今回はバイク便で使われる季節別、天候別の装備の事を書こうかと。
バイク便は夏の暑い日や冬の寒い日、また雨の中を走る時もあれば極端な話、道に積もらなければ雪の降る日も走る事がある。
その際に必要な装備があり、またこれも個人の好みや周りからの参考を聞いて使用したりしている。
今回は自分が当時使っていた物を中心に周りが使っていたのをいくつか紹介していこうかと。
まずは雨天時に必要になるレインウェア。
バイク用にはゴアテックスとか色々なメーカーのがたくさんラインナップされているが、大体価格が一万円超のが多い。
バイク便にとってレインウェアは消耗品で性能より雨を凌ぐ事を最優先にしているから、バイクメーカーのを使う人がわりと少なかった。
前回書いてたようにホームセンターで売っているのを買う人がほとんどで、価格帯も2000~4000円台のを使っていてた。
個人的に使っていたのは、当時(00年代半ば)YAMAHAのYAR02と言うレインウェアでホームセンターで3500円位で置いてあった。
このレインウェアは今は廃盤になっているが、バイク便時代はこのレインウェアをいつも箱の中に常備していて、
それと同時に南海部品のシューズカバーも常備していた。
足元は人によっては長靴を履く人もいたが、かさばる上にいちいち履き替える面倒を考えると簡易防水の靴にシューズカバーを着けた方がかさばらないし、面倒も少ない。
ちなみにこのシューズカバーは何度か買い替えて、バイク通勤している今も使用している。
次に夏場での場合。
夏場は日差しとアスファルトの照り返しでバイク便にとっても過酷な環境になる。
会社によっては規定で貸与しているメッシュジャケットを来ているところもあるが、自分がいた会社では特に規定が無く当初は半袖シャツで都心を走り回っていて中にはTシャツで走り回っているのもいた。
安全面を考えたら本当は良くないのだが、メッシュジャケットは高速道路を中心とした仕事なら涼しいが、街中を走って止まっての繰り返しをしていたら全く涼しく無く体力が消耗してしまう事が多い。
また半袖シャツで仕事しているうちに気付いた事がもう一つ。
腕の日焼けで体力が削られる事だった。
夏場の日差しで腕が真っ赤に焼けて脱水状態に近い事になる事があった。
もちろんこまめに水分補給をしていたが、当初は日焼けで体力が削られてる事に気付かなかった。
きっかけはマスターキートンというマンガで、砂漠のカーリマンというエピソードを読んだ時に長袖は直射日光を防いで体力消耗を防ぐと言った事だった。
砂漠と都内では湿気が全然違うが、直射日光を防ぐ意味ならという事で長袖シャツで試しに仕事をしてみたら、蒸し暑さはあるが直射日光を防いでくれてるせいか、いつもより疲れや体力の消耗が軽く感じられたから驚いた。
メッシュジャケットも考えたが洗濯等の手入れの手間を考えたら、薄手の長袖シャツの方がいいと決めて夏場は薄手のシャツで仕事をしていた。
こんな感じのシャツ。
次に冬場の場合。
冬場は夏場とは違って装備が増える。
まずはバイクに着けるハンドルカバー。
これはバイクに乗る人によっては好き嫌いがモロに出る代物で、昭和世代にはママチャリに花柄のハンドルカバーを着けているのを連想すると思う。
自分も子供の頃によく花柄のハンドルカバーを着けたママチャリを見ていたからか、当初ハンドルカバー = ダサいを連想していてハンドルカバーを着けて仕事している人を軽蔑していた部分があった。
ある時、会社の先輩からバイクを乗り換えるとの事で、ハンドルカバーも新調するからお古で良ければあげるって言ってくれた。
自分は若干抵抗があったが、それを見透かしていたみたいで、
「一回着けて走ってみな、もう外せないから(笑)」
との事で半信半疑で着けて走って見た。
季節は1月後半の寒い真っ只中
結果…
(これは…もう外せないわ)
今まで自分がいかに愚かだったかを悟った瞬間だった…
今まで自分のつまらないプライドで寒い思いをしていたのかと思うと、アホらしかった…
着けて帰ったあとにその先輩に
「今まで自分が愚かだと悟りました」
と言ったら
「ハンドルカバーごときでダサいなんて誰も気にしないし誰も見てないから(笑)」
と爆笑された。
今思えば若かったなぁと思う。
ハンドルカバーを着けるか迷ってる人がいたら迷う事無く着けましょう。
誰も見てないですから。
ちなみにハンドルカバーは雨の日にも重宝するから冬場だけではなく、夏場でも着けていた。
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当時もらったハンドルカバー。
今KLXで使っているハンドルカバー。
バイク便の時に出先のホームセンターで買った防水タイプ。
一番使い易いからから今でも重宝している。(14年経ってボロボロだけど…)
買ってすぐにラベルを捨ててしまったからメーカーはわからない…
買い替えたいけど、同じのがなかなか見つからない…
次にジャケット。
これは個人の好みが別れて安物のペラペラのを重ね着している人もいれば、バイク用のメーカーのを着ている人もいる。
個人的には当時2りんかんで出ていたバイク用防寒防水のジャケットを使用していた。
その方が冬場にカッパを着なくても使用出来るから、そのまま仕事にも使っていた。
ジャケットでもう一つ、電熱ウェアがある。
電熱ウェアは以前から知っていたが、周囲に今まで使っている人を見た事がなかった。
初めて使っている人を見たのは最後に入ったバイク会社で、高速を使う仕事がほとんどで距離も走る為に使っていた。
当初、自分は半信半疑だったが会社の人が使っていた電熱ウェアのメーカー「ガービング」の電熱ベストを買って見た。
会社の人は電熱ジャケットを着ていたが、ベストの方が1万安く買えたのでそれにしてみた。
着て走ってみたら、あまりの暖かさに驚いた。
首筋まで暖かくなり今まで寒い思いしていたのが嘘のように感じた。
それからは冬場は欠かせないアイテムになっている。
電熱ウェアは各メーカーが出しているが、自分はガービングしか使った事がないので他のメーカーがどうなのかはわからない。
ジャケットも持っているがベストとの違いは、ベストは背中首筋胸周りを暖かくしてくれて、ジャケットは更に腕周りを暖かくしてくれて感覚的には上半身がこたつにくるまれてる感じ。
だが、ベストもジャケットもだがバイクのバッテリーから電源を供給するから、バッテリーに負荷がかかる。
たまたま都内の仕事が多かった会社の人が電熱ジャケット着て走っていたら、バッテリーが上がりそうになり電源を時たまオフにしたりしていた。
自分はベストを着て仕事していたが、ベストの方はジャケットに比べて負荷がそれほどでもなかったから大丈夫だった。
バイク便辞めた後にジャケットも改めて買い足した。
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当時使っていたガービングの電熱ベスト。
今でも通勤で使用している。
価格は¥19800(当時)
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バイク便辞めた後に買った電熱ジャケット 。
モデルチェンジ後のやつでロゴが変わっている。
価格は¥29800(当時)
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スイッチは別売りで本体とバッテリーに繋げてるコードに連結させてオンオフ出来る。
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2りんかんで買った防寒防水ジャケット。
バイク便時代から使って10年以上経ってあちこち穴が空いて使用限界が来た。
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最近改めて買った2りんかんの防寒ジャケット。
セールで¥14800。
最後にオーバーパンツ。
オーバーパンツは色々なメーカーから出ているが、自分の場合は南海部品のオーバーパンツ一択になっている。
¥2980で防水のやつをバイク便やる前から使用している。
履きやすさや動き易さとコスパを考えたらこれ一択になっている。
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オーバーパンツはバイク便の時は傷みやすくなって何回か買い替えたが、これはバイク便辞める直前に買って、今は通勤メインに使っているから傷みがほとんど無いから10年以上使っている。
基本的には季節別、天候別の装備は個人の差異はあれど、こんな感じになっている。
次はバイク便で使われるバイクについて書いていこうかと。