今日はJAF セーフティトレーニングに参加してきた。
JAF セーフティトレーニング
1.運転の基本
点検:特記事項無し。
死角:特記事項無し。
運転姿勢:特記事項無し。
※周囲の参加ドライバーは、もっと前ですとか、背もたれを起こしてとか言われていたが、何も言われなかった^^
2.正しいハンドル操作
コース上にパイロンが設置してあり、そこをスラロームで走り抜けるというもの。ここは様子見で、とか、全開で行きましょうとか言われて走る。
結論:クルマは曲がれても、ヒトが追い付かないケースが多々あった。余裕が大切。
3.急ブレーキ講習
指定速度でゲートをくぐり、フルブレーキで停止。
1本目:ゲートをくぐると同時にブレーキ。ABSを作動させられず、制動距離が延びてしまった。
2本目:ゲートをくぐると信号が点灯し、それを確認してからフルブレーキ。生まれて初めてのABS作動だった。制動距離は1本目と同等。反応するまでの空走距離を差し引いても、フルブレーキってすごいパワーなんだなと再認識。
ABSのペダルへのキックバックって、予想していたよりも強烈だった。びびってブレーキを緩めるヒトがいるというのも納得。安全な場所でのABS作動体験は絶対に必要だと思った。
3本目:2本目と同内容。慣れたからだろう。2本目よりも少し手前で止まれた。ABSのキックバックに対する恐怖感は2本目よりも薄れていた。
4.急制動体験
マットの上に石鹸水をかけ、ゲートをくぐったらフルブレーキで停止。
1本目:20kmで進入し、フルブレーキ。ABSが作動しているのにかかわらず、車体が左右に小刻みに揺れる。3本目で使用する目標ポールの直前で停止。
2本目:1本目と同じであるが、今回は30kmで進入。今回もABSは作動。2本目よりも車体半分進んだ。
3本目:進入速度、ブレーキのタイミングは自由で、目標ポールの位置で停止させるというもの。進入速度は20kmにして、1本目と同じ位置でブレーキ。ブレーキのタイミングが少し早かったのか、ポールの少し手前で停止。おしい^^;
同組にいた32スイフトスポーツよりも、手前で止まれたのが密かな自慢である。あっちはMTで、こっちのタイヤがM+Sというのが制動距離の違いに現れたのだろう。やるなあ、ベクター^^
5.エアバッグ展開実験
実験用のエアバッグを展開してもらった。すごい音だった。展開時に鼓膜が破れたり、鎖骨が折れたりすることもあるらしいが、納得の衝撃である。
6.ESC体験
自車ではなく、教習用の86での体験。濡らしたマットの上を発進し、ゲートをくぐったらハンドルを切りながらアクセルを踏む。
1本目:ESCオフ。アクセル踏んだ瞬間に、リアタイヤが外側に流れ出した。カウンターを当てる間もなく、クルマは真後ろを向いた。FRって怖いなぁー。
2本目:ESCオン。車体が左右にブレながらも、前に進んでいきコーナーをクリアした。アクセルの踏み方が大きかったらしく、他の参加者よりも車体が暴れていた。タイヤの限界以上の入力はコントロールできないということを、身をもって体験した。
3本目:ESCオフ。今回はカウンターをあててやろうと思っていたが、そんなヒマは無かった^^;
結論
FRの場合は低速でバランスを崩すので、ESCは必須と思われる。
FFの場合は低速ではFRよりも安定しているため、ESCは介入しないのだろう。FFでESCが介入するようなケースの場合、横転もありえるということか? → FFでESCを介入させるような運転をしてはいけない。
7.運転と反応
指定速度でゲートをくぐり、信号と反対側の車線に飛び込み、直進状態になったらフルブレーキ。
1本目:40kmで進入。信号の点灯した車線に飛び込んでしまい、失敗。ABS作動。
2本目:40kmで進入。成功。ABS作動。
3本目:30kmで進入。成功。ABS作動せず。進入速度が10km低くなるだけで、全然余裕が違った。
8.ASV体験
教習用のトヨタ・カローラフィールダーとホンダ・オデッセイによる、衝突安全ブレーキ体験。
(最初はニッサン・フーガがもう1台だったが、連続作動による誤作動が多発したため、代打のオデッセイに交換となった。数人はフーガで体験したが、僕はオデッセイでの体験となった)
1本目:カローラフィールダー。バックで下がり、ブオンと加速。ブレーキペダルの前に足を準備しておいて、システムの作動を待つ。
警告と同時にシステムが作動するという、非常に怖いものだった。
2本目:ホンダ・オデッセイ。フィールダー同様に、システムの作動を待つ。
警告音 → シートベルトが引き込まれる → システム作動。ブレーキかけてね、かけてね、かけるよってクルマが教えてくれていた。これぐらいなら、怖くない。
メーカーによってシステム作動時の挙動に、こんなに違いがあるとは思わなかった。購入時はディーラーにて作動テストは必須と思われるが、最近は運転させてくれないんだよな^^; 運転させてくれるように、改善を強く望む。
9.後席シートベルト着用見学。
ワンボックスの後席にインストラクターが乗車し、10kmでブレーキ。1人はシートベルト着用で、もう1人はシートベルト非着用というもの。
シートベルト非着用のインストラクターは、けっこうハデに前席に突っ込んでいた。カラダはってるなあ^^
今回の講習に参加して、余裕をもった運転操作の重要性を再認識した。より一層、余裕を持てるように心がけたい。
また、ABSやESCといったクルマ側の進化に、ドライバーがついていくことの大切さも学んだ。技術が進んだら、体験しておくことは必須と思われる。
とても有意義な1日であった。
Posted at 2015/09/27 18:46:13 | |
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