セルモーター 分解整備
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
冬になると1シーズンに1〜2回くらい、エンジン始動直後に「ギャー」っという嫌な音を発していたため、冬になる前に直そうという訳で分解整備してみました。
2
セルモーターは14mmのボルト2本で留まっているだけなので、これを外せば取り出せるはずなのですが、車体上部側にあるボルトがかなり回しにくい位置にあり、写真のような位置から600mmのエクステンションバー(差込口9.5mmでは力が逃げるため無理。12.7mmだと回りました。)を介して取り外す必要があります。
ボルトは非常に強く締まっており、力一杯いれてもなかなか回りません。ナメる恐れが大変高く、予めナメたボルトやナットを緩める事が出来るトルネードソケットなどを用意しておくといいと思います。
3
ボルト2本外したらセルモーターを移動させて、カプラー(50端子)とバッテリー(+)と繋がっている端子(C端子 12mmナット)を外せば完全にフリーになります。※バッテリー(-)端子を外しておかないとショートしますので注意。
4
取り出しも一苦労で、写真のようにエンジンとメンバーの隙間から無理矢理出しました。5分もかからなかったと思いますが、車によっては取り出すのが困難な車もあるかもしれません。
5
部屋に持ち帰り、早速中を開けバラバラにします。黒い粉が沢山出てきました。
6
整備書によれば、ブラシは基準値が9mm 限界値が4mmと記載されていましたが、このセルモーターのブラシは長い物で4mm短い物では1.5mmしかありませんでした。無論ブラシの交換が必要でしたが、一旦はこのまま使い部品が届けば新しい物と交換するとことしました。ブラシはamazonでも売っていましたので、今回はamazonで購入しました。
7
パーツクリーナー等で全て綺麗にしたあと、必要な箇所にはグリスアップを施します。
アーマチュアの端子は耐水ペーパーで綺麗にしました。酸化皮膜が取れると綺麗な銅色が輝きます。
8
組み立ての際にスナップリング(8mm)は再利用出来ないので予め用意する必要があります。これがが無いと組み立てが出来てもブラシの長さによっては電気が導通しません。
品質は純正品が1番なのは間違いないのですが、ほぼ同じ物をホームセンターで購入することも出来ます。またスナップリングプライヤーがないと取り付けは困難です。
組み立てが完了したら逆の手順で車体に取り付けて行きます。取り付けは、外すよりもかなり簡単でした。
分解整備後はセルモーターが回復したのがよくわかりました。エンジンの掛かりが早くなり、音も静かになりました。かけ終わった瞬間だけはまるで新車の様です。笑
追記:写真は購入した新品のブラシです。新品は10mmくらいあります。Amazonでは日数がかかり過ぎなのと、価格が高かったので結局、部品共販で購入しました。
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