするような食生活を行いつつ、健康に留意しながら、日々生きております・・・・・・・
入院などで色々心配をかけた愛妻、愛娘、実母、ありがとうございました。
東京の病院をはじめ、函館の病院関係者の皆様、ありがとうございました。
入院・通院で、仕事に穴を開けまくったのをカバーいただいた、会社関係の皆様、ありがとうございました。
これからは・・・・・・気を付けます・・・・・・
(もし、ご縁があって、このページにたどり着かれた手術や入院をされる方に、少しはお役にたてればなによりです)
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Posted at
2018/07/17 11:37:33
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