みなさん、こんばんは こんにちは
今回は実践編で基本の平板を作っていきます。
これは完全に自己流のやり方ですので、「へ~バカなことやってるな~」位で見てくださいw
もし見てる方の何かの参考になれば幸いです。
外で作業するするなら天気予報を見て、雨の日は控えたほうがいいです。
水に濡れるとぐっちゃぐちゃになって、なかなか乾きません。
日陰のほうがいいですね。太陽の熱で硬化が速すぎる時があります。
防塵マスクはしたほうがいいです。ガラスマットがすごい服につきます。着替えかコロコロは必須です。
夏場は何か蚊がすごい寄って来ます。蚊取り線香はあったほうがいいです・・・・が
アセトン、樹脂は火気厳禁ですので取り扱いは注意してください
では作業に入ります。
道具の洗浄の用意

まず最初にポリ容器に使う道具を入れます。今日は平板だけを作るので ハケ、脱泡ローラー、ヘラ、硬化剤用ピペットです。
容器にたっぷり浸かるくらいにアセトンをいれます。※アセトンはガソリン並みに燃えるので火気厳禁です!!いつでも目の届く置いておくほうがいいです。
これは使い終わった道具をすぐに浸けて洗える為に用意しておくくのです。
この時にハケが固まっていないかとか、ハケをほぐしておきます。スポイトの先が詰まってないかとか見ておくといいと思います。
脱泡ローラーがちゃんと回るのかも見ておきます。
私は過去にこのタイミングで何度もホームセンターに走りましたw (少しの時間でもアセトンを容器に戻すのを忘れないでくださいね)
ガラスマットを切る
次はガラスマットを必要な分だけ切り出します。ガラスマットって髪の毛よりも細い繊維がただ押し固められてるだけなのでハサミで切るとポロポロ剥がれてきます。
その繊維はすごく細いので簡単に風に舞います。なので防塵マスクをしたほうがいいですね。
ちなみにこのガラスマットをカーボンシートに変えて樹脂で固めたのがウエットカーボンと呼ばれるものです。
そのカーボンシートはこのガラスマットの10倍ほどの値段です・・・・。私には買えません・・。
今回はプラダンに平板を作るので、プラダンに車用のワックスを塗っておくと後で剥がしやすくなります。
本当はツルツルのガラスとか真っ平らの板がいいんですが、そんなのないし・・・・。
今回は汚ったないプラダンしかなかったのです。
ポリエステル樹脂の用意

次はスケールの上に紙皿を置いて、ポリエステル樹脂を入れます。
ポリエステル樹脂を見たことない人はハチミツくらいのドロ~っとしたものと想像してください。
独特の匂いはありますが硬化すると消えるのでちょっとの我慢です。
量の目安としては樹脂100gで30cm×30cmの平板が出来ます。
硬化剤を入れる
次はいよいよ硬化剤を入れます。
入れる量としては基本は1%ですが、私は気温10℃以下なら硬化剤2%、10℃~20℃で1%、20℃以上は0.5%位です。
なぜ硬化剤の量を気温で変えてるのかというと、硬化剤を入れた瞬間から化学反応で熱を起こして硬化が始まります。
同じ1%でも気温が高いと速く固まり、気温が低いと固まりにくくなります。
特に夏場などは紙皿の方が固まり始めるので急ぎます。
硬化剤を多めに入れれば速く固まるのは事実ですが、あまりオススメはしません。
入れすぎると発火の恐れもあるそうです。
少なければ、時間は掛かりますが固まります。
今回は樹脂100グラムですので硬化剤約1%で1ccです。 気温は10°ちょっと位でした
ポリエステル樹脂を塗って空気を抜く
では良くかき混ぜて塗っていきます。
塗るというよりはガラスマットに染みこませて行くという感じですかね。

なるべく均等に樹脂が回るのが理想ですが、最初はこんな感じでいいと思います。
今回はわざと大雑把に塗ってます・・・・・よ。(小声)
一応全体を塗り終わりましがこのままでは空気が入ってます。表面にピンホール出来たりの見栄えだけでなく強度も弱くなってしまうので空気を抜く必要があります。
(実は私は空気を抜くのがすごく下手で、未だに綺麗に抜けません。)
脱泡ローラーでゴリゴリやって空気を抜いていきます。平板の場合、中心から外に向かって動かすと抜けやすいと思います。
(脱泡ローラーのない方はラップを敷いて上からヘラなどで抑えて押し出していくと空気が抜けます。硬化してからラップをはがします)

これくらいでいいかな? 空気が抜けると透明になってるのが分かると思います。
(この写真を撮った後、もうちょっとだけ空気抜きました)
ローラーに繊維が戻ってくるようになるともう硬化が始まってるので触らないほうがいいかもですね。
今はガラスマットを1枚使いました(1プライといいます)。 強度が必要ならこの上にもう一枚ガラスマットを置いて、同じように樹脂を塗って空気を抜きます。
必要な厚みまで繰り返します。
1プライで固めの下敷きくらい 2プライで力入れてちょっと曲がるくらい 3プライで全く曲がらない。
積み重ねると硬くなるけど、当然重さも増えてきます。 強度の必要な所だけ積み重ねるのがいいでしょうね。
気温が高ければ2.3時間で完全硬化しますが、私は次の日まで触らないようにしてます。半乾きというのも嫌ですし。
次の日まで楽しみにしてましょう!!
もし、紙皿に樹脂が余ってしまってもそのままにしないほうがいいと思います。
発熱する恐れがありますので小さな平板でも作って使い切るのをおすすめします。
どうしてもという方はドライヤーで軽くあぶると速く硬化しますが、発熱に注意してください。
あとは雨などのかからない所に置いて次の日まで待つだけです。
道具の洗浄
道具をアセトンでよく洗った後、しばらく外気に触れさせます、するとすぐに乾きます。 アセトンは容器に入れて保存します。
紙皿は次回も使うので、ホコリのかからない所に置いておきます。熱を持つ事もあるかもですので周りに何もない所に置いとくといいですね。
そして次の日
完成!!
固まりました。が、全体写真ありません
マイナスドライバーなど入れてはがします。ワックスが効いていると剥がれやすくなります。
この時は特に端の所で手を切ったり、トゲが刺さりやすいので注意してくださいね。
プラダンで平板を作ると目がうっすらと浮かんでるので、目盛の目安にしてもいいかもです。
ただ、夏場は熱に弱いので歪んだりしやすくなりますが。
今回は基本中の基本の平板を作りました。
何もわからない状態から始めるのは不安があると思いますが、やってみるとそんなに難しいものではないですよ。
次回はカナードでも作りますか・・・。
では、みなさん また、ごきげんよう