
時間ができたので、マツダディーラーへ。迎えてくれた営業氏に、こう切り出した。
「電話も何もしていないのですが、Gベクタリングコントロール搭載車に試乗させていただきたいのですが?」
「もちろん可能でございます。Gベクタリング搭載車は、アテンザ、アクセラ、CX-3、デミオが準備してございますが?」
「じゃあ、デミオで」
一番小さなデミオを選択。店内にてアンケートを記入しながら、営業氏と話す。
「本日はGベクタリングコントロールに興味をもっていただいて、ご来店していただきまして、ありがとうございます。どちらでこの機能を知っていただいたのですか?」
「TVCMです。少し前にやってたアレみて、こんなに違うんだって興味を持ちまして」
「ありがとうございます。実はですね……」
Gベクタリングコントロールが良く分かるのは、コーナーではなく、直進とのこと。意外である。
「え?! 直進?!」
「修正動作が劇的に減ります。あとは、走っていただければ……」
自信たっぷりの営業氏。見せてもらおうか、Gベクタリングコントロールの性能とやらを^^。
記入済のアンケートを見ながら、営業氏がつぶやいた。
「デミオで興味のあるグレードは、15MBですか……」
デミオ15MB。カタログには殆ど乗っていない、裏メニューみたいなグレード。13C(下位グレード。6ATのみ)のボディーに、1.5ℓ直4・NAガソリンエンジン(ハイオク仕様)と、6MTを搭載した、モータースポーツのベース車両。マツダコネクト非搭載で(オプションでも付けられない)、ミッションは6MTのみ。シート交換とロールケージ装着を見越して、サイド&カーテンエアバッグは付いていない(オプションでも装着不可)。
……と言う、非常に男前のグレードであり,車両本体価格は、\1,501,200(税込)。13S(中間グレード。5MT or 6AT選択可)の2WD・5MTの価格が、\1,458,000(税込)なので、バーゲンプライスって言えば、バーゲンプライス。(サイド&カーテンエアバッグ+マツダコネクトの価格と、エンジン&ミッションのアップデート分とアルミホイールが、ほぼ同じ金額ってことかぁ……)
この時点で、営業氏の顔つきが変わった^^。よっぽどの好きモノじゃないと、このグレードに興味は持たないからね。
「……ガソリンとディーゼル、どちらに試乗されますか?」
「そうです。15MBに興味があります。ガソリンとディーゼル、どっちがアレに近いですかね? エンジンが重い分、脚はディーゼルが近いだろうし、エンジンのフケは、間違いなくガソリンだろうし……」
「そうですねぇ……」
しばし熟考。
「ここは、ガソリンの方がベターかと。おっしゃる.通り、エンジンは若干15MBの方が重くなりますが、クルマのフィーリングはガソリン車の方が近いかと」
「じゃあ、ガソリンでお願いします」
試乗開始。試乗車は13S Touring 6AT。タイヤは185/65R15 88H、ヨコハマ・ブルーアースエースだった。偶然にも、現在スイフトに使用しているタイヤと(扁平率以外は)同一である。このタイヤ、高速コーナーは苦手なのに、デミオの標準装着タイヤなのね^^;
今回はGベクタリングコントロールのテストなので、ドライブセレクションは触らない。また、Mレンジも封印。Dレンジだけでのテストである。
ドライビングポジションを設定し、エンジンスタート。まずは直進路。
「あ、ホントだ。あんまり修正舵当ててない」
直進安定性が良くなっているらしく、ほとんど修正舵を当てていないことに気が付いた。
「これがGベクタリングコントロールの効果です」
クルマが勝手にコントロールしてくれているのね。
「その交差点を左折でお願いします」
特に考えずに左折。曲がり終わった所で、営業氏が聞いてきた。
「曲がった時に、ハンドルを切り足していないのに、気が付かれましたか?」
「え?」
次の交差点では、ハンドルの切り方を意識してみた。
「おおっ! 切り足してない」
営業氏は他社との違いを強調していたが、このテの“曲げるデバイス”は、これが初体験なんだよぅ^^; 個人的には好きなフィーリングと感じた。電子制御の介入が非常に自然で、変に主張してこないのが高評価。
試乗してみての感想。
“これは、アリ。疲労度削減にけっこう効果ありそうだし、介入が気にならないのが良い”
今度は、クネクネ道で試したい^^。(このマツダディーラー、いつも試乗するスズキディーラー(購入した店ではない^^;)の極近所なのだ。近場には中央線のあるクネクネ道があるので、走らせてもらえるように頼んでみようっと)
Posted at 2017/01/21 10:57:31 | |
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