
今回はバイク便で使われてるタイヤについて書いてみようかと。
バイク便での消耗品に代表されるのは、エンジンオイルだが、その次がタイヤ、ブレーキパッドと言った感じになる。
今回はバイクのタイヤについて。
バイクのタイヤは4輪のタイヤに比べて高価で消耗頻度も高い。
特にバイク便は距離を走るので必然的に耐久性の高いタイヤを選ぶが、これは乗っているバイクに左右される事がほとんど。
ネイキッド、オフロード、スクーター等様々なジャンルのバイクで仕事している
バイク便は、必然的にその車種に合わせたタイヤを選ぶ事になる。
タイヤの種類も耐久性の高いツーリングタイヤを選ぶ事がほとんどだが、ごく一部はハイグリップタイヤを選ぶのもいたりするがそれはマニアックな人だけだった。
タイヤもバイアスタイヤ、ラジアルタイヤとありラジアルタイヤだと値段が一気に高くなる事もあり、バイク便で仕事する人はバイアスタイヤのサイズのバイクで仕事している事が多かった。
今回、当時使っていたタイヤをいくつか紹介するが、自分が仕事で使っていたタイヤは2000年代に出ていた当時の物なので話半分で読んで頂けたらと思います。
タイヤも仕事で使っていたのがバイアスタイヤで、ラジアルタイヤも書いてみるが当時周りで使っていた人の聞いた印象等を書いていこうかと。
ダンロップ
K505

このタイヤはバリオスを買った当初から着いてたタイヤで、バリオスの純正指定のタイヤ。
このタイヤの印象はバリオス買った当初は全く覚えてなくてただ普通に走らせていたが、バイク便を始めてすぐにタイヤを替えてしまい、その後ライテク等を身に付けた後に色々タイヤを履き替えてタイヤの違いを経験した中で純正指定タイヤがどんなのだったか再確認する意味で改めて履き替えたが、あまりに曲がらないタイヤでびっくりした記憶がある。
その前に履いたタイヤが同じダンロップのGT501だが、ツーリングタイヤで同じバイアスタイヤでも旋回性が高かったが、このタイヤは旋回性が低くて一昔前の性能差を実感した覚えがある。
当時は旋回性を重視した走り方をしていたが、タイヤの性格上そういう走り方には向いてないタイヤだった。
ちなみにVFR750Pの純正タイヤでもあって白バイ隊員はこのタイヤで攻めた走りをしていたから、要はテクニック次第になる。
触った感じは固く耐久性の高いタイヤだとは思うが、耐久性を測る前にぶつけられて廃車になったから何km持つかはわからない。
個人的にはタイヤパターンが好きで、今の自分の走り方にはマッチしているかもしれない。
もし機会があればまた履いてみたいタイヤでもある。
ちなみに写真は改めて履き替えた際に当時のガラケーで撮った写真。
ピレリ
スポーツデーモン

バリオス買ってから初めて交換したタイヤ。
バリオス買った当初に着いてたK505はひび割れが酷くなっていたのもあり、バイク便を始めるのを決まってすぐに交換した。
当時は都内に住んでいてよく環八を下って、当時世田谷にあったバイク用品店のナップスにバイク関係の物を買っていて
タイヤ交換を考えていた際に奇抜なパターンに目を奪われて他のタイヤより若干割高だったが、スポーツデーモンを選んだ。
交換した後の第一印象は同じサイズなのに不思議とリアタイヤがひと回り細く見えた。
その後走り出しての印象は、最初交差点曲がった瞬間の旋回性が激変して車体がパタンとクイックに曲がってびっくりした覚えがある。
タイヤ特性の違いを初めてそこで実感した。
その後バイク便を始めて都心を中心に走っていたが、旋回性が高く曲がるたびに気持ちがよかった。
グリップも良く耐久性もあって3万km弱でスリップサイン手前まで使っていた。
ただ、次に履いたタイヤと比べるとタイヤがゴツゴツした感じがあって疲れやすかったのが印象に残っている。
ちなみにバイク便始めて自己紹介した際に、ベテランの人にタイヤをまじまじと見られて「贅沢なタイヤ履いてるなぁ(笑)」と笑われた。
ブリヂストン
BT-45

スポーツデーモンの次に初めて履いた本格的なツーリングバイアスタイヤ。
同じ世田谷のナップスで交換した後に、以前と同じ交差点で曲がった際BT-45で曲がると旋回性がゆったりした印象で、スポーツデーモンと真逆の印象で逆にびっくりした。
このタイヤは現行のバイクだけじゃなく、70〜80年代の旧車等に合わせたサイズが豊富にあるのも特徴だった。
バイク便御用達のタイヤでもあり、周りに履いているバイク便も多かった。
耐久性も高く、都心の街乗り中心の走り方で3万km強走った。
しかもスポーツデーモンはゴツゴツしていたせいか疲れが残りやすかったが、このタイヤは1日中走った後にもかかわらず疲れが以前に比べて軽減したのが印象的で、タイヤで疲労感を変わるのを初めて実感した。
バリオスだけじゃなく、CBにも履かせてバイク便卒業時に履いていたタイヤでもある。
今はBT-46と進化したが、パターンが基本的に同じでフロントタイヤの回転方向が変わったくらい。
もし今17インチのバイアスタイヤサイズのバイクに乗ってるとしたら、BT-46一択にすると思う。
ダンロップ
GT501

BT-45の次に履いたタイヤ。
これもバイク便御用達タイヤで、当時BT-45と双璧をなしていてバイク便界隈では17インチバイアスタイヤだと大体BT-45かGT501を履いていた。
比率的には若干GT501を履いているバイク便が多かったように思う。
確か当時BT-45よりGT501の方が僅かに安かった記憶があり、それも関係しているのかもしれない。
タイヤの性能としては同じようにナップスで交換した後に交差点で曲がる際、BT-45より旋回性が高くなった印象だが、スポーツデーモンほどではないといった感じで、BT-45とスポーツデーモンの中間といった印象がある。
耐久性は3万km弱で耐久性はBT-45に分がある。
あとフロントタイヤが減るとわかりやすいくらいに操安性が落ちやすい。
BT-45は減っていても、極端に操安性が落ちる訳ではなく緩やかに落ちていく印象だったが、GT501はそれが如実にわかりやすく出る。
どのタイヤも減れば操安性は落ちるが、BT-45とは真逆の印象を受けた。
タイヤの性能としてはごく平均的といった印象だが、個人的にはBT-45の方が馴染みやすかった。
今はGT601と進化している。
IRC
RX-01

このタイヤは選んで買ったわけではなく、中古でCB400SFを買った際に着いていたタイヤ。
しかも唯一使い切る前に他のタイヤに交換してしまったタイヤでもある。
何故使い切る前に交換してしまったのかと言うと、コンビニや駐車場の低い段差に乗り上げる際にフロントタイヤが潰れ過ぎなのかホイールが段差にガツン!と当たる感触があったからだった。
最初はパンクしているのかとびっくりしたが、タイヤ周辺を見ても異物が刺さってる訳ではなく、空気圧を見ても規定値で触った感じも違和感が全く無かった。
古いタイヤなのかと思ったが製造年月を確認したらちょうど買った1年前の製造年月で古くは無かった。
通常走行に全く不満が無くグリップや旋回性も良かったが、ゆっくり段差を乗り上げてはいたもののたまにホイールが当たる感触だけがどうしても変わらず我慢の限界で使い切る前に交換した。
見えないところでホイールが歪んでいる可能性もあって、タイヤ交換の際にバイク屋の店長とホイールを見たが歪んでいる感じは見受けられずタイヤも普通に組む事が出来た。
たまたまホイールとタイヤがマッチしていなかったのか…?
今でも理由はわからずじまいになっている。
タイヤの耐久性はわからないがタイヤの性能は良い印象は持っていてホイールに当たる感触が無ければ使い切っていた。
ちなみに交換した後は、ホイールが当たる感触は一切無くなった。
IRC
GP-210

ブリヂストン
BW-201/202

ダンロップ
D604
オフロードバイクで仕事している人は大体、上記のオンロード寄りのタイヤを履いていた。
各個人の好みもあるが評判が良いのがIRCのGP-210で、耐久性が優れていて評判が良かった。
GP-210は今でもKLXに履かせていて走り方にもよるが現段階でリアタイヤは4万kmで交換、フロントタイヤは現時点で64000km以上使用している。
だだ、フロントタイヤはひび割れが出ているのもあり、近々交換予定になる。
ブリヂストンも評判は良いが値段が若干割高なのとIRCに比べたら耐久性が少し落ちるらしい。
ダンロップは普段走りには良いが耐久性が上記の2つよりいまいちらしい。
次にラジアルタイヤの事を書いてみるが、ラジアルタイヤのバイクで仕事をした事が無く、当時聞いた話の個人の感想なのであくまでも話半分で読んでもらえたらと思います。
ミシュラン
パイロットロード

パイロットロード2
大型バイクやラジアルタイヤサイズのバイクで仕事をしている人の評判が良かったのが、ミシュランのパイロットロードシリーズだった。
他の国産ツーリングラジアルより持ちが良く、タイヤが摩耗しても操安性が落ちにくいらしい。
耐久性は車体の重さやパワー、走り方によって差はあるが大体25000km前後らしく当時の国産タイヤより持ちが良いらしい。
当時の国産ツーリングタイヤだと
ブリヂストン
BT-020

ダンロップ
GPR-100

等があったが、これらのタイヤも悪くはないが大体仕事が出来るベテランの人は割高でもパイロットロードシリーズを選んでいた。
個人的にミシュランのタイヤは履いた事が無く、バイアスタイヤでも唯一ミシュランのタイヤだけ履いてない。
当時パイロットアクティブというバイアスタイヤがあった。

だが当時バイク用品店に置いて無く、履く機会が全くなかった。
だいぶ前に廃盤になり、今はパイロットストリートからパイロットストリート2が出ている。
バイク用品店では前後セットで置いてある事がよくあり、単体で買うより安い場合が多くバリオスとCB400SF(NC31)は同じタイヤサイズ(フロント110-70-17リア140-70-17)で、当時は前後どちらかがスリップサインに差し掛かると前後セットで交換していた。
次はブレーキ足回り関係の事を書いてみようかと。