2017年08月01日
オートテストを攻略してみよう

2015年より始まった北海道オートテストも
今年で3年目を迎えました。
最初は台数が少なくて、実は個人的に諦め
かけてましたが…
前回の千歳で34台と年々増加しています。
このまま増え続けてくれれば、
いつか北海道でも何かしら大きなイベントが
出来るんじゃないかなと思います。
僕も初年度から出続けてはや3年。
優勝したりミスして轟沈したり
クラスを変えてガチバトルしたりと
いろいろ楽しんでいます。
そんな僕が得た経験なんかを
画像を交えて書いていこうと思います。
誰得?かもしれませんが…
これから始めようと思ってる人、
出たけど何かうまくいかない人、
そんな人たちのために。
まず実験台はコレ。
北海道PNクラス、某BRZくん。
全長 4240 (僕の歩幅で6歩ぐらい)
全幅 1775 (僕の歩幅で3歩ぐらい)
以前乗ってたインテグラDC5もだいたい
同じような車の大きさです。
コース図は見やすいので
コレで行きましょう。
それでは、少し長くなりますが…
まず、オートテストで必ず出題される、
設置されたパイロンとパイロンの間で
『前輪二輪通過、停止』もしくは
『後輪二輪通過、停止』です。
つまりこの状態です。
この位置にクルマを合わせるには
何を目印にすればイイ感じでしょうか?
ちなみに運転席から見ると…
後ろから見るとこんな感じです。
車種により微調整は必要ですが、
だいたいドライバーの横にパイロンが
来れば前輪・後輪は通過しているので
こんな感じで合わせてみましょう。
パイロンが自分の横に来るように
ブレーキ踏むのを調節して、
「どん!」と踏むのではなく
少し早めにじわ~~っと。
→この動作を行う事で次のクルマの動きが
スムーズになります。
タイヤをキーキー鳴らしても、
『御主人ムリっス!止まれてないっス!』と
タイヤからクレームが来るだけです。
まずはこれをベースに行きます。
次は、これもオートテストで出題される
設置されたパイロン等で囲まれた場所に
『前から進入して4輪停止』もしくは
『バックで進入して4輪停止』です。
横から見るとこんな感じ。
後ろから見るとこんな感じ。
ドライバー視点で右前のパイロンに
合わせると、こんな感じ。
ただ、この位置に一発であわせるのは
なかなか難しいと思います。
そこで例としていくつか方法を。
まずは前から進入。
昔、自動車免許取得に教習所へ
通ってた頃、講師から
「アクセルペダルの右ナナメ前に
タイヤがあると思って走りなさい」と
言われた事があります。
アクセルペダルの右ナナメ前に
右のフロントタイヤ。
右のフロントタイヤの横軸線上に
左のフロントタイヤがあるイメージです。
フロントタイヤで前方のパイロンに
合わせてまっすぐ進入する感じです。
うまくいったらこんなイメージ。
次は勝負のキモとなる
『バックで進入して4輪停止』ですが…
これは走行前の慣熟歩行の刷り込みが
どれだけできたかが勝負になります。
僕は慣熟歩行の時は、
ただコースを覚えるだけでなく
実際にクルマを運転しているイメージで
歩きます。
この辺から入って行って…
この辺で二輪通過…
パイロンがこの辺だから…
バックで入ったら、うーん当たるか?
そうしたらこっち側から入るか…?
みたいな感じです。
だから歩く時も
『前から進入する時は普通に歩いて、
バックで進入する時は後ろ向きに歩きます。』
以前、慣熟歩行中に鏡を持っていた人が
いました。いいアイデアだと思います。
更に進化させるなら、右手に手鏡持って
ドアミラー代りにしたりとかね。
実は某BRZは後方視界がそれほどでもなく、
更にフルバケットシートとなれば
振り返っての確認はほとんど
期待できません。
そのために僕は
左右のドアミラーとルームミラーで
現在地をイメージして慣熟歩行の
イメージと重ねます。
ドアミラー8割ルームミラー1割
一瞬身体を左右どちらかにひねって
確認1割といったところです。
身体半分でも視界が開ければ、そこで
現在地の修正が可能です。
慣熟の刷り込みと今自分が見えている視界の
コース情報をフル活用して
ドアミラーで軸線を合わせます。
でも失敗するとこんなイメージです。
実際はこうなってます。
もっとパイロンに近づける予定でした。
でもバックで頑張りすぎるとパイロンを
見失って当ててしまったり、
行き過ぎてしまうので慣れないうちは
ゆっくりと行きましょう。
不通過やパイロンのペナルティが
痛いので…
慣れてきたらちょっとだけ頑張って
みましょう。でもあまりやり過ぎると
コース内にオフィシャルもいるので
危険です。
ほどほどにね。
コースのレイアウトによっては
うーん、それでもイメージ掴めないなって
時が僕もあります。
そこで最初に書いた伏線があるんです。
実はひとつの技だったりします。
全長 4240 (僕の歩幅で6歩ぐらい)
全幅 1775 (僕の歩幅で3歩ぐらい)
これに追加で、某BRZはマフラーエンドから
3歩ぐらいでちょうど運転席のドアの
あたりにきます。
僕の歩幅は60~70㎝なので
だいたいこんなものです。
それをふまえて…
前から進入でもバックで進入でも
かまわないです。
進入する右前パイロンと左前パイロンを
線で繋ぐイメージ。
その線上から
「はじめの1歩」→余裕&修正分
そのはじめの1歩からスタートして
1歩…2歩…3歩…
「!」
ハイ、そこで少し膝を曲げてしゃがんで
みましょう。
そこがだいたい運転席のドア付近。
今見えている景色がだいたいイイ位置です。
そこに来るためには…?
こうやってもう一度コースを歩いてみたら
なんとなく見えてきませんか?
この景色が見えればイイ位置に
いるのか…フムフム。
そこから逆算するから、こっちから
こう入って…とかね。
何かコースを攻略している気になって
きませんか?きたでしょう?
慣熟歩行がないときはどうすればって?
『カンと見切り』です。
と言いたいところですが、
コースを1ヶ所で見るだけでなく
いろいろな角度から見てみましょう。
土手の上に上がられるなら行ってみよう。
条件は皆同じです。
後はどれだけの情報を集められるか。
そして落ち着いて一つ一つの操作を
ゆっくり的確に行えるか。
MTならともかくコラムゲート式のATで
焦ったら間違いなくバックギアでなく
パーキングギアに入ります。
『焦らないあわてない』が勝利の秘訣です。
ミスコース防止のおまじないで
コース図貼ってもイイかも。
(コース図はジムカーナですが…)
これでギリギリまでコースチェックします。
ココロの準備はOKですか?
今回はここまでとします。
長文お付き合い頂きありがとうございます。
僕なりの経験という名の攻略法ですが
いかがでしたか?
僕がパソコンとかに詳しければもっと
マンガみたいにできるのかもしれませんが、
残念ながらこれで精一杯です。
みなさん、これからたくさん走って
たくさん自分なりの攻略法を
見つけてください。
そうすればもっとクルマが楽しく
なります。
オートテスト、たしかに厳格な規則はない
ですが、タイムアタック形式のれっきとした
『モータースポーツ』です。
順位がつく公認『競技』なんです。
それを自分の心に留めておいて
一杯クルマと一緒に頑張りましょう!
できないかも…と不安になるのもわかる。
でも、できたらきっともっと楽しいから。
『できるできないじゃない、
まずはやってみよう。できなかったら
その時いろいろ考えよう』
昔、師匠にいわれた言葉です。
まずはどこかに楽しさを見つけてください。
そこが本当のスタートラインです。
さぁ、頑張って行ってみよう!p(^-^)q
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Posted at
2017/08/05 16:32:45
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