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今回は、本格的な赤道儀とは、どう言ったものかを見て行きたいと思います。

写真は、屈折望遠鏡(白い筒)を搭載したドイツ式赤道儀に専用のアルミ三脚を組み合わせたものです。 屈折望遠鏡のレンズの大きさやレンズの材質などで、お値段が大きく変わりますが、廉価版のアクロマートレンズという種類の直径80mmぐらいと赤道儀・三脚などのセットで10万円前後かと思います。
この望遠鏡で、月や木星・土星などや、主な星雲・星団は充分に見えますし、カメラ雲台を取り付けて星座の写真を撮影することもできます。

さて、赤道儀の役割は、星を止めることです。星を止めるには、どうしたら良いかですが、それは単純に「星の動きに合わせて動かせば良い」の一言です(レースカーの流し撮りと同じ)。
この星の動きに合わせると言うのが難しいので、星の動く方向に動き合わせることに特化にした道具が赤道儀なのです。
赤道儀は単純な上下・左右の動きとは異なり、前回の「星は動く」で見た写真のように、円に動くような構造となっています。
上の写真で赤道儀を説明しますと、①「赤経軸」という矢印が左上に伸びていますが、これを右下の上下軸と、左右軸を動かすことにより、天の北極(前回の写真の中心)の方向に合わせる(これを「極軸を合わせる」という。)機能が付いている。②極軸を合わせられたら、写真に青い上下に円を描く矢印のように、星の移動スピードと同じ(24時間で360度＝1時間で15度＝1分で0.25度)に、赤経軸を回すことで、星が止められます。地球儀をゆっくりと回すのと同じ感じです。
本格的な赤道儀には、極軸を合わせることが容易になるように、赤経軸の中心に小さな望遠鏡(極軸望遠鏡)を入れて、その視野に北極星を利用して、赤経軸を天の北極の向きに合わせられる様な線が書き込まれたものが付属しておりスピーディに極軸合わせができるようにしており、また赤経軸を回すのには、モーターを歯車等を利用して、星の動くスピードに調整しています、廉価型の赤道儀には、モーターが付属しておらず、手でノブをゆっくりと回すことで、赤経軸を回転させることとなります。
本格赤道儀は、上記のような機能に加えて、当然金属で作られており堅牢で、また左下にありますように「重り」でバランスをとるようになっているため、天体望遠鏡の最大の敵であるガタ付き＝揺れ＝写真のブレが最小限になるように工夫されています。

しかしながら、堅牢さなどとの引き換えに重量が重たくなりますし、値段が高くなります(笑)

次回は、コンパクト赤道儀、簡易赤道儀について、書きます。

サンクラの自己満足100%の「簡易赤道儀」の製作ブログが、判り辛い・チンプンカンプンだ～という声がありましたので、「簡易赤道儀への道」と題して、解説ブログの連載をしていくこととします。
興味の無い方は、当然スルーしてください。

写真は、北の空をシャッターを開きっぱなしで、たぶん2時間ぐらい撮影したものと思われます(ネットで拾った写真ですorz)。
星が動いているように見えますが、事実としては、「星は動いていませんで、地球が自転している」ため「星が動いてるように見える」で、天動説・地動説そのものですね(笑)
今回の解説では、星が動いているという天動説的に書いていくほうが判りやすいと思いますので、そうします。そのほかの点でも、判り易さを優先して、正確性を欠いている部分があることをご容赦ください。

写真は、星の動きが線として写ったものです。この写真で注目して欲しい点が2箇所あります。
①写真の回転している星の中心には、明るい星が無い。
②中心から離れると、星の軌跡が長くなる。

①回転の中心のちょっと右上(2mmぐらい2時方向)に、明るい星がありますが、これが「北極星」です。
回転の中心が「天の北極」になります。
北極星は天の北極から、約0.7度ほどズレています。このズレは、満月の1個半分になります。
一般的に、北極星を中心に星が回っていると思われていますが、若干のズレがあるということで、このズレも補正して、簡易赤道儀で写真を撮影することを最終目的としています。
②星は、1日で1回転します。言い換えれば24時間で360度回るということです。
写真は2時間の撮影とすると、360度÷24時間×2時間＝30度　となりますので、星の軌跡は、30度分星が移動したということとなります。
地球儀を思い起こしてください。北極と南極に支えがあり、クルクルと回せることが出来ますが、星の動きは、地球儀に描かれている国々の同じで、北極や南極に近い国々はゆっくり動きますが、赤道付近の国々は、早く動くこととなり、星の動きも、これと同じ感じです。
つまり、動く「速度」は、場所によって異なりますが、動いている「角度」は同じです。
写真で言えば、星の軌跡の長さは異なりますが、全ての星が2時間で30度動いていることになります。

赤道儀の目的は、この星の動きをいわば「止める」ことです。

自動車レースで高速で走っているレースカーを撮影する場合、カメラでレースーカーを追いかけて撮影するいわゆる「流し撮り」して、クルマをはっきり写るようにしていますが、それと同様にカメラを星の動きに合わせて動かして「星を流し撮り」する道具が赤道儀です。
星は大変暗い被写体ですので、流し撮りをすることでシャッターを長く開け、明るさを蓄積することにより、より鮮明でたくさんの星の撮影が可能となります。

「簡易」赤道儀としているのは、当然「本格的」な赤道儀があるのですが、本格赤道儀に比べて、価格を安く作ったり、精度がそれなりであったり、コンパクトであったり、といったモノと思ってください。

次回は「本格的」赤道儀を説明しますね。

春分の日は、昼と夜の時間は半々でありません。
今日の東京の日の出は５時４５分、日の入りは１７時５３分で、したがって昼間は１２時間８分ありました。

というのが、
「春分の日」は、「太陽が真東から昇って、真西に沈む日」であり、
「日の出」は、「太陽の上の部分が地平線に出た時刻」であり、
「日の入り」は、「太陽が全部地平線に沈んだ時刻」だから、太陽１個分だけ昼間の時間が長く、これに加えて光の屈折の関係もあり、８分間長いこととなるようです。

暖かくなって上がってきたメダカを撮影できました。
まだ足音や影が動くと、サット下のほうに潜ってしまいます。

スバル＝六連星　は、今頃の22時ごろに夜空の真上の方に見えます。移動はそんなに早くない感じですので、時間が前後しても２月頃までは、良く見えると思います。

探し方ですが、
・まず、南東の空に斜めに等間隔にある三ツ星(オリオン座の四角の真ん中)を見つける
・この三ツ星に向かって、手を伸ばして、三ツ星の右上のほうに手を開いて(パーを出す)、親指と小指の広さぐらいの距離のところにある、明るい赤い一等星を見つける(おうし座の一等星＝アルデバラン)。
・赤い一等星から更に、右上の方に手を伸ばして、親指と人差し指の距離ぐらいところ(ほぼ頭の上あたり)に、暗い2～3等星ぐらいの星の集まりがぼやっと見えるところが、スバル＝昴＝六連星＝プレアデス星団です。

肉眼でも見えると思いますが、双眼鏡があれば、これが一番見易いですが、頭の上なので、可能なら寝転がって見るのが良いと思います。

一度見ておいても、いいのではないでしょうか?

（訂正）三ツ星は、南西→南東の間違えでした。すみませんorz

帰宅の道を歩いていたら、沈みかけ三日月が見えましたので、帰宅後慌ててカメラと三脚を持って撮影に飛び出ました。

露出がどうしたら良いか判らずに、適当に何枚か撮影しましたが、写真のものは、F7.3で8秒の露出です。完全に露出オーバーですが、月の欠けている部分がほんのり明るくなったので、これをチョイスしました。

このほんのり明るくなっる現象は、夕方の月で良く見れる現象で「地球照」というもので、太陽の光を地球が反射して月を照らすことで見える現象です。

もう少し良い写真を撮れる様に腕を磨きますorz