どうやって外すの？シリーズ①　センターコンソール編

今回はセンターコンソールの外し方です。

固定は、
タッピンネジ・・・2
クリップ（スクリュー型）・・・2
クリップ（ドアトリム型）・・・3
と7個の固定具で、
後は内装同士の保持爪で形成されています。
固定の大半は保持爪と言っても良い。
ある意味考えた人は本当スゲーと思う。
もはやパズルの世界。

但しデメリットとしては
外し方を間違えると保持爪が破損して、
一発お釈迦になる危険性が高いという点。

まずは運転席・助手席の足元にある
カバーを外します。

①奥と手前の隙間に両手の指を入れ、
　勢いをつけて『フンッ！！』と引っ張る。
　バキッと言ったらドアトリム型の
　クリップが外れたでしょう。

②後は保持爪の方向に対して
　平行に（奥側に向けて）引き抜くと
　結構簡単に取れます。

続いて後方のドリンクホルダー下にある、
スクリュー型のクリップを外します。

外し方は、プラスドライバーで
緩め方向（反時計回り）に回し、
ネジ部が外れた（空回り）と感じたら、
引き抜けば取れます。

セガサターンしろ！！！
指が折れるまで！！
指が折れるまでぇぇぇ～！！

次にサイドブレーキ下のカバーを外します。
これはセンターコンソールを上に抜く時に
サイドブレーキのレバーが干渉するため、
外す必要があります。

難点はとにかく良い隙間が無く、
ドライバーなどが入りにくい事。
自分は気合の指一本で
上方向に引き上げました。
指が悲鳴を挙げますので注意。

尚、無事にカバーが外れれば、
最後のドアトリム型クリップが見えます。

続いて難関①
シフト周りの赤いカバー。

写真を見て貰うと分かると思うが、
全周に渡る保持爪の関係で、
貫通でぶっ刺せる場所がほぼ無いのだ。

だが安心して下さい。
先端部に唯一の隙間があり、
ここに内装剥がしを刺す！（写真の位置）
浮いてしまえばあとはこっちのもので、
少しずつ浮かせばOKです。

何れにしても形状の関係上、
割れるのではと、常時ヒヤヒヤしちゃう
部分で御座いました。

難関②
ドリンクホルダー外し・・・
ポイントは、とにかく固いので、
パワープレイに尽きる。

①まず、シフトノブのカバーを、
　スカートめくりと同様の手順で
　バサッとめくり上げる。

②手の甲を軸にして、
　テコの原理で指先に気を集中して、
　セイヤッ！！
　っと指先で昇竜拳を出すイメージで
　力を入れると多分外れます。

すると・・・
ようやくタッピンボルトが出現するので、
ドライバーで外します。
さぁここまで来ればもうちょっと！！

①センターコンソールの後方
　（作業工程3の部分）を持ち上げると、
　作業工程4のドアトリム型クリップが
　外れます。

②浮いた事を確認出来たら、
　ヒートシーター用のスイッチの
　カプラーを外します。
※これは手探りで探って下さい。
　カプラーはそんなに固くないです。

③ヒートシーター用の配線の
　配線止めマウントにテープで
　固定されているので外す。
※アングルごと外すかテープを剥がす。

最後は、シフトノブのカバーと
サイドブレーキの干渉に気を付けながら
上に引き上げれば外す事が出来ます。

固定具は7個ですが、思っている以上に
中々大変な作業でした。
尚、2回目以降は要領の把握もありますが、
保持爪に『外し癖？』が付くらしく、
結構軽く外れるようになります。

指の特訓には最高の作業です。笑