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イイね!
2019年07月01日

Tygers of Pan Tang 略してタイパン

ひっさびさに、メタルのCDげっと。
と言っても、新譜ではありませんw

Tygers of Pan Tangの「MCA Years」


1980年代のNWOBHMムーブメントの中、個人的見解ですが、2番手グループの中でもツインリードギターでバリバリ個性を光らせていたバンド。

そして、出色のギターヒーロー、John Sykesを世に知らしめたバンド。

そしてそして、今もなお、地道にいぶし銀のブリティッシュヘビィメタルを体現し続けているバンド。
(ぶっちゃけ、個人的にはIron MaidenやSaxonなどより思い入れたっぷりなので、かなりのひいき目が入っていること、何とぞご容赦願いますw)

その80年代に最もきらめいていた時代の音源をまとめたモノです。

内容は
Wild Cat
SPELLBOUND
Crazy Nights
THE CAGE
とBBCのライブ音源の寄せ集め

それぞれのスタジオ盤には、当時のシングルB面曲などがボーナスで収録。
(個人的には、BAD TIMESが入っていないのが残念だけど)

ただただ、いやぁ、懐かしい!の一言です。

Tygers of Pan Tangは、80年代のNWOBHMムーブメントの中で出会ったグループで、個人的にはデビュー以来フォローしています。
デビューアルバム「Wild Cat」をジャケ買いして、レコード針を落とした瞬間に、Jess CoxのVo.にズッコケましたが(苦笑)、それでもメロディというかリフというか、なぜか心にひっかかる音楽だったので、ついつい聴き続けていました。

個人的に好きだったのは、「Slave to Freedom」「Killers」でしたね。
あと「Badger Badger」「Suzie Smiled」・・・・・・
意外に、JessのVo.がクセになったりしてwww

粗削りな楽曲、演奏の中、サイケデリックだったりプログレッシブだったりのテイストが混ざっていて、一種独特の世界観があったように思います。

「Euthanasia」


で、2作目の「SPELLBOUND」は、おとなしめのジャケットで若干スルーしていたけど、3作目の「Crazy Nights」リリース時に一気買い(ひょっとして、日本盤は、同時発売だったかなぁ)。

Vo.がクビになって新しいVo.になった、程度の基礎知識だけで、SPELLBOUDのA面にレコード針を落とした瞬間、それまでで最高の衝撃を受けました。

「Gangland」

当時、ハード&スピードを求めていた自分的に、求めていたものの全てがこの曲に凝縮されているように感じました。なによりも、John Sykesの速弾き!もう衝撃でしたw

即、John Sykesがワタシにとって「永遠のギターヒーロー」になりましたw

2曲目「Take it」のツインギター、そして名曲「Hellbound」
ドライブ感に乗ったスピードチューンで、個人的にも永遠の名曲。

Jess時代には絶対無理だったバラード「Mirror」も、新Vo.Jon Deverillの表現力豊かなVo.で彩られて、1作目とは全然違うグループになりました。
そして、メンバー写真を見たら、G.のRob Weirも、全然違う体型にwwwwwwwwwwww

で、3作目「Crazy Nights」
2作目が「勢い」だとすると、本作は「成熟」
名曲「Love don't stay」から個人的ツボの「Never satisfied」、スピードチューンの「Running out of times」と、A面は出色の展開。B面は「Crazy Nights」からミディアムだけども聴きごたえがある曲が続き、k人的には「Make a Stand」がお気に入り。そしてノリノリの「Raised on Rock」で〆。

「Love don't stay」


ただ、1~2作のChris PANTsANGarides(敢えてw)のプロデュースから、本作は個人的には??のプロデューサーDennis MacKayに変わり、ドラムの音がダメダメ。ディスコサウンドみたいなドラムで、いい作品も台無しでした。Dennisは、他にもGragham BonnetがYngwie Malmsteenと組んだグループ、Alcatrazzの1作目をプロデュースしましたが、同じようなサウンドに仕上げられていて、個人的には名作を台無しにしていたと評価・・・・・・

ただ、当時John Sykesの人気はすさまじく、彼のプレイを実際に見たい、とメタルキッズが奮起して「Tygers of Pan Tang来日嘆願署名」活動が展開されました。
ネットもなにもない、ラジオとテレビ、紙媒体しかない時代に、草の根でそのような活動が展開され、田舎の高校生だったワタシは、その活動に触れることも叶いませんでしたが、結果それなりの署名が集まり、どこかに提出された・・・・・・と風のうわさで知りました。


そんな中1982年にリリースされたのが「THE CAGE」
リリース直前に、あろうことかJohn Sykesが脱退。
涙にくれる日々を送りました(言い過ぎ)

そして、LPをターンテーブルに載せて針を落とした瞬間に、凍り付きました。
簡単に申し上げるとポップ路線・・・・・・

当時でいうと、数年前に展開されたRainbowの「Difficult to Care」の衝撃(その前の「Down to Earth」で、という説もありますが)に近いものがありました。
一方で、あのスーパーギターヒーロー、John Sykesが抜けた穴をそうそう簡単に同じ路線で埋められるはずもなく、それはそれで妥当な路線変更だな、とも感じました。

けど、なんだかなぁ・・・・・・とは思いましたw

でも、高校生で、音源を聴くにも、ラジオかレコード(ぼちぼちレンタルレコードが街中に出現し始めた時代)くらいしか機会がない時代。
やむなく(?)「THE CAGE」も聴き続けました。
ところ・・・・・・結構スルメ的に、「あれ、いいやん!」ってなっていきました・・・・・・
その経験から「どんな出来の作品でも、聴きこんでいくうちにそれなりに個人的名盤に昇華する」理論が、ワタシ自身の中に構成されましたw

当時導入され始めていた、シンセサイザーやエレクトリックドラムを「大胆に」導入し、Jon Deverillと新加入のギタリストFred Perserを前面に押し出した、ルックス重視のヴィジュアル系メタルバンド路線を狙っていそうなんだけど・・・・・・・ちょっとインパクトが弱く、アルバムも先行シングル「Love Portion No.9」のスマッシュヒットもあり、そこそこは売れたけど、ビックリするほどは売れませんでしたw

でも、個人的には、A面の曲を中心に、スルメ曲が並んでいて、今でも思い入れを込めて、聴きなおしたらいい曲だなぁと思える曲が並んでいます。「Lonely at the top」「Letter from L.A.」「tides」・・・・・・それに、B面では「(You)Always see what you want to see」もなかなかのメタルチューンでよかったなぁ・・・・・

当時の映像です


後年、某B誌の記事で、タイパンが紹介されていましたが、見出しが「Rob Weirの髭が剃られていたらDef Leppardにもなれたバンド」(おぼろげな記憶w)でしたw
クスッと笑ってしまいましたが、当時のタイミングとしたら、さもありなん。
「THE CAGE」の頃にDef Leppardからリリースされたのが、「Pyromania」
まぁ、作品の出来や売り上げのスケール自体、まったく違いましたけどね・・・・・・w

後年、Jonは俳優(ミュージカル)として活躍、Fredは音楽プロデューサーとして活躍・・・・・

で、1982年。
ついに念願の来日公演が実現。
上記の「署名活動」を展開したファンの熱意が、ついに実現した!と感動いたしました。
が、おそらく、当初のモチベーションであったJohn Sykes脱退後だったので、おそらくズッコケたことでしょう・・・・・・

とはいえ、仙台の片田舎の高校生だったワタシですが、学校が秋休み(2期制を採用していた珍しい高校だったんです。今もそうかなぁ)に入ったタイミングでもあったし、いてもたってもいられず、東京中野サンプラザ公演に、一人で行ってまいりましたw
これが、ライブでの人生初の「遠征」ですねw

お茶の水に宿をとり、ワクワクしながら中野サンプラザへ。
座席は10列目5番と下手側。今から思うと、人生2回目のライブだったかな。

John Sykes抜きのメンバーでもあり、客席も満席というにはほど遠い入りで、熱気もそれほどではなかったように思いますが、最新アルバム「THE CAGE」の出来とセールスも当時は上々の反響でもあり、そこそこ盛り上がりました。
一曲目が「(You)Always see what you want to see」で、最後は「Hellbound」で大団円。
ベースのRockyもカッコよかったなぁ・・・・・・
今まで触れていないけど、Brian 'Big' Dickも好きでしたよ(^-^)(ビッグ・ディックwww)

今のTygers of Pan Tangは、一部メンバーでの再結成やサイドプロジェクトTyger Tygerの活動、活動休止などの紆余曲折を経て、Rob Weirのみがオリジナルメンバーで、いぶし銀のブリティッシュハードロックバンドとして地道に活動しており、アルバムも3作、リリースされています。そして、昨年、36年ぶりの来日公演を果たしました(めっさ行きたかったけど、さすがに遠すぎました)

5枚セットの5枚目は、1981年前後のBBCライブの音源の寄せ集め。
貴重なライブ音源を聴くことができます。
当時のハードロックバンドのライブって、音源よりも若干スピードダウンした感じのパフォーマンスが多かったのですが、タイパンは、むしろテンポアップされていて、とてもよかった記憶がありますが、それがよみがえります。JessのVo.でも健闘・・・・・・と、いいますか、彼のスタイルは、このスタイルなので、それしかない・・・・・・・んですよねw

と、ついつい40年ほど前のことに熱くなりましたw

でも、今もTygers of Pan Tangが地道に活躍しているのは、うれしいです。
Rob Weirも、髪の毛真っ白ですが、がんばっていますw

そうそう、週末部屋の片づけを超久しぶりにしてみたところ、タイパンの最新アルバムが出てきて聴きなおしました。
タイトルはズバリ「Tygers of Pan Tang」
いぶし銀の王道ブリティッシュハードロックです。

「Only the brave」


よく考えたら、21世紀になってから(?)の3作はフォロー(手許にあります)
「Animal Instinct」「Ambush」「Tygers of Pan Tang」

John Sykes在籍時のグイグイくるような勢いはありませんが、上質の(?)ブリティッシュハードロックを聴かれたい向きには、おすすめかもしれませんw

彼らと出会ってから早40年弱。
こんなつきあいになるとは思いもよりませんでしたが、いいご縁だと思いますw
(返す返すも、昨年のライブに行けなかったことを後悔)
(会場の吉祥寺SEATAなんて、バーで絶対しゃべることができたやん)

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Posted at 2019/07/01 14:27:50

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この記事へのコメント

2019年7月1日 18:51
コメお久です(o・ω・o)

音楽は分りませんでしたがぁ~このジャケとかタンカージャケットとかにプリントされてたらカッコよさげですね~♪
コメントへの返答
2019年7月2日 8:14
いつもありがとうございます(^-^)
いつも、コメしづらいブログばかりで申し訳ありません(苦笑)(汗)(涙)

そうなんですよね、昔のジャケットをデザインしたTシャツとか、パッチとか、結構いい感じなんです。ワタシも、SPELLBOUNDのジャケットTシャツ、新品で先日買ったりして(苦笑)

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