1975年式 グランドファミリアAP GFⅡ(4MT)
大阪府のオーナーさんが30数年間愛用されていたクルマを2009年10月に譲り受けました。
以前本家ブログにコメントを頂き、メールをしたことがあったのですが、エンジン不調に加え、ウォーターポンプからの水漏れが重なり、長年お世話になっていたモータース屋さんから『正常に稼動させることが困難』と告げられ、オーナーさんも代替を決意されたことをメールでお便りを頂きました。
まだ手を入れてやれば走れるのに、このままではスクラップにされてしまうと思ったので、思い切って譲渡を申し出たところ、『引き取りに来られるなら無料でお譲りします』と言うことになりましたので、積載車で引き取りに伺いました。
今後の予定は未定ですが、何とか早期に路上復帰させてあげたいと思っています。
ちなみにグランドファミリアは、サバンナと共通のボディにレシプロエンジンを搭載した兄弟車で、フロントマスクとテールランプ等が違う他は、足回りや内装等の主要メカニズムはサバンナと共用しています。
弊グランドファミリアは、シリーズ中でもトップグレードのGFⅡで、エンジンは1600ccのSOHCエンジンが搭載されています。
グランドファミリアAPの『AP』は、Anti-Pollution(アンチポリューション=公害対策)の頭文字を取ったもので、サーマルリアクター方式による 当時としては画期的な公害対策システムを搭載し、昭和50年の排ガス規制に対応しています。
ちなみに、ロータリーエンジンのアンチポリューションシステムは『REAPS』(リープス)と呼ばれていましたが、レシプロエンジンの方は『CEAPS』(シープス)と呼んでいました。
■Tuning&Other
基本的にノーマルです。
タイヤ:スタッドレスタイヤ(185/70R13)
ホイール:ビックルーチェ純正(ゴールド色替)
その他:サンデン製ロータリーエアコン
三菱カーナビゲーション
鉄工所製ステンレスマフラー(特注)
ボディカラー :色替ホワイト(元色:コンコルドシルバーメタリック)
【グランドファミリアの登録台数と残存台数】(46年~53年)
当時の登録:259,098台
2011年現在: 46台
2011年現在のナンバー付き車両の現存数は46台で、生存率は僅か0.02%です。
2ドアクーペ
当時の登録:76,798台
生存 : 11台
生存率 : 0.01%
4ドアセダン
当時の登録:182,300台
生存 : 35台
生存率 : 0.02%
ちなみに弊グランドファミリアは、2009年に一時抹消していますので、この台数に入っていません。
■各グレード毎の現存数
2ドアクーペ
FX:5台(46年1台、51年4台)
GF:3台(46.47,50年各1台ずつ)
GFⅡ:3台(49,50,51年各1台ずつ)
4ドアセダン
不明:5台
DX:2台(53,54年各1台ずつ)
GL:12台(47年1台、49年3台、50年4台、51&52年各1台、53年2台)
GLⅡ:6台(47年1台、49年5台)
GL-5:1台(52年)
LX:8台(46年2台、47~50年各1台、52&53年各1台)
STD:1台(47年)